脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

仕事の前に遊ぶ-東京ステーションギャラリー

2024年11月13日 | 私の右脳ライフ
「私の右脳ライフ」として遊んだ記録ばかり続いています。
11月13日、今日も一日かけて、脳の活性化に励みました。
そもそもは11月11日午前中から11月12日長野県小布施町の仕事が決まったところから始まった話です。
伊豆と長野は遠いので、前泊が必要になります。
この文章の持つニュアンスはどう言うふうに伝わりますか?「遠くて大変…」と言う感じでしょうか?私の気持ちとしては「やったぁ」なのですけど。同じ言葉を使って、全く違うニュアンスをこめることは、生で対面しているならばごく簡単。
そう言う声の調子、高低、表情や身振りをつけ加えて話せばいいのですから。ここのところは前ブログ「片寄純也 テノールコンサート」でもちょっと触れましたね。
とにかく私にとっては朗報でした。
夕方までに小布施に到着すればいいので、小布施の友人と夕食を一緒にして積もる話に花を咲かせる。とするとどこかへ寄り道もできる。
小布施へは20年以上通っているので、流石に寄り道しなくてはいけないスポットが見当たらず、もう一工夫。

東京ステーションギャラリーで「コンラン展」開催中と言うことがわかり「これだ!」私は全く知らない分野でしたが、こんなエピソードがあるのです。
もう10年以上も前になりますが、次男の家に行っている時「ちょっと買い物があるからコンランショップに連れて行ってあげよう」と言われて、東京駅前の丸ビルか新丸ビルかに行きました。
一つ一つのものもシンプルなデザインですっきりしていましたが、フロアー全体が見事に統一が取れていてびっくりしました。家具も小物もみんな同じことを言ってるようでした。フライヤーによればコンランの言葉として「デザインが暮らしを豊かにすること、いつでもこれが私にとって一番大切なことだった」と紹介されていました。

あの時、びっくりしたのはその事実と、コンランの世界を全く知らなかったことそのものです。
私は「負うた子に教えられる」ことが多いです。自分の子供というだけでなく、若い人という意味なのですが、一般論として言ってしまえば、情報をキャッチしようとする姿勢がなければその情報は、流れていってしまうような気がします。
高齢になっていくとき、なるべくなら多くのテーマに対して知らないことを知ろうとする姿勢は大切です。
東京ステーションギャラリーは、開館当時から興味が惹かれていて乗り換えでよく使う駅にも関わらず行きそびれていました。
もちろん一人でもいいのですが、大学時代の友人に声をかけてみました。
「いいわよ。行きます」
これで喜び三重奏。
1。コンランを知る。
2。東京駅ギャラリーの見物。
3。久しぶりの旧友との再会。
コンラン展は前の言葉通り生活空間そのものと密接な関係があるので、コンランデザインの家具、テキスタイルや食器など生活のさまざまな物が展示されていました。写真を撮りたいものばかりでしたが撮影不可。入場券の半券はこんなに可愛いものでした。

一箇所だけ撮影可能なところがありました。
コンラン邸。

コンランの机。

机上のアップ。「簡素の美」と言う日本語が。

コンランはこんな車(ペダルカー)の蒐集家でもあったそうです。検索してわかったことはブガッティと言うイタリア高級車。デザイン性に惹かれたのでしょうね。



東京駅の大規模工事の様子はこの鹿島建設のサイトに詳しく記録されています。
「東京駅丸の内駅舎保存復原工事」

ドームが復原されたこと、ホテルに手が加わり、ギャラリーが新設されたことを、左脳の知識として知っていても、実際に体験してみなくては脳の刺激としては片手落ち。体験が無理なこともたくさんありますが、できることはしたい…と私の前頭葉は訴えます。

東京ステーションギャラリーもレンガ壁をむき出しのままにして効果を狙っている壁面がありました。

レンガ壁のアップ。
ギャラリーの出口は、ドーム型天井の回廊部分でそこは資料館の体裁でした。

展示されていた興味惹かれるものたち。東京駅を設計した辰野金吾博士による有名な十二支レリーフ。東京駅には8枚で、佐賀県の武雄温泉にもう4枚はあるのです。

ブランケット

階段手摺

いつもはドームの下にいると思えば、乗り出してみたくなりました。







ランチは東京駅のお隣KITTE。今まで中から見ていた東京駅丸の内駅舎を外から見ると、明治以降の日本も頑張ってきたなあと先人たちへの感謝の気持ちが湧いてきました。東京駅丸の内駅舎にはそんな魅力がありますね。

2時過ぎの新幹線で長野に出発するまで二人でおしゃべりに花を咲かせて。
花と言えば、朝庭にホトトギスがたくさん咲いていたので少し切って持って行きました。
友人はお母様を去年見送ったので、仏様にお供えしてもらおうと思ったのです。「すぐ花も葉もイキイキしています」と写真を送ってくれました。

友人は、私の仕事の後の予定を聞いていたのでこの本を。彼女は小学校の校長先生でしたから、子供たちの宿泊訓練で何度も日光や東武ワールドスクウェアに行き、この本は先生用のものだとか。重いのにありがとう!
前日ようやく連絡がついて、翌日デートが実現できたと言うちょっと無謀な計画でした。でも楽しく嬉しく満足でした。「やはりやりたいことはやる。会いたい人には会っておく」と言う高校同級生の言葉通りですね。


小布施には、まだギリギリ明るいうちにつきました。

by 高槻絹子

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