これが勤務先の物流センター所長に送ったラインメールの全文です。これが我が社の現状です。誤配事故はどの店でやってもダメなのに、「多発店=うるさい店だけ厳重注意しろ」と😆😆😭。以下転載。↓
昨日ぐらいから毎日、バイト朝礼で、135番A店、138番B店、139番C店の3店舗だけ特に誤配防止をやかましく言っているそうですが。そんな事しても無意味だと思います。
何故なら、この隣接3店舗で誤配が多発しているのは、レイアウトの不備や店名類似によるものではないからです。実際に現場を確認すれば誰が見ても分かります。特に分かりにくいレイアウトでもないし、店名も全然似ていません。普通に仕分けしていれば、誤配なんてまず起こりません。
では何が原因か?このエリアを担当する作業員が商品を仕分け間違いするからです。たまたま、その作業員が連続して、その3店舗を仕分けした為に、まるで、その3店舗で誤配が多発しているように思えるだけです。
作業員に問題があるのに、その3店舗だけ誤配しないようにしても、誤配はなくなりません。他の店で誤配が増えるだけです。ピント外れな事ばかり言わないで下さい。
警察が事故多発の交差点に注意喚起の立て看板を設置するのは、交通事故の過去のデータを基に、事故防止を促すからで、これは危険予知として意味のある行為です。実際、事故多発交差点には、見通しが悪かったり、よく交通渋滞したりなど、事故が多発する原因がちゃんと存在するのですから。
でも、うちの会社がやっているのは、それと似て非なる行為です。過去のデータも参照せず、科学的根拠もなしに、たまたま立て続けに誤配が起こったという理由だけで、アリバイ的に「この店だけ特に誤配注意」の看板を掲げるのみ。
しかし、幾らその店舗の仕分け場所を見ても、レイアウトに問題があるようには見えません。隣同士の店名も全然似ていないし。似ている店名なら、43番「東大阪」と141番「新大阪」や、15番「堺」と27番「堺東」のように、他によく似ている店名がいくらでもあるのに、そちらの注意喚起は全然やらない。(注:括弧内は実際の店名を仮称に置き換えたものだが、実際の店名も仮称と同じ程度に似ている)
過去にも、そういった理由で、誤配注意店として、特定の店が名指しされ、実際レイアウトも変更された事があったが、それで誤配が減った報告は皆無。やがて、誤配注意店として名指しされた事実もうやむやに。
以上の理由から、分かりにくいレイアウトや店名類似の不備が原因ではなく、バイト教育の不備が誤配多発の原因である事は明らかです。
いくら新人でもミスしない人は全然ミスしません。それに引き換え、ミスする人はいくらでもミスします。そういう人に通り一遍の注意をしただけではミスは防げません。
ミスが多い人には共通点があります。商品の積み方が雑だったり、確認が疎かだったり、少しの事で気が動転して直ぐにパニックになったり、目の前の事にしか注意が行かずに周囲の状況を冷静に判断出来なかったり。そんな悪い癖を是正するのが個別指導です。
でも、この会社は、そんな個別指導は一切やらない。せいぜい最初に現場配属された時に、カートの取り扱いなどの最低限の説明をするだけ。しかし、それはあくまで最低限の説明でしかありません。最低限の説明だけでは、その人の性格・特性や「悪い癖」を見抜く事は出来ません。
それどころか、酷い場合は、その「最低限の説明」すらせず、「今日こいつ初めてやから宜しく」と、いきなり既存のバイトに新人教育を丸投げするだけ。でも、既存のバイトも自分の作業があるから、本当に最低限の事しか教えられない。これでは、その人の性格に応じた指導や、「悪い癖」の是正なぞ到底無理です。
その上、社員は、外部の派遣会社に人手を頼りながら、「そいつはうちの社員・バイトじゃないから、余りキツくは言えない」と、責任逃れの為に、個別指導を忌避すらします。そんな事なら、最初から外部の派遣会社なんかに頼らず、自社の従業員だけで作業を遂行するようにすれば良いのに。目先の利益だけで、人件費をケチって「安かろう、悪かろう」の労働力ばかり当てにしようとする。
バイトを人として見ずに、単に捨て駒としか見ないから、そんな事になるのです。