「自分の言葉で伝える」とは

2010-06-02 16:14:49 | 日記



最近続いて次のような出来事がありました。


●中2女子 「先生、家にノート、忘れてきました」

●中3男子 「先生、この前配られたプリント、どこにいったかわからなくなりました」


どちらもおかしい言い方ですよね?

「家にノートを忘れた」

「プリントをなくした」


だから何だというのでしょう?

こういう時は、例えば

●中2 「だから家に取りに帰っていよいですか?」とか、「今日だけ白紙の紙を下さい」というか、そのどちらかでしょう。

●中3 「すみません。今度から気をつけますから、もう一度同じものを下さい」と改めて頼んでくるべきではないでしょうか。


この場合、初めの言い方でおしまい、後は黙りこくる、では、いずれも「だから、何?」と訊き返される言い方ですよね。

学習塾は、勉強をする場です。

でもそれは、ただワークを開いて問題を解くだけの場所ではありません。

自分は何が分からないのか、何を説明して欲しいのか、講師に何をして欲しいのか、などといったことを自分の言葉で的確に伝えることも、勉強の効率を高めるために必要なことです。

「遠慮」で言えないなら、そんな遠慮の仕方は不要ですし、自分の言葉で伝えられないなら、それは自らの努力で克服するしかありません。

いつでもどこでも相手の方が先回りして手を打ってくれるとは限らないのですから。



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