アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

住民投票まるわかりパンフを読んで投票に行こう!

2020年10月22日 22時02分00秒 | 都構想・IRカジノ反対!

↑住民投票まるわかりパンフ1ページ(表紙) 11.1都構想STOPで始めよう 希望ある大阪の未来 大阪市がなくなれば二度と戻せません。迷ったら、棄権や白票でなく「反対」しましょう。


↑同パンフ2〜3ページ 「都構想」よりコロナ対策


↑同パンフ4〜5ページ 最大の問題は「くらしが壊されること」です


↑同パンフ6〜7ページ 「都構想」をやめてこそ大阪市はよくなります


↑同パンフ8ページ(裏表紙) 大阪市をなくさず、その力を未来へ ごいっしょに「大阪市廃止は反対」の声を広げてください

遂に都構想反対派のパンフレットが出ました。それが上の「住民投票まるわかりパンフ」です。

今まで維新は大阪府・市政を私物化し、金に物を言わせて賛成派のビラやパンフを洪水のように撒いて来ました。維新は4億円もの金を宣伝費につぎ込んでいます。それに対し、自民党大阪府連が東京の党本部から貰った宣伝費はわずか5千万円。党本部も本音ではカジノ誘致の都構想に賛成なのでしょう。

今まで散々、大阪府・市政を牛耳り、住民説明会でも都構想賛成の宣伝ばかり垂れ流し、「疑問点は市役所職員に聞け」と、まるで大阪市役所を自分たちの下請け扱いするようなビラを撒いておきながら、「既得権益打破」とか「しがらみを断ち切る」とか「身を切る改革」とか、よくも言えたものです。今や維新こそが最大の「既得権益」です。

私は今まで、都構想反対派の宣伝が余りにも低調だったので、「もうやる気あるんかいな?」と思っていました。ところが、この維新の金に物を言わせた物量作戦を前に、俄然闘志が湧いてきました。「そっちが物量作戦で来るなら、こちらはそれを上回る草の根の宣伝戦で、相手を圧倒してやろう」と思うようになりました。

でも、一個人に出来る事には限りがあります。そこで、まずはこの見開き8ページの「住民投票まるわかりパンフ」の紙面を、ブログに丸ごと掲載するようにしました。維新の都構想賛成ビラと読み比べてみて下さい。どちらが本当の事を書いているのか?どちらが「まともなビラ」か?もう一目瞭然です。

維新のビラは、「疑問点は市役所職員に聞け」の「行政私物化」宣伝以外にも、もう突っ込みどころ満載です。つい最近も「住民サービス、グーンとアップ!」と、まるでスーパー玉出の1円セールみたいなビラをまき散らすありさまです。後は「二重行政削減効果」の数字を、何の根拠も示さず適当に列挙するのみ。印象操作で逃げ切ろうとしているのでしょうが、余りにも有権者をバカにしています。

先日、「オフィシャル・シークレット」という映画を観て来ました。この映画は、女性の英国諜報部員が、国連イラク攻撃決議を上げる為に、国連で多数派工作のメール盗聴を指示してきた米国政府のメールをマスコミにリークし、情報漏洩罪に問われた実話を基に描かれています。

確かに情報漏洩は犯罪ですが、本当に悪いのは違法な盗聴を命じた政府です。「確かに公務員は政府の指示に従わなければなりません。しかし、その政府に税金を払っているのは国民です。だから、たとえ政府の命令であっても、国民の利益に反する指示には従いません」と言う女性諜報部員の言葉に、私は心を打たれました。

ところが我が国の政府はどうか?我が大阪府知事や大阪市長はどうか?「選挙で選ばれた総理や知事、市長の命令には従わなければならない」と、まるで「俺様が中心」みたいな事を言っているではありませんか。公務員は、別に総理や知事・市長の為に仕事をしている訳ではありません。国民の為に仕事をしているのです。だから「公僕」「全体の奉仕者」と呼ばれるのです。

それが分かっていたら、「俺様は選挙で選ばれたのだから、皆、俺様の言う事を聞くべきだ」なんて、絶対に言えないはずです。行政の私物化なんて絶対にあり得ないはずです。これ以上、維新による行政私物化を許して良いのか?これ以上の「大阪市破壊」を許して良いのか?それを阻止する最後のチャンスが、11月1日の住民投票です。


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1 コメント

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Unknown (とある一愚民)
2020-10-30 20:34:47
プレカリアート様、ご無沙汰しております。
とある一愚民でございます。

今回の大阪都構想の住民投票、部外者ではありますが私も大いに興味を持っております。
ご承知の通り左派から転向した右派として維新(=大阪市廃止)を支持する立場ですので、その是非を今さらここで議論するつもりはありません。

告示以降、街頭演説や各テレビ局における討論特集など私なりに情報を得ておりましたが、選挙戦終盤に差し掛かった今、まず脳裏に浮かぶのは「賛成側も反対側も議論が致命的に下手」という感想です。

賛成側は「新しい特別区4区体制で劇的な成長を約束する」とバラ色のような未来ばかり説いてデメリットがわかりづらく、一方で反対側は福祉の削減や「大阪市という自治体の消滅がアイデンティティに訴えかけるもの」など情緒論ばかり説いて具体的な未来像を語らず、数値や論拠を示そうにも前提からして全く異なるものを持ち出しているため、まるで議論が噛み合いません。
しかもそれぞれの支持層ともなれば、賛成側は反対側を「自民党と共産党と市役所職員の保守派が利権絡みで結託して、意図的にデマを拡散してでも大阪市を何がなんでも存続させ、維新に詐欺集団の烙印を押そうとする旧態依然の老害集団」と罵倒し、対する反対側は賛成側を「ありもしない二重行政を持ち出していたずらに市職員を老害集団とみなして敵視を煽り、成長と言いつつその実態は粉飾まみれの杜撰な数値とインバウンド頼みのカジノ誘致が柱で市民の生活など後回しにする詐欺集団」と罵倒するなど、互いに相手を徹底的に見下している印象ばかり受けます。

つまるところ、どちらも「貴様らごとき想像を絶するアホの論理など考慮するに値しない、我らの崇高なる論理で徹底的に論破してやるからありがたく思え」という姿勢にしか見えないのです。
だから前提からして喰い違いますし、都構想に関するひとつひとつの報道に激しく噛みつきますし、相手の論拠を全てデマと決めつけ嘘つきのレッテル貼りに必死になる、こんなものが真っ当な議論と言えるわけがありません。

本来、議論というものは相手の主張をまず受け入れ、その論拠を咀嚼し、場合により柔軟に受け入れながら自論を省みて更に練り直し、そして自らの主張を示す、その繰り返しであるべきでしょう。
ところが相手の主張すら受け入れず、「貴様の論拠は全て嘘だ、我らが論理こそ真に正しく云々」なんて、子どもの喧嘩と同じではありませんか。
おそらく「どちらが正しいのかわからない」と言う大阪市民の多くの方も、この辺になんとなく違和感を覚えておられるのではないかと個人的に思うところです。

元来のファシズム的民族性がそうさせるのか、あるいは明治以降の親方日の丸上位下達気質しか知らないからか、そこはここでは掘り下げますまい。
ただ、賛成側か反対側いずれの勝利に終わったとしても、非常に後味の悪い選挙期間として記憶されることでしょう。その責任は賛成側も反対側も等しく負わねばなりません。両成敗です。
終了後は双方にその猛省を願いたいものですが、あんな調子ですから結局どちらも相手のせいにして自らの姿勢など省みることなく、今後も同じように議論になってない議論を繰り返していくのだろうな、とやはり惨憺たる思いになりそうです。
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