脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

片寄純也 テノールコンサート

2024年11月11日 | 私の右脳ライフ
ちょっと遅ればせの報告になります。
11月9日、斎藤真知子さんプロデュースのラグジュアリー&カジュアルコンサート「心揺さぶるテノール片寄純也さん、ピアノ木下志津子さん」に行きました。
ラグジュアリーはコンサートのなかみ。
カジュアルは会場の親しみやすさ(毎回二公演で、伊東市街地国道沿いのライブレストラン「カリプソ」と、伊豆高原林の中の割烹おーべるじゅ「木瓜」)と思っています。
片寄純也さんがどんな人なのか、今春の二期会の公演詳報を貼っておきます。
あの感動をここでどう伝えようかと思う時、いくつかの言葉が思い浮かび、そしてその度に「うーん、ちょっと違う」と逡巡してしまいます。
聴き手のためでしょう。「椰子の実」と「宵待草」と言う馴染みのある日本の歌が幕開け曲に選ばれていました。
「えっ。涙が出ている」
音楽そのものの凄さは、音楽を聴いて体験してもらうしかないと、言うことは、脳機能からいってもある程度は仕方のないことです。
それにしても、メロディに浸る前にその声の迫力に圧倒されます。
そしてピアノが支えると言うのでもなく、とにかく一体になってその場を作り上げている、そんな気がしました。

言語は左脳、音楽は右脳と言うことはよく耳にされると思います。よく考えてみれば、音楽は右脳と単純には言い切れません。
メロディは間違いなく右脳的な処理で理解すると思いますが、リズムはむしろ左脳、そして今回のように歌曲であれば言葉の理解も当然左脳。
ただその言葉に感情を乗せたり、微妙なニュアンスを付け加えるのは右脳が主役と考えていいと思います。
興味深いお話を聞きました。
日本語、イタリア語、ドイツ語で発声法が違う。そこまではわかる気がします。発声法が違うことで、歌いやすい歌がある。各言葉がもともと持っている感情みたいなもののことをおっしゃっているのかしらと聞きました。

こんなことはどうでもいいですね。ワーグナーを歌うために、体を大きくしたとも言われていました。
声楽家は、身体が楽器と言うこともよく聞きますが、確かに喉から声だけ出ているのではない。丸いたまが連なって跳ねながら飛び込んでくる。
とにかく圧倒されたと言うことだけを記録しておきたいと思います。

奥さまが司会をされました。





「声が素晴らしくて結婚しましたが、ほんとにいい声です。いつもは大きな会場の後ろの方で聞きますが今日はこんなに近くて…感動しています」涙が浮かんだことも私の席からはよくみえました。優れた肉声、鍛えられた肉声の持つ力ですね。

木下志寿子さんも紹介しておきたいと思って検索したら、こんな素敵なページを見つけました。
初めて聞いたコンペティトールという解説もよくわかりますから読んでみてください。
曲の終わりに、片寄さんは木下さんに、木下さんは片寄さんに、讃え合いの拍手を贈り合います。
木下さんの拍手は「とてもよかったですねえ」と言っているように感じたのはコレペティトールのお仕事を知ったからでしょうか?
木下さんとは同窓ということで、勝手に親近感を持っています。
また伊東にいらっしゃってくださいね。
素晴らしいコンサートをありがとうございました。
会場のカリプソ





by  高槻絹子




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