ああ勘違い

2010-06-21 15:43:45 | 日記
殆どの公立中学校では現在二期制をとっていますので、先週くらいには終了した前期中間試験の次の試験というと、夏休み明け、9月初旬になります。

ところで、夏休み前には、学校で生徒と先生の二者面談または保護者を交えた三者面談が行われます。

これで思い出すことがあります。

去年、複数の受験生が、この面談の場で次のようなことを先生から言われました。


「前期中間テストでは頑張ったね。この調子で頑張れば、前期の成績で、●●は3から4になるよとか


これでいい気になってしまった子もいて、そういう子は「そうか、この調子でいけば成績が上がるんだ」

などという部分だけをピックアップしてしまい、それからはあまり塾の先生の言うことを聞こうとしなくなりました。

塾の先生は、「学校の先生があなたに言ったことの意味を間違って解釈しないように。『この調子でいけば』というのは、決して『今のやり方のままでいけば』という意味ではないんだよ」

ところが、一度先生の言葉の意味を自己流に解釈してしまった本人にとっては、塾の先生の言葉はむしろ「自分を正し評価してくれない発言」に聞こえたらしく、「いいにいいの」などと言う始末で、すっかりふやけモードになってしまいました。

それは行動にもはっきりと現れて、夏休み明けにはすぐに試験が待っているというのに、そして、自身が受験生であるというのに、「今日は花火大会に行くから」とか、「今日はお祭りがあるから」などと言っては塾の授業を休みました。

勿論、そういうふらついたところのない生徒も多く居て、彼ら・彼女らはこの間もしっかりと腰を落ち着けて「今やるべきこと」を粛々とやっていましたので、その差は歴然で、そういう状態で迎えた前期末試験の結果が残酷なまでの差を浮き彫りにしました。


このときになって初めて塾の先生の忠告の意味を悟った本人でしたが、時すでに遅しとはまさにこのことで、中学3年生のたった3回の定期テストのうちの貴重な1回をこうしてしくじってしまったという、これは紛れも無い実話です。



●ACSアカデミーはこちら●
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする