脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

東京富士美術館でダビンチ展をたのしむ

2015年07月12日 | 私の右脳ライフ
ギックリ腰を抱えながら、ヘッピリ腰での旅の最後は八王子市東京富士美術館です。
朝一番で着いたのですが、多くの方がいらっしゃってびっくりしました。

友人のT橋さんがFBでこの展覧会のことをお知らせくださった時から、展覧会どころか美術館自体、全く知らない情報でしたから、楽しみにしていました。
16世紀初頭、ルネッサンスの立役者のメディチ家に代わってフィレンチェを治めることになったフィレンツェ共和国は、政庁舎(ヴェッキオ宮殿)大会議室の壁画をダビンチに依頼しました。
ダビンチは、いわば群雄割拠の状態だった15世紀のイタリアでミラノ軍と戦いフィレンツェ軍が勝利を収めたアンギアーリの戦いに画想を求め、描き始めます。

油彩で描こうとして失敗。そのうえ、その絵のうえに新しく壁画が描かれたために、今現存しているわけではありません。
ただ公開されていた期間に、多くの画家たちが模写や手本にして作成した作品が多く残っています。
ダビンチの手稿とともに眺めると、ダビンチの非凡さが立ち上ってきます。
その後の芸術の世界に多大な影響を与えたという解説にも納得がいきました。
あまりにもリアルな戦いの場面が続きますから、ちょっと疲れてきました。

日本人ならどうだろうとつい思ってしまいます。以前見た岩佐又兵衛の物語絵巻を思い起こして見ました。凄惨な場面と思ったシーンも、これに比べると戯画っぽかったような。動きの描写のせいか、優しさのある自然描写の背景のせいか、よくはわかりません。
ちょっと疲れてカフェで一休み。

そのあと常設展へ。実は今日の報告はここがメイン!
東京富士美術館はたくさんの西欧絵画を持っているのですね~。
ルネッサンスからロココ、印象派…その展示方法が秀逸。
QRコードを読み取れば、詳しい解説につながるのです。そしてその情報は保存することもできます。

私のiPad miniにはそのアプリがありませんでしたから、休憩室で検討のうえインストールしました。
全部の作品解説を見たいくらいでしたが、時間の制限もあり「腰」も大切にしないといけませんから、かなり諦めました。
こんな美術館の楽しみ方ができるなんて、世の中進んだものですね!



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