アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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地震・津波は天災だが原発事故は100%人災だ

2011年03月14日 23時43分18秒 | 福島の犠牲の上に胡坐をかくな




■視聴推奨ビデオニュースの案内

ニュース・コメンタリー (2011年03月13日)
原発事故・なぜ炉心溶融は起きたか
ゲスト:伴英幸氏(NPO法人原子力資料情報室共同代表)

 東北地方三陸沖を震源とする大地震によって運転を停止した東京電力福島第一原発1号機は原子炉の温度が下がらず、炉心が溶融する重大な事故に発展した。
 枝野官房長官は12日午後9時の会見で放射性物質が大量に漏れ出す可能性は否定する一方で、付近20キロ圏の住民を避難させることを決定している。なぜこのような重大事故が起きたのか。放射能漏れの心配は本当にないのか。ジャーナリストの青木理が原子力問題に詳しい原子力資料情報室の伴英幸に話を聞いた。
 http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001748.php

※このビデオニュースに限り、当該ニュース会員以外の一般の方でも無料で視聴出来ます。私も見て非常に勉強になりました。(上記写真はその画像の一部)


■当該ニュースを観た感想

 福島第一原発の事故は、原子炉格納容器から漏れ出した水蒸気が爆発して、建屋上部を吹き飛ばしたものであって、原子炉を納めた格納容器自体はまだ原型を止めています。その意味では、原子炉が丸ごと吹っ飛んだチェルノブイリ原発の様な最悪の事態だけは、かろうじて避ける事が出来ました。しかし、今も原子炉内では核分裂反応が続いており、いつ何時チェルノブイリの様になるか、依然として予断を許さない事態にあります。
 そもそも、放射能を密閉する為にある格納容器から、容器内の圧力を下げて原子炉自体の爆発を防ぐ為に、放射能汚染のリスクも承知の上で、敢えて水蒸気を放出せざるを得ないという事自体が、今回の事態の深刻さを如実に現しています。
 その意味では、この間の枝野官房長官の記者会見での説明だけでは、本当の深刻さは分かりません。「原子炉自体が吹っ飛んだのではないのでご安心を」としか聞こえないからです。「寸での所で、その最悪の事態だけは避ける事が出来たが、今もいつ何時、最悪の事態が起こるとも限らない」というのが、本当の姿なのに。
 そう思うと、原子力発電の安全性なんて、所詮は画餅にしか過ぎなかったという事を、しみじみ感じます。核燃料を使用した後の再処理技術も確立されていない、謂わば「トイレの無いマンション」の様な欠陥製品でしかない原発を、この火山列島で「地震の巣」の日本に、50余基も乱立させてきたのですから。如何に設計図の上で事故防止システムが作られていようとも、そこに供給する電力や冷却水が止まれば、何も機能しないのと同じです。
 原発は、普通の機械とは違って、緊急自動停止してからが、本当の勝負なのです。自動停止しても原子炉の核分裂反応を止めなければ、暴走を食い止めた事にはなりません。
 如何に予備のシステムを備えようとも、そこへの電力や冷却水の供給がストップしてしまえば、もはやお手上げ。そんな簡単な理屈を、原発推進派が分からなかった筈が無い。これは「想定外」なんかじゃない、充分「想定」出来た事だ。

計画停電について

 それで、今まで散々っぱら、原発への依存を強めておきながら、今さら計画停電もクソもないでしょう。判で押したように、きっちり停電時間に一区切りつける事の出来る仕事なんて、実際には殆ど無いのに。
 大抵の仕事には相手が居る。病院で言えば患者がそうです。停電時間であろうと無かろうと、事故に遭い病気に罹れば、病院のお世話にならざるを得ません。その時になって、「停電時間だから対応出来ません、その時間が過ぎてからまたお越し下さい」と、救命救急士に言わせるつもりか。
 しかも、計画停電の実施が決まったのが前日の夕方で、そこから停電の時間割・地域割りを決めて、ようやく病院に実施の知らせが伝わったのは、夜半21時半頃も回ってからとか。僅かな夜勤・宿直者だけで出来る事なぞ、タカが知れています。それで、早ければ翌日早朝6時頃から停電が始まるのです。これで一体どうしろと言うのか!
 そうして無理やり停電した為に、交通機関も間引き運転しなければならなくなりました。その挙句に、午前中は運行した区間も午後から運休する線区も出てくる始末で。一旦出勤したが最期、帰宅も許されずに、24時間会社に泊まりこんで働けと言うのか?労働者を、人間を一体何だと思っているのか!
 混乱を招いた根本原因は、原発への過度の依存です。そこにメスを入れない限り、また震災の度に、同じ事を繰り返さなければならなくなります。それに、計画停電やるならやるで、こんな付け焼刃の対処法ではなく、もっと他に方法があるのではなかろうか。
 例えば、今もNHK・民放とも震災報道一色だが、判で押したように、どれもこれも同じニュースばかり。同じ震災報道するにしても、放送局や番組によって、違う角度から取材してこそ、初めて言論機関としての役割を果たしたと言えるのに。それが出来ないのなら、一層の事、震災報道はNHKの「大本営発表」に一本化して、民放は放送を休止すればどうか。それだけでも、どれだけ電力消費の節約になるか。(勿論これは半分皮肉ですが)
 また、何故、東京・東北電力の2社だけが計画停電しなければならないのか。全国で電力を融通し合えば、今の様な無用な混乱は避けられるのでないか。

石原慎太郎の「津波は天罰」発言について

 一体どういうつもりで言ったのか、ちょっと理解出来ない。若し自分の家族・知人や、当の自分自身が被災していても、同じ事が言えたのだろうか。絶対に言えないだろう。「こんな腐った世の中や国民なぞ、一思いに津波に流されてしまえ」という事だそうだが、これではオウムの麻原彰晃や、秋葉原無差別殺傷事件の被告や、タリバン・アルカイダの発想と、まるで同じじゃないか。もはや「バカにつける薬はない」としか言いようがない。よくこんな輩が、老醜晒して都知事の座にしがみ付いて来れたものだ。「我欲」って、そのまんま石原慎太郎自身の事じゃないか。

※記事タイトルを、当初の「推奨ビデオニュースの紹介、その他震災関連で幾つか」から、現在のものに変更しました。
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東日本大震災での安否確認

2011年03月13日 00時04分23秒 | 福島の犠牲の上に胡坐をかくな
 昨日11日午後3時前に起こった地震ですが、大阪では震度3、南部など府下の一部では震度4との事でした。
 地震発生当時は、職場で作業中に急に軽いめまいを覚え、おかしいと思った瞬間に、建屋内が揺れているので、そこで初めて地震だと分かりました。職場でも緊急避難指示が出て、全員屋外に脱出。安全確認で異常が見当たらない事が確認され、休憩を挟んで業務再開となりました。その中で、三陸沖を震源とする非常に大規模な地震で、東北地方では大きな被害が出ている事も、携帯でのネット経由で知る事が出来ました。

 こちらの様子は以上ですが、気がかりなのが、関東・東北地方在住のブログ・ネット仲間の中で、今も私の方で安否が確認出来ていない方々です。ブログの書き込み等で既に消息が確認出来た方は除きます。とりあえず順不同に思いつくまま列挙します。若しご無事で、こちらにお知らせする事が出来るのであれば、コメントをお寄せ戴ければと思います。

・イレギュラーずさん(四トロ同窓会二次会掲示板:宮城県在住)
・セクト№7さん(同上)    
・伊東勉さん(“希”動力-袖番号96、伊東勉のページ。:岩手県在住)
・原良一さん(拉致板関連:千葉県在住)
・sinkenさん(イセサキ進研HP:群馬県在住)
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メアこそが「ごまかしとゆすりの名人」だ

2011年03月12日 01時08分44秒 | 戦争・改憲よりも平和・人権
ねがい-Negai(Our Wish)-初音ミク(Miku Hatsune)


●メア日本部長発言録全文(日本語)(沖縄タイムス記事より)

 沖縄の米軍基地は地域の安全保障のために存在する。基地のために土地を提供するのが日米安保条約に基づく日本の責務だ。日米安全保障条約に基づく日米関係は非対称で、日本は米国の犠牲によって利益を得る。米国が攻撃されても日本は米国を守る責務はないが、米国は日本を守らなければならず、日本の人々と財産を保護する。
 集団的自衛権は憲法問題ではなく、政治問題だ。
 1万8千人の米海兵隊と航空部隊が沖縄に駐留している。米国が沖縄に基地を必要とする理由は二つある。既にそこに基地があることと、沖縄は地理的に重要な位置にあることだ。(東アジアの地図を見せながら)、在日米軍の本部は東京にあり、そこは危機において、補給と部隊を調整する兵たん上の中心に位置する。冷戦時に重要な基地だった三沢はロシアに最も近い米軍基地であり、岩国基地は朝鮮半島からわずか30分だ。さらに、沖縄の地理的位置は地域の安全保障にとって重要だ。
 沖縄は中国に朝貢していたが、独立した王国だった。中国の一部になったことはない。米国は1972年まで沖縄を占領した。
 沖縄の人々の怒りや失望は米国でなく日本に向けられている。日本の民主党政権は沖縄を理解していない。日本政府は沖縄とのコミュニケーションのパイプを持っていない。私が沖縄の人と接触しようと提案すると、民主党の関係者は「はい!はい、お願いします」という。自民党の方が現在の民主党政権よりも、沖縄と通じ合い、沖縄の関心を理解している。
 3分の1の人は軍隊がない方が世界はもっと平和になると思っているが、そんな人たちと話し合うのは不可能だ。
 09年の選挙が民主党に政権をもたらした。これは日本では初の政権交代だ。鳩山首相は左派の政治家だ。民主党政権下で、しかも鳩山首相だったにもかかわらず、米国と日本は2+2(外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会)の声明を(昨年)5月に発表することができた。
 〈メア氏は部屋を退出し、彼の2人の同僚が日米の経済関係について講義。メア氏が戻ってきて講義を再開すると、2人の同僚は部屋を出た〉
 米国は普天間飛行場から海兵隊8千人をグアムに移し、米軍の存在感を減らすが、軍事的プレゼンス(存在)は維持し、地域の安全を保障、抑止力を提供する。
 (米軍再編の)ロードマップのもとで日本は移転費を払う。これは日本による実体的な努力のしるしだ。日本の民主党政権は実施を遅らせているが、私は現行案が実施されると確信している。日本政府は沖縄の知事に対して「もしお金が欲しいならサインしろ」と言う必要がある。ほかに海兵隊を持っていく場所はない。日本の民主党は日本本土への施設移設も言ってきているが、日本本土には米軍のための場所はない。
 日本の文化は合意に基づく和の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。
 しかし、彼らは合意と言うが、ここで言う合意とはゆすりで、日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。
 沖縄の主産業は観光だ。農業もあるが、主産業は観光だ。沖縄ではゴーヤー(ニガウリ)も栽培しているが、他県の栽培量の方が多い。沖縄の人は怠惰で栽培できないからだ。
 沖縄は離婚率、出生率、特に婚外子の出生率、飲酒運転率が最も高い。飲酒運転はアルコール度の高い酒を飲む文化に由来する。
 日本に行ったら本音と建前について気を付けるように。言葉と本当の考えが違うということだ。私が沖縄にいたとき、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と言ったところ、沖縄の人は私のオフィスの前で抗議をした。
 沖縄の人はいつも普天間飛行場は世界で最も危険な基地だと言うが、彼らは、それが本当でないと知っている。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港だって同じように危険だ。
 日本の政治家はいつも本音と建前を使う。沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。日本文化はあまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。
 米軍と日本の自衛隊は違った考え方を持っている。米軍はありうる実戦展開に備えて訓練しているが、自衛隊は実際の展開に備えることなく訓練をしている。
 日本人は米軍による夜間訓練に反対しているが、現代の戦争はしばしば夜間に行われるので夜間訓練は必要だ。夜間訓練は抑止力維持に欠くことができない。
 私は日本国憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、米国にとってはよくない。もし日本の憲法が変わると、米国は国益を増進するために日本の土地を使うことができなくなってしまう。日本政府が現在払っている高額の米軍駐留経費負担(おもいやり予算)は米国に利益をもたらしている。米国は日本で非常に得な取り引きをしている。(以上)
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 米国務省ケビン・メア日本部長が昨年12月に米国の大学で行った上記講演内容について。日本政府も本土の商業マスコミも、前原在日献金問題や土肥議員の竹島問題発言については針小棒大に取り上げながら、何故この問題については追及が及び腰なのか?少なくとも在日献金問題については賄賂性はなく、竹島も所詮は無人島の領有権争いにしか過ぎない。それに引き換え沖縄では、今も県民は土地を米軍に強奪され、騒音・墜落事故・基地犯罪の危険に晒され続けているのだ。「国益」や「国家主権」や「国民の安全」を言うのであれば、寧ろこちらの問題こそ優先的に取り上げるべきではないのか。

 メア失言のトンデモさについては、今さら言うまでも無い。
 メアが言う「沖縄に基地が必要な二つの理由」の一つ「既にそこに基地があるから」は、既得権に胡坐をかいた植民地占領意識の表れであり、もう一つの「地理的重要性」も、「金ヅル」の東京や日本を奪われたくないという米国側の身勝手な言い分だ。
 「自民党の方が現在の民主党政権よりも沖縄と通じ合い」云々も、「より長期にわたって政権与党として君臨してきた自民党の方が、アメとムチの使い分けに秀で、ずる賢く立ち回ってきた」という事の裏返しでしかない。
 保守本流ブルジョア「鳩山一族」の一員で、しかも右翼改憲議連メンバーの一人でもある「鳩山が左派」なんてチャンチャラ可笑しいし、航空法で規制されている本土の民間空港と事実上治外法権下にある米軍飛行場を同列視するトンデモさも、今さら言うまでも無い。
 恩着せがましく述べ立てている「普天間からグアムへの海兵隊8千人移転」も、実際に移転するのは僅か2千人かそこら。老朽化した普天間基地を、最新鋭の辺野古・グアムでの新基地に置き換える「火事場の焼け太り」が、真の狙いだ。
 沖縄県民のゴーヤ栽培数や離婚率・飲酒運転率の大小と、米軍駐留の必然性との間には、何の因果関係もない。全然無関係な事柄を持ち出して、ただ難癖を付けているだけにしか過ぎない。
 「ごまかしとゆすりの名人」との物言いも、米国にそっくりそのままお返ししたい。「大量破壊兵器の嘘」で国際世論を欺きイラク戦争をおっ始め、チュニジア・エジプト・サウジアラビア・バーレーン・イエメンの親米独裁政権を陰で支えてきた「ごまかしとゆすりの本家本元」に、他国の事をとやかく言う資格はない。

 ただ、「憲法9条を変えれば、米国の利益のために日本の土地を使用できなくなる」との部分については、「上辺だけは」当たっている。「日本が軍隊を持たない代わりに、米国が日本を守ってやっている」との口実で、日本を軍事的にも政治的にも経済的にも好き勝手に支配出来るからな。但し、「日本の為」なぞではなく、あくまでも「米国の為」だが。
 しかし、そういう形で「憲法9条」の理念を歪めたのが、他ならぬ米国だ。本来、憲法9条の理想は、単に「自国だけが平和でさえあれば良い(一国平和主義)」なぞというエゴイスティックなものではなかった。それは、「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する事を確認する。」との憲法前文の一節からも明らかだ。
 平和憲法制定当時の国民が目指したのは、あくまでも、国際紛争の調停役として今も国連で重要な役割を果たしている、北欧諸国の様な国家だったのだ。その「積極的平和主義」の理想は、今の日米安保・日米同盟体制の下での、「属米・売国」の代償としての「一国平和主義」とは、全く異質なものだ。

 その当初の「積極的平和主義」が、何故「属米・一国平和主義」に堕してしまったのか。偏に、当の米国自身がそれを許さなかったからだろうが。その為に、「憲法9条」が本来有する「積極的平和主義」とは全く相容れない「日米安保・日米同盟」体制を、1952年の対日講和条約発効と抱き合わせて日本に無理やり押し付け、長期保守政権の下で既成事実化を図ってきたのだろうが。
 勿論、それを受け入れてきた日本の歴代保守政権の責任や、それに抗し切れなかった国民の力量不足の問題も当然ある。それでも、あくまで主犯は米国である事には変わりない。その主犯格たる米国が、自分のやって来た事を棚に上げて、徒に日本の政府や国民に、その責任を擦り付ける事は認められない。
 本来ならば今の北欧諸国の様な「積極的平和国家」として再生する筈だった戦後日本の進路を、「属米・一国平和主義」の方向に捻じ曲げられた為に、さも「上辺だけは」当たっているようになってしまったのだ。歪めたのは米国だ。その歪めた当の米国政府当局者の一員たるメイが、さも自国の手柄の様に自慢しているのだ。恰もレイプ犯がレイプを自慢する様に!「盗人猛々しい」とは正にこの事だ。流石は「ごまかしとゆすりの名人」だけの事はある。

(参考記事)
・メア氏差別発言 解任し米の認識改めよ ゆがんだ沖縄観を投影(琉球新報・社説)
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-174331-storytopic-11.html
・[メア氏更迭]一件落着にはならない(沖縄タイムス・社説)
 http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-03-11_15286/
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アルジェリア人の同僚とお近づきになった

2011年03月06日 21時56分20秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 新しい職場に異動して早2週間。一応引き継ぎ期間も終わり、形の上では一人立ちしましたが、忙しい時はまだまだ周囲の社員や先輩バイトの手を借りなければならない状態が続いています。
 今、私が担当しているのはソーター作業と言って、2階から自分のレーンに流れてくる商品を配送先の店舗に振り分ける仕事です。見なければならないのは、あくまでも一つ乃至二つのレーンだけなので、今までの様に、広い作業場の中を駆けずり回る必要はなくなりました。しかし、今度は機械が流す商品のスピードに付いていかなければならないので、逆にシンドクなった面もあります。今までの様に毎日何万歩も歩き回る必要は無くなった代わりに、今度は腕や上半身に取り分け負担がかかるようになりました。
 でも、このご時世に、その程度で仕事を選り好みなぞしていたのでは、何処にも就職出来ません。超早出からは解放されて食堂で飯が食えるようになったし、何よりも前の所とは違い、社員や先輩が丁寧に教えてくれるので助かっています。準備作業が時間外にまで食い込んだりなど納得行かない面もあるものの、それ以外には特に不満はありません。

  
(注)ソーター作業のあらまし:自分の受持ちレーン(写真左上)に流れてきた商品の店名ラベルを見て、更に5~6箇所の店舗に振分け(同じく真ん中)、カゴ車が満タンになったら所定の待機場所に収納(同じく右上)。基本これの繰り返し。

 私が担当しているのは、基本的には上記写真のレーンですが、研修中という事で時々違うレーンに移る場合もあります。先日もそうでして、レーンによって商品の流れ方やカゴ車の収納レイアウトが変わるので、慣れるまで一苦労でした。その時に隣のレーンに入ったのがアルジェリア人の若者でした。その若者の氏名がフランス流だったので、彼がアラブ人だとは最初全然気付きませんでした。隣同士色々教えあううちに、彼がアルジェリア出身だという事を初めて知りました。
 アルジェリア出身という事で、俄然ジャスミン革命の話で盛り上がりました。それからアルジェリアの話になり、1990年の地方選挙でイスラム政党が多数を制したのに軍のクーデターで鎮圧された歴史や、独立戦争の話題にも話が及びました。
 そして翌日も、休憩時間に彼とアルジェリアの話をしました。彼は日本語は普通に喋れるものの、漢字は全然読めないので、昨日自宅のパソコンで印刷した英文のアルジェリア地図を見せて、色々母国の事を聞きました。それによると、生まれたのは西部にあるアルジェリア第二の都市オラン(下記地図参照)で、当地は「国内で最も美しい街」と呼ばれた事や、1830年から1962年まで130年余もフランスの植民地下にあった事、19世紀の民族英雄アブデルカーデルや1954年から始まる独立戦争の話など、色々教えて貰いました。
 ただ、教えて貰ったと言っても、僅か15分間の休憩時間内だけだったので、大まかな話だけで、余り詳しくは聞けませんでしたが。それで二日間ぐらい、その彼と隣同士のレーンで作業しました。

アルジェリアを知るための62章 エリア・スタディーズ
クリエーター情報なし
明石書店

アルジェの戦い [DVD]
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IVC,Ltd.(VC)(D)



 そこで感じたのが、アラブ人の人懐っこさ。私は9時15分から18時15分までの勤務で、その後は12時半からのシフトのアラブ人の彼に作業を引き継がなければなりません。自分の責任範囲を明確にする為に、それまで仕分けしたカゴ車・ドーリーの台数をカウントして彼に引き継ぐのですが、それまでとは違うレーンでの作業で、一部置き場所が分からない分があったので彼に聞こうとしたら、何と彼は自分も仕分け中であるにも関わらず、私のカウント場所までやって来て、台数を数え始めたのです。
 オイオイ、まだコンベヤーも動いていて商品もどんどん流れて来るのに、そこまで私に付き合っている暇なぞ無い筈なのに(冷や汗)。かと言って、彼の言うままの数を書いて申し送ったとしても、一応それは私がやらなければならない作業なので、数え間違えたら私の責任になるし。でも、折角彼がカウントしてくれたものを、また私が数え直して彼の気分を害してしまい、「アラブ人をバカにした」と思われても適わんし。さて、どうしたものか・・・。
 今までブログで偉そうな事も書いてきましたが、実際の私はドメスチックそのものの田舎者でして、外国人と膝突き合わせて一緒に仕事したのはこれが始めてで。でも、これを機に、これからは外国人とも一緒に仕事が出来るように、少しはなったと思います。今までは、送迎バスの車内で中国人のバイトと乗り合わせた事はあっても、一緒に膝突き合わせて仕事をした経験がなかったので。
 そう思うと、ネットでやれ「反日」だの「外国人出て行け」だのと騒いでいる連中って、多分そんな経験がない人ばかりなのだろうと、つくづく思います。否が応でも一緒に仕事をしていかなければならない中で、反日だの何だのと言っていたら、仕事になりません。

 在日コリアンの支持者から個人献金を貰っていたという事で前原外相が辞任するそうですが、この問題についても、何故そこまで大騒ぎになるのか、私には全然理解出来ません。毎年5万円づつ4年間貰っていたとの事ですが、全部合わせてもたった20万円。そんな金額で牛耳られるほどヤワなのですかね、この国は?それが大問題だと言うなら、小沢献金問題や過去のロッキード・リクルート事件は一体どうなのか?まさか外国人献金はダメだが企業献金はOKという事ではないでしょうね。寧ろ、純然たる個人献金の前者よりも企業・団体献金の後者の方が、賄賂性もずっと大きいのに。
 また、外国人の政治関与がダメだと言うなら、普天間問題やらTPPやら対日年次改革要望書やらで、悉く日本を属国扱いしている米国や、企業献金をエサに「法人税下げろ、消費税上げろ」と政治関与しまくっている財界代表の発言は一体何?その最大の「政治関与」を等閑にしたまま、一在日の僅かばかりの個人献金ばかり論うのは、在日差別じゃないのか。在日コリアンが全て北朝鮮の工作員みたいな論調にも、正直言って反感を覚えるし。政治資金規正法違反?そんな出来損ないのザル法の方こそ早く見直せよ。
 私は前原も菅も小沢も民主党も全然支持しませんが、ことこの問題に限って言えば、今回の自民党の対応は、単なる民主党への嫌がらせ、ネガティブ・キャンペーンでしかないと思います。マスコミはどれもこれも、NZ地震と京大受験カンニングの次は、このニュースばかり流していますが、もっと他に取り上げるべきニュースが一杯あるでしょうに。
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もう日本でもジャスミン革命やるっきゃないでしょう!

2011年03月05日 00時00分48秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
庶民シュート・バードレイクス


Oh,Yeah!-バードレイクス


 成果主義、出世競争、年俸制・能力給、ブラック企業、過労死、パワハラ、職場に泊まり込み、そのまま早朝からまた仕事・・・。そんな事は正社員、正規雇用だけに限った話だと思っていた。俗に言う「名ばかり正社員」「名ばかり管理職」というやつだ。
 「もうそんな目に遭うのはコリゴリだ」「今後は絶対に会社や組織の奴隷にはならない」と肝に銘じ、敢えて正規雇用から背を向け、非正規のアルバイトとして、どうにか食い繋いできた。そして、「会社は会社、俺は俺」と割り切る事で、俺を過労死寸前まで追い込んだ企業社会や新自由主義・資本主義を、逆に見返してやった気分にもなっていた。
 でも、それも所詮は幻想でしかなかった。今までは主に正社員だけの世界に限られていた(と勝手に思い込んでいた)、過労死やブラック企業といった言葉が、アルバイトの世界にもどんどん忍び寄ってきた。
 嘘だと思うなら、一度でも佐川急便やクロネコヤマトの宅急便仕分け作業を経験してみたら良い。或いは、マクドナルドや「すき家」のバイト・クルーをやってみたら良い。ミスの許されない仕事を、秒単位で追求されるから。そしてモノの様にこき使われた挙げ句に、ご用済みになれば簡単にポイだ。フリーターが無責任やお気楽人生の代名詞みたいに言われたのは、もう何十年も前の話。
 もうどこにも逃げ場所はない。正社員にもフリーターにも。これでは、好むと好まざるとに関わらず、もう各人各様に闘わざるを得ないじゃないか。この日本でも、ジャスミン革命やるっきゃないじゃないか。


※ミクシイの中で、バードレイクスというバンドの存在を知りました。そのバンドの曲も薦められて幾つか聴くうちに、上記の詩が即興で頭に思い浮かんできたので、柄にもなく文章にしてみました。
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2・20アメリカ大使館前での弾圧を許さない

2011年03月02日 19時39分16秒 | 監視カメラよりも自由な社会に
 まず最初に我が身の不明を恥じます。如何に身辺異動と新しい職場に慣れるのに忙しかったと言えども、また、如何にマスコミが報じなかったと言えども、この様な重大な人権弾圧を見過ごしていた事について。
 確かにエジプトやリビアでの民主革命のニュースも大事です。民主化の波が中国や北朝鮮にも伝わって欲しいと思います。でも、この日本国内で今も進行している人権侵害の現実を抜きにして、リビアも北朝鮮もないでしょう。それでは、リビアや北朝鮮の人々はどこまで行っても「哀れみ」の対象でしかなく、「そんな遅れた国々に生まれなくて良かった」という「差別意識」の裏返しでしかない。
 そんな姿勢では、リビアや北朝鮮の人々とも本当に連帯する事は出来ません。身近な職場や自国内における人権侵害からも目を背けないでこそ、初めて「憐憫」ではなく本物の「弾圧への怒り」や「解放への連帯」が湧き起こってくると思います。
 その自戒も込めて、遅くなりましたが2.20アメリカ大使館前弾圧救援会(アメ大救)からの以下の転送・転載要請を紹介します。


■■2.20アメリカ大使館前での弾圧に対する抗議声明(映像・カンパ口座追加しました)■■

02.20アメリカ大使館前(JTビル前)での弾圧


★★★転送・転載お願いします★★★

 2月20日15時45分ごろ、アメリカ大使館申し入れ行動の参加者2名を赤坂警察署が不当逮捕しました。私たち救援会は主催者から事態を以下のように把握し、強く抗議したいと思います。
 沖縄・高江では昨年末から米軍ヘリパッド建設工事が強行され、2月は連日、沖縄防衛局が押し寄せ座り込み参加者がケガをする事態にまでなりました。そこで主催者の「沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会」らは1月から3回に渡って東京のアメリカ大使館へ抗議申し入れ行動を行い、2月20日当日は大使館の目の前を通り申し入れするデモを計画していました。
 http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/
 しかし東京都公安委員会が直前になって集合場所・デモコース・解散場所を全て変更する暴挙を行い、当日も異常なまでの警備体制をしき参加者への妨害や挑発を繰り返していました。そこで主催者は大使館への申し入れ行動のみに切り替えました。申し入れのアポイントは大使館に当日16時で取れており、赤坂警察も「大使館手前のJTビル前まで全員行って良い」と合意したからです。
 ところがJTビル前に到着したところ、赤坂警察が参加者の行く手をふさぎ、いきなり「解散しろ」と圧力をかけてきました。そして参加者に襲いかかって2人を不当逮捕しました。
 映像を見てください。
 http://www.youtube.com/watch?v=OnwiaVSQ1ig
 1人目は道に押し倒され、髪の毛をつかんで引きずりまわされるなどの暴行を受けました。2人目も強引に引きずられて全身に擦り傷と打撲を負いました。その際2人目が逮捕容疑を問いただした所、赤坂警察は「理由なんて後で良いんだ」と法治国家を根底から否定する暴言を吐きました。市民の正当な権利である申し入れ行動を暴力で弾圧することは絶対に許されません。
 不当逮捕後も赤坂警察は差し入れと抗議に行こうとした参加者を赤坂警察署の手前で何の法的根拠もなく2時間以上も止め続けました。ここでも赤坂警察は「また持ってっても(さらに逮捕しても)いいんだぞ」と脅しをかけてきました。そして弁護士が来ても、取調べは終わっているのに「取調べ中」とウソをついて1時間近くも弁護士の接見を妨害しました。そして差し入れすらさせませんでした。
 アメリカ大使館は今回の申し入れ書の受け取りを拒否しました。これまでアメリカ大使館は赤坂警察と緊密に連携しながら、「申し入れの警備は全て赤坂警察に任せている」と発言しています。この不当逮捕の責任は赤坂警察とアメリカ大使館、ひいては沖縄に基地を押し付けて反対する全ての声を押さえつける日米両政府にあります。何が何でも沖縄・高江に注目を集めさせないための弾圧であることは明らかです。
 私たち救援会は不当逮捕に断固抗議し、二人の仲間を今すぐ釈放することを求めます。
 みなさまへの幅広い連帯を呼びかけます。

 2011年2月20日 「2.20アメリカ大使館前弾圧救援会」

★抗議行動の呼びかけ

 日本国内の方へ:
 不当逮捕の責任者に抗議行動をぜひ。
 赤坂警察署:
 03-3475-0110 begin_of_the_skype_highlighting
 03-3475-0110 end_of_the_skype_highlighting
 アメリカ大使館:03-3224-5000
 高江基地問題への抗議は
 防衛省:03-5366-3111 沖縄防衛局:098-921-8131    
 他国の方へ:みなさんの国の日本大使館、アメリカ大使館への抗議行動をぜひ。

★救援カンパのお願い(正式に開設後の口座を載せています)

 弁護士費用をはじめとする諸経費のために、どうかカンパをお願いいたします。
 郵便振替用紙に「2.20アメ大Q」とお書きいただき、以下へお振り込みください。
 振込先;ゆうちょ振替
 口座番号:00140ー2ー750198
 口座名称:ミンナノキュー
※他銀行からのふりこみの場合
 019(ゼロイチキュウ)店 当座 0750198


■■3月3日16時半~「勾留理由開示公判」を行います!ぜひ傍聴を(東京地裁429法廷)■■

★★★転送・転載大歓迎★★★

 3月3日(木)16時30分より、霞ヶ関の東京地裁429法廷にて、勾留理由開示公判が開かれます。傍聴席が20席と限られているので、事前に傍聴券が配布されるかもしれません。15時半に東京地裁正門にお集まりください。
 当該と弁護士の陳述によって、裁判所に対して不当な勾留の理由を問いただす場です。当該を励まし、一日も早い釈放を勝ち取る機会ですので、ぜひ皆様お集まりください、傍聴席を埋め尽くしましょう!
(※なお、この日までに釈放される可能性もあります。その場合公判は中止になります、ブログで釈放とともにお知らせしますのでご確認下さい)
 高江でのたたかいは続いています。そして不当逮捕された仲間も留置施設内でたたかっています。2号は不当逮捕に抗議して第一次勾留決定までハンストを続けていました。そして今は勾留決定に抗議して朝晩の点呼の拒否と、毎日の取り調べの拒否をしています。1号も若い仲間に負けずにがんばっています。不当な弾圧を許さないという多くの人々の熱い支援と注目で、一日も早い奪還を勝ち取りたいと思います。

 2.20アメリカ大使館前弾圧救援会blog:http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/
 救援会の抗議声明:http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/20110220
 参考:勾留理由開示って何?(wiki)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%BE%E7%95%99#.E5.8B.BE.E7.95.99.E7.90.86.E7.94.B1.E9.96.8B.E7.A4.BA



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告知情報:3・8緊急講演会「エジプト革命と中東情勢」@大阪

2011年03月01日 22時54分13秒 | その他の国際問題
※先に紹介したスタディー★カフェの取り組みに引き続き、下記の取り組みも紹介しておきます。生憎私は、新しい異動先では仕事の終わりが早くて18時15分なので、どちらのイベントにも参加できませんが。

★―――★―――★―――★―――★―――★―――★
 3・8緊急講演会「エジプト革命と中東情勢」
 講師: 板垣雄三 (東京大学名誉教授)
★―――★―――★―――★―――★―――★―――★

日時 ● 2011 年 3 月 8 日 (火) 午後 6 時 30 分~ 9 時
会場 ● エルおおさか 709 号室(京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m )
    http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html
* * *
チュニジア、そしてエジプトで続いて起きた親米独裁政権の崩壊は、大国の押し付ける抑圧政治から自立しようとする「中東」の人びとの欲求と実力を鮮やかに印象付けるものでした。

この若者を中心とした草の根のエネルギーの連鎖は、この地域における民主化の最大の障害ともいえるイスラエルによるパレスチナ占領の現状にも大きな影響を与えるものと考えられます。

今回の講演会では、半世紀以上にわたり、パレスチナを中心とする中東研究に精力的に従事してこられた板垣雄三氏に、この間の民衆革命の背景と今後の展望について語って頂きたいと思います。

植民地主義の遺制・発想から脱却し、自立を求めるアラブ民衆の歴史的な闘いから、日本に暮らす私達が何を学ぶべきか、ともに考えたいと思います。ふるってご参加下さい。

参加費 ● 800 円

主催 ● 緊急講演会実行委員会

連絡先 ● 06-7777-4935 (市民共同オフィス SORA )

[呼びかけ団体]

・ ATTAC 関西 http://attac-kansai.com/
・ 関西共同行動 http://www17.plala.or.jp/kyodo
・ パレスチナの平和を考える会 http://palestine-forum.org
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