伊豆高原に住んでいますから、結構距離はあります。旅程作りが大好きな私としたら夕方に岡山到着でいいのですから、途中の時間を生かしたいくつかのアイディアがひらめきましたが、一路目的地だけ行きたいという夫とは意見が合いません。一足先に私が出発、途中でドッキングするという変則旅から始まりました。
7:20に出発して、伊豆に移る前に住んでいた磐田市の友人を訪ねておしゃべりに花を咲かせました。
8:50出発の夫が乗り込んでいる岡山行き新幹線に浜松から乗車。その乗り換え時間を利用して、懐かしい浜松駅をちょっと見てきました。
7:20に出発して、伊豆に移る前に住んでいた磐田市の友人を訪ねておしゃべりに花を咲かせました。
8:50出発の夫が乗り込んでいる岡山行き新幹線に浜松から乗車。その乗り換え時間を利用して、懐かしい浜松駅をちょっと見てきました。
岡山帰省のもう一つの目的はお墓詣りです。兄弟で幼い頃の話が弾み、父母への何よりの手向になったと思います。これも無事に済ませて、姉弟会。
姉の家でゆっくりして、帰りは弟夫婦と有馬温泉へ寄ります。そこまでが私の担当で、倉敷駅で集合した後はすべて弟の指示通り。なんというらくちんな旅でしょう。電車の乗り換えだけでなく有馬温泉の見どころ、金の湯足湯、温泉街散策、食べ歩き候補まで完璧なリサーチ!
日本一に輝いたジェラート屋さんにも寄りました。
翌朝は窓一面、雲海のプレゼント。誰に頼んだらこんな状況設定ができるのでしょうか!
「翌日はケーブルにちょっと乗って、森の音ミュージアムと隣り合わせの六甲高山植物園に行こうと思うんだけど」
もちろん何の文句もありませんとも。
森の音ミュージアムの演奏会の時刻もチェックしてくれていました♪珍しいバイオリンの自動演奏でした。牧野富太郎博士の直筆植物画が展示されていましたよ。
ヒツジグサの池横のカフェでアイスクリームを食べて散策路を楽しみます。
園芸種でも自然な植栽を生かした散策路が続きます。
ギボウシも北海道で見るような色と形です。
さすが森の音ミュージアム。林に隠れた鳥の頭を撫でると音楽が流れます。
バラはまだまだ咲き誇ってました。
ガーデニングが大好きな義妹が、多分一番楽しみにしていたのが六甲高山植物園でしょう。
靄に霞んで、深い山を歩く風情がありました。
すぐ隣に自動車通があるのですけれど。
とにかくまずヒマラヤの青いケシ!
もしかしたらベストタイミングで会えたのかもしれません。
思い出すだけでも、大阪この花さくや館、越後湯沢アルプスキー場、蓼科湖などで見たことがありますが、一番きれいでした。白花ヒマラヤの青いケシと赤花ヒマラヤの青いケシまでありました!
何しろ、とってもいいタイミングだったのです。
コマクサとエーデルワイスも六甲高山植物園の看板娘らしいのですがピタリの咲き具合。
オオヤマレンゲも、咲きごろとひっそりパンフレットに書かれていました。白い花にも心惹かれます。
こんな白い花たちも。大山にはギンリョウソウの大群落があったそうです。ここにはたった一本見つけることができました。
確かに黄色の花は元気が出ます。
最近は貴重になったというニッコウキスゲの群落です。
そして結論。
何もかもすばらしかった!
今回の旅は、実は全日、曇り~雨予報だったのですが、生来楽天的な私は「多分大丈夫だろう」と根拠もなく思っていました。出発の時は結構な雨が降っていましたが、後は傘を差さなくてもしのげる程度の雨に一回あっただけという信じられないほどの幸運に恵まれました。
今回の旅は、実は全日、曇り~雨予報だったのですが、生来楽天的な私は「多分大丈夫だろう」と根拠もなく思っていました。出発の時は結構な雨が降っていましたが、後は傘を差さなくてもしのげる程度の雨に一回あっただけという信じられないほどの幸運に恵まれました。
もちろん多くの植物たち。
太閤が愛でた西の奥座敷、日本三古泉の一つ有馬の湯。
美味しい食事。
変化に富んだ観光。
全部、楽しんだのです!
時が経って今思うのは、共に過ごした時間や交わした言葉が私の周りに漂っているような感じがあるということなのです。
メールも電話も、連絡手段はたくさんあります。
でも生で一緒に過ごすということは、表情や身振りや口調などに注意を払いながら言葉を理解して、同時に自分の言いたいことを模索し、自分らしくその場にあった形で表現する、つまり前頭葉フル回転。
しかも兄弟という許された関係性の中ですから、この体験はちょっとした緊張感を持ちながら、そのまま楽しみや喜びにつながっていく。
植物よりも温泉よりも食事よりも、一番前頭葉を刺激してくれたことになります。
ありがとう。TさんとC子さん。また遊びましょう。また計画立ててください(笑)
by 高槻絹子
新神戸駅のエスカレーターは関西流!
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