今日は定例の腰痛治療日でした。実家近くの鍼灸院で1時間半みっちりマンツーマンで治療して貰いました。治療中の雑談の中で、最近便秘がちだという話になり、鍼灸師さんから最近の食生活について聞かれました。そこで、昨日の夕飯メニュー(炒飯と味噌汁)を答えると、「ビタミンも蛋白質も不足している。毎日、果汁100%の野菜ジュースを飲み、体重の千分の一の蛋白質を取らなければならない。でないと便秘も腰痛も良くならない」と言われてしまいました。
野菜ジュースは、以前指摘されて以降、それまでのコーヒーを全て取り止め、野菜ジュースに切り替えたので、まだ何とか摂取出来ています。それでも、まだまだ不足気味ですが。問題は蛋白質の方です。
私の体重は約45キログラムなので、その千分の一の45グラムの蛋白質を毎日取らなければならない事になります。しかも、これは純粋な蛋白質の量であって、食材全体の量ではありません。肉類でも純粋な蛋白質の量は全体の20〜25%に過ぎないのだそうです。だから、最低でも、その4倍の180グラムもの蛋白質を毎日摂取しなければならないのです。これは、そんなに簡単に摂取出来る量ではありません。
これでは、スポーツ選手が飲んでいるプロテインでも飲まなければ、必要量の蛋白質は摂取出来ない事になってしまいます。幾ら何でも、そんな味気ない食事は取りたくありません。そこで、帰りに堺市内の阪堺線寺地町駅で途中下車して、銀シャリで有名な「ゲコ亭」で昼食にする事にしました。
「ゲコ亭」には昔も一度立ち寄った事があります。阪堺線の電車道沿いに「ゲコ亭」と大きく書かれたプレハブの平屋があるので、場所はすぐに分かります。但し、現在はこのプレハブはテイクアウト専門店に変わっていて、本店の大衆食堂は交差点の角を曲った所にあります。流石に有名店だけあって、今日の日曜日も、雨天にも関わらず黒山の人盛りでした。
「ゲコ亭」のご主人は銀シャリ作り一筋でやって来たので、銀シャリの美味さには定評があります。店の売りはあくまで銀シャリです。美味しいお米が手に入らなければお店を開けません。それほどの徹底ぶりなので、銀シャリが無くなる午後2時にはもう店仕舞いしてしまいます。
しかし、オカズの値段が高いのが玉にキズです。味噌汁1杯100円、白ご飯1杯150円、卵焼き1個200円は他の大衆食堂とも余り変わりませんが、問題は他のオカズです。丸皿のオカズでも1皿200円ないし250円、角皿のお皿に至っては1皿500円もします。
だから、最初はご飯と味噌汁、丸皿のオカズだけにしようと思っていました。しかし、丸皿のお皿はどれもスーパーで売っている惣菜パックの様なオカズばかり。それに対し、角皿のオカズの豪華な事!魚介類が中心のオカズですが、どの魚も丸々とした身が付いていて、尾鰭もピンと立っています。こんなオカズはスーパーの惣菜コーナーには置いていません。そのオカズの誘惑に負けてしまい、ワンコイン弁当と同じ値段もする、1皿500円ものオカズに遂に手を出してしまいました…。
私は白ご飯と卵焼き、菜っ葉の煮浸しとブリの照り煮を注文しました。菜っ葉の煮浸しは丸皿、ブリの照り煮は角皿です。何とか千円以内に出費を抑えたかったのですが、やはりそれは無理でした。最終的に昼食一食に1,100円も払う羽目になってしまいました。これでは、先日食べた「宇奈とと」の鰻丼の方が安いです。やはり個人経営の大衆食堂は割高です。これからは大衆食堂で食べる場合でも、定食メニューのあるチェーン店で食べる事にします。
そして、今日の夕食も昨日と同じ料理用ベーコンとピーマンの炒飯でしたが、鍼灸師さんの助言を元に、早速若干手直ししました。
炒飯やレトルト食品は確かに調理が簡単で便利ですが、そればかりだと、どうしても脂肪や炭水化物、塩分ばかりに栄養が偏り、蛋白質やビタミンが不足してしまいます。それを放置していると、身体だけがブクブク太る栄養不足の状態になってしまいます。低所得層に比較的肥満体の人が多く、格差社会の米国で肥満が大問題になっているのも、ひとえにこの為です。
そうならない為に、まず炒飯を炒める時に使うゴマ油や鶏ガラスープの量を若干減らしました。ちょうど最後の一振り分だけゴマ油が残っていたので、それだけを使い切る事にしました。
そして、味噌汁の代わりに、近くのコンビニで餃子とピリ辛胡瓜の漬物を副菜に買って来ました。最初はパックのカット生野菜サラダにしようと思いましたが、一人で食べるには余りにも量が多く、生野菜で保存が効かない事もあり、買うのを諦めました。その代わりに、豚肉だけでなく野菜(キャベツ、にんにく、しょうが、ニラ)も入っている餃子を副菜にしました。
ワンルームの一人暮らしで、火力の弱いIHの一口コンロのキッチンと、700ワットの電子レンジ位しか室内には調理器具がないので、余り手の込んだ料理は出来ないのです。(他に電気グリル鍋や電気ケトルもあるにはありますが、たかが夕飯一食作るだけに、一々そんな物まで総動員していたら後片付けが大変ですw)
これで少なくともいつもよりは蛋白質や食物繊維を摂食出来た筈です。ちなみに、今日摂取した料理の栄養価をパックの原材料表示から抜き書きしたら、以下の様になりました。
●炒飯に入れた料理用ベーコン
蛋白質9.7g、脂質11.9g、炭水化物1.1g、食塩相当量1.4g、熱量150kcal。
●副菜の焼き餃子
蛋白質12.0g、脂質16.3g、炭水化物39.2g、食物繊維2.8g、食塩相当量2.7g、熱量346kcal。※ラー油の成分も含んだ推定値。
●副菜のピリ辛胡瓜の醤油漬け
蛋白質2.1g、脂質0.8g、炭水化物5.3g、食塩相当量2.1g、熱量35kcal。
後は炒飯に入れた少量パックのピーマン1個と卵1個、レンチンパックの国産銘柄米200グラムだけです。これらについては原材料表示が手元に無いので栄養価は不明です。
以上、原材料表示が手元にある3品目の蛋白質量を合計したら、9.7グラム+12.0グラム+2.1グラム=23.8グラムとなりました。今日のお昼にゲコ亭で食べた卵焼きやブリ照焼きも含めたら、1日必要量の45グラムはどうにか確保出来たのではないでしょうか?w
今まで保存の効く玉葱・馬鈴薯を常備野菜にしていましたが、これでは炭水化物や糖質の過剰摂取にしかならないと、鍼灸師さんから指摘されました。なので、次からは冷凍のミックスベジタブルを常備野菜にしようと思います。ミックスベジタブル1袋ぐらいなら、製氷室しか冷凍スペースがないワンルームのミニ冷蔵庫でも、何とか保存が出来るでしょうから。
ただ、これだけは、はっきりと言えます。「栄養が偏らないように私も努力しますが、それでも今の給料では、毎日ゲコ亭みたいな食事を取るのは絶対に無理です。普通に働いたら、誰でも飯ぐらい普通に食えるようにして下さい。それも出来ないくせに、GoToトラベルだの、オリンピックだの、都構想だのと、大風呂敷ばかりやたら広げて、人心を惑わせないで下さい」