脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

テレビとパソコンが映らないー事件の顛末

2022年05月18日 | エイジングライフ研究所から

16日、突然テレビ画面がこんなことに。

指示通り放送切換や選局を変えてみました。何も変化がないので「決定」で受信状態をチェックしたら。

BSを調べても赤がずらりと並びます。困ったときのパソコン検索。ところがパソコンの検索画面もこんなことに。

もう少し詳しくチェックしても。

WIFIの状態も、予想どおりというか悲しい結末。

モデムとルーターを調べましょうと思いつきました。

モデムで一番気になったところは、「映像出力」赤点灯ということなのですが、かといって以前がどうなっていたのかはわかりません。(「認証」と「光回線」が点灯していないことに大きな意味があることは、後でわかったことです)
ルーター。

POWERとWIRELESSが点灯。INTERNETとWIFIが点灯していない。ここにも何かありそう…
で、結論は明日朝まで待ってみましょう。朝になったら何の故障もなくもとに復帰しているかもしれないという甘い考えがなかったといったらウソになります。が、当然ですが現実はそんなに甘くない。状態に何の変化もありませんでした。早速お隣に様子を聞きました。「何の異常もない」というお返事に「我が家だけに起きた異常事態」ということを否応もなく納得させられ、復旧への第一歩を始めなくてはいけません。
どこに相談すればいいのか?まずドコモに聞きました。
ドコモ光サービスセンター(0120-766-156)に電話をして、状態を説明したら「その様子ならNTTに相談するように」といわれました。たらいまわしの印象は全くなかったのですよ。
NTT西日本故障受付(0120-444-113)で、再び状況の説明をしました。「電波が届いていないようですから、担当者を訪問させます」という回答でした。なんと電話線の工事が必要な場合があるのでクレーン車で来てくれるのですね。しかもお二人、さらに長く駐車するという理由で交通整理担当の方まで3人で来てくださったのには、びっくりするやら恐縮するやらでした。
ペネロペ満開

早速モデムを見てくださって、「「認証」と「光電話」が点灯していないということは電波が来ていないのです、だから「映像出力」が赤くなります」

説明されてみると、とても納得できます。ルーターの方は点灯していなくてもこれでいいのだそうです。
「電波が途切れるときには、リス、アリ、ハチ、カラスが原因のことが多いですが、これも調べてみなくてははっきりしませんけど」と説明してくださる一方で、小さな器械を扱ってだいたいの切断箇所を確かめていらっしゃるようでした。
敷地の端の引込線が入ってる配電盤だろうということで、外に出ました。

アリが巣を作っていたのです!アリは蟻酸を出すので線が溶けてしまう…原因がわかれば手早く処置してくださって、モデムを確認、「テレビは?パソコンは?」と正常に復帰しているかどうか全部チェックを入れてくださいました。これで終了かと思っていたら「電話は?」光回線が通ったときに、パソコンだけでなくテレビも電話も光回線にしたから、今回はこの3つが同時にダウンしたということがもう一度よく理解できました。
カラーコーンや標識その他の道具を、実に手早くきちんと所定の位置に戻して帰って行かれました。もう一軒回られるとか。きっと到着を今か今かと待っているでしょうね。素早い対応に感謝します。

結果としては、ほんの2日間ほどネットにつながらなかっただけですが、とっても変な気持ちでした。ちょうど電気やガスや水道が当たり前のように使えることと、ネットが使えることは同じ感覚になっているのだと思いました。
一番派手なピンクパンサー

じつは、認知症予防の小冊子の改訂をし終わったところです。初版は25年以上も前。一番変わったのはボケを認知症と言い換えたこと。それと「ネットを使えるようになりましょう」と強調したことです。初版には「ネット」ということばすら出ていません。この25年間で最も大きな変化は、社会の中にネットが組み込まれたことかもしれません。
「詐欺にあったら困るから」「何も困ってない」「この年で今更」などとネットを利用することに拒否感を示す高齢者がいます。ネットを利用してコミュニケーションを楽しみ、そのうえに検索や買い物などが利用できるかどうかは高齢者の生活に大きな差を生むことに直結します。
「この歳になって無理、無理」ということばを聞くたびに上勝町のことを思い浮かべます。四国の小さな町がつまものビジネスを導入して、高齢者を元気にさせ、老人ホームもなくし(今はあるようです)、ごみゼロや若者たちが町に帰ってくるなど、明るい話題に事欠きません。ベースには高齢者がタブレットを駆使して、受注、市場の動向や価格や出荷時期などを自分で決めていくシステムが功を奏したのです。まったく使っていなかった高齢者がタブレットを使いこなして高収入を得るのです。リンクを張っておきますから興味がある方はお読みください。
脚光を浴びた’葉っぱビジネス’の今(2019)
’葉っぱビジネス’の上勝町で高齢者がパソコンを使いこなせる理由(2008)
上勝町(ウィキペディア)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。