・2007年はグーテンベルグの印刷技術発明に匹敵する新技術が多く生まれた年だった。それらはiphone、Google、アンドロイド、ネットフリックス、IBMのワトソン、アマゾンのKindleなどによって社会は激変し、今まで無秩序な動きが広がっている。テロリストもトランプもツイッターを自由に流せる。
・こうした時代、家族や地域といった人々の結びつきがますます重要になっており、それを支えるジャーナリズムの役割を強調した
戦慄が走る森友学園の運動会宣誓
森友学園幼稚園の2015年秋の運動会の映像が何回かニュースで流された。代表の園児4人が選手宣誓で、「日本を悪者として扱っている中国、韓国が心改め、歴史教科書でうそを教えないよう、お......
森友学園問題は安倍首相自らの問題のためか、財務省、官邸は何とか無事逃げ切りを図るという策にでたのだろうが、肝心の八億円値引きについては大阪地検が捜査中ということで未だ明確になってない。この1年間、国会の調査権は全会一致が前提のため、自民党の反対で無力となり、トランプと米マスコミの対決のごとく、安倍首相と朝日の対決の中から、財務省の契約書書き換え問題が浮上した。担当の佐川局長を国税庁長官に送り、国会には出さないようにし、森友学園の理事長を異例の長い間拘留し続け、そして近畿財務局の担当官が自殺を遂げるという松本清張の小説を地で行く展開だ。誰が仕組んだのだろう。これが解けないようでは国会は死に体だ。
元東京地検特捜部検事の郷原信郎氏は、こう分析する。
「朝日が報じたとおり書き換えが事実だと、現在、決裁文書の原本には2つの可能性があります。一つは、国会議員に提出されたものだけ内容が書き換えられていて、原本は正しい状態にあること。これは、原本を持っている大阪地検特捜部に『原本を使用したい』と言えば、すぐに突き合わせることができます。第二の可能性は、原本そのものが書き換えられていること。この場合は、誰が、どのような目的で書き換えたのかを調査しなければなりません。いずれの可能性も、有印公文書偽造・変造などの犯罪にあたる可能性があります」
国会は先ず、大阪地検特捜部に原本を提出させることから始めることだ。この1週間朝日が報じてから、これさえできてないとは情け無い。
今回の台車に亀裂が入った問題は一連の検査省略問題とは違う面が有るのではないかと思う。
日経の報道「JR西と川重によると、亀裂が入った台車枠の鋼材は縦約17センチ、横16センチ。中が空洞のロの字型構造になっている。厚さ8ミリの鋼材を使って成型した後、別の部品を溶接した際に底面の一部を削った結果、薄くなった。最も薄い部分は厚さ4.7ミリで、両社が仕様書で取り決めた基準(同7ミリ)を大幅に下回っていた」
この報道を見る限り、現場の責任者の判断で設計変更をしたことが台車の強度を弱めてしまったようだ。川崎重工は松方コレクションで有名な創業者以来の伝統ある重機械メーカーで私も外国のお客を連れて、新幹線製造現場を訪れたことがある。日本を代表するものつくり現場といっても過言でない熟練した技能者集団だ。日本のものつくり現場は設計部門とすりあわせしながらより良いものを造るという伝統がある。勿論設計図面どおり正確に造ることが通常だが、現場で加工しやすく(生産性を上げる)手直しが必要な場合は設計部門とすり合わせることも可能だし、それが日本の競争力の源だ。川重の加工現場では生産性を上げる手直しがある程度(許容範囲)が慣習としてあったのではないか?
但し、現場では強度の大小が判らないので設計部門とすり合わせすることになっていたのを判断ミスしたのではないか?もう少し原因の精査が必要で公開して貰いたい。