脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

6月の右脳訓練ー姉弟会in倉敷

2023年06月22日 | 私の右脳ライフ


ことの起こりは長男です。
長男が投資育成を始めて関係ができた「うなぎのぼり」という会社は、創業100年を超える熊本の老舗うなぎ屋さんが三つのミッションを実現しようと新しく歩みを始めた会社です。
そのミッションが興味深いものです。
1.「串打ち3 年、捌き8 年、焼き一生」といわれるウナギ職人の養成が困難な日本の現状を打破する新技術を開発。最先端テクノロジーも取り入れているとか。
2.老舗の味を全国から世界までに。
3.高齢者に優しいうなぎ屋になる。ハレの食事であるうなぎ文化を絶やさない。



その「うなぎのぼり」が新しいお店を倉敷美観地区に開店することになったそうです。
実は夫は岡山県出身(現在は倉敷市)、姉も弟も倉敷市に住んでいます。姉は倉敷美観地区から車で5分くらいのところに住んでいますから、視察?に合わせて長男が「美智子伯母さんをご招待したい」という話を持ち掛けてくれました。それがこの際だからということで三姉弟夫婦参加計7人の会になったのは、流れというものだったのです。
アイビースクエアロビーで集合。アイビースクエアそのものも私には初体験。





目的の「うな北」は倉敷美観地区の本通りに面していました。


うなぎは確かに表面はパリッと身は柔らかく、見事な焼き加減でした。甘めのたれが、九州育ちの私には懐かしい味でした。
店は間口こそ狭いものの、奥行きがたっぷりしていて何よりも重厚な柱と梁に見とれてしまいました。
使われなくなった店舗を、最小限手を入れてその街並みに溶け込むようにして開店するという気概を感じました。

この三姉弟が揃ったのは、もう10年以上も前、母のお葬式の時だった…
82歳の義兄から73歳の義妹。誰が死んでも、残りのこのメンバーが集まって「寂しくなったねえ」といいながら「それでもいい人生だったよね。立派に生きてくれた」と話すはずです。下のものが先に逝ったら「若いのに…」といいながら「でも、手がかかるようになっても生きたいとは思わなかったはずだから…」と納得するはずです。
私たちもそこまで長く生きてきたということですね。

実はこの話はその場でみんなで口に出して話したことです。
三姉弟、夫婦揃ってみんな元気で会えたなんてすばらしいことと何度も言いましたが、フレンチよりもイタリアンよりも中華よりも、鰻屋さんだったというのが「祝いの席」としてしっくり来たような気がします。そしてうなぎ屋さんのうな重には、料亭いただく懐石料理よりも和やかで喜びの声を掛け合いやすい雰囲気がありますね。
「うなぎのぼり」の目指すものが体験できたような気になりました。

by 高槻絹子



認知症に関して理論的に詳しく知りたい方は、以下のブログもお読みください。


ブログ村

http://health.blogmura.com/bokeboshi/ranking_out.html