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アトム化する街で夕飯の弁当を買う~数日前の呟きから

2012年08月13日 22時54分22秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
   

通勤の乗換駅周辺は下町再開発で大阪市内でも断トツの一人暮らしに優しい街に。深夜営業スーパーに百均、コインランドリー。外食チェーン乱立、地場の飲食店やホカ弁・マクド・ミスドと競争。コンビニも多い。夜8時過ぎるとラーメン屋位しか開いていない自宅周辺とは大違い。但し治安面で不安も。この前もローソンに強盗。

そんな街にまたホカ弁屋が新装開店。もの珍しさもありチラシを持帰り親父に見せる。もうこれで毎日の夕飯も賄おうと。好きな時に買えるので宅配よりも便利。考え込む親父。そりゃあ昔の様な一家団欒の夕飯の方が良いに決まっている。でも母亡き今となってはとても無理。親学や食育や家庭の躾なぞ一体どこの国の話か。

昨日早速そのホカ弁を夕飯に買ってきた。ヘルシーな和食中心のバランス弁当にしたが、幾らヘルシーでも量が少な過ぎ。それで500円、追加のおにぎりも含めれば657円も。味はまずまずだったが、これでは外食と変わらない。

 この数日前の呟きについて、当該乗換駅周辺の場所を教えて欲しいとの問い合わせがありましたので、お答えしておきます。
 それは大阪市西成区の天下茶屋です。かつてのNHK朝ドラ「二人っ子」の舞台となった街でもあります。
 天下茶屋の地名の由来は、昔ここにあった茶屋に豊臣秀吉が立ち寄った事から、天下人(秀吉)の茶屋から転じたものだそうです。かつてはのどかな農村だったのが、明治末期から大正にかけて、大阪市域の拡大とともに急速に開発が進みました。
 そんな由緒ある街も、昨今は乗換駅(天下茶屋)東側に広がる昔からの商店街は寂れ、西側のショッピングモールや国道26号線沿いの地下鉄駅(岸里)・西成区役所の周辺にコンビニ・ホカ弁屋・外食チェーン(すき家・王将・松屋・吉野家・めし屋食堂など)が乱立し、互いに凌ぎを削っています。
 乗換駅乗降客の大半は精々駅前のスーパーを利用するのみで、後は岸里駅に流れる人々が26号線沿いの店舗を利用。昔からの商店街は、どちらの恩恵にもあやかれず、地域と共に衰退するのみ。正に新自由主義の象徴みたいな街です。
 あいりん地区が近くにあり、4世帯に1世帯が生活保護受給という事で、とかく話題になる事の多い西成区ですが、これは決して当該地域だけの問題ではありません。消費増税とは裏腹に先細りする福祉、自殺者も年間3万人を超える中で、一家団欒も失われていく。寧ろ日本全体が「西成化」していっていると捉えるべきでしょう。

※上記写真の左側2葉が天下茶屋駅東側の商店街、同じく右側2葉が同西側のショッピングモール。
コメント
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