行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

今月のワイン、ポルトガルの爽やかな白ワイン

2023-08-25 16:39:33 | ワイン

夏に飲むのにピッタリ、キリッと辛口、微発泡のヴィーニョ・ヴェルデ(グリーンワイン)、グリーンと言っても緑色しているわけでなく、グリーンにはフレッシュという意味もある。天ぷらなど和食にも合う。
ボトルの色も淡い青で、いかにも涼しげだ。葡萄の品種はポルトガルの土着のものをブレンドしている。熟す前1~2か月前に摘み取り、樽熟成しないで出荷と言うからフレッシュさが売り物だ。

猫のマークでずばり「猫」というユニークなネーミングで、生産者はヴィニョス ボルゲス、ポルトガル屈指のワイン生産者。2012年にはAWCウィーン国際ワインコンクールにおいて、ポルトガル最優秀生産者賞を受賞している。値段は1000円、昭島ではジュピターで販売、楽天市場で250ml缶ワインもあるので気楽にどこでも飲める。

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今月のワイン、サンタ・クリスティーナ キャンティ スペリオール

2023-07-08 17:49:39 | ワイン

久しぶりにイタリアキャンティのDOCGワインを飲んだ。旅行をひかえていたので、JALのマイルが期限切れになるというので、ワインに替えてもらった。買うと3000円クラスなので普段飲みの3倍もする。サンジョベーゼにメルローをブレンドしている重厚な味と、香りが漂うさすが名門アンティノリ社を代表するワインだ。

解説によると、「キャンティ地区では例年早熟のメルロは9月中旬に、サンジョヴェーゼは10月に収穫しています。その後は品種ごとに分け、25℃以下に保ったタンクでメルロは7~8日間、30℃に調整されたタンクでサンジョヴェーゼは10~12日間発酵を行いステンレスタンクにて熟成。こうして造られるワインは、厚みがありつつ上品で滑らかなタンニンが広がる味わいに仕上がっています」

実に丁寧に作られたワインだと思う。

サンタ・クリスティーナ・キャンティ・スペリオーレ

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今月のワイン、夏には辛口、キリッとしたワンコインシャルドネ

2023-06-08 18:27:33 | ワイン

普段赤ワインを飲んでるけど、夏になるとキリッとした辛口の白、シャルドネが飲みたくなる。寿司や天ぷらなど和食に合うからだろうか?シャルドネというとブルゴーニュだが、値段が3000~4000円と普段のみには高すぎる。シャルドネは幸い日本でも世界の各地でも栽培されているので、年金生活者には安くてうまいに越したことはない。

以前ヨーカドーのグランアンデスのカベルネソービニヨンを紹介したが、同じシリーズでシャルドネがあり、我が家の白の定番となりつつある。547円というコスパ抜群だ。なまじっかフルーティでないきりりと辛口のところが気に入っている。カレーライスにも水を飲みながらでなく、このシャルドネを水代わりにしている。円安の時代、地球の裏チリから来るワインがこの安さ、感心しちゃう。

750mlの他に、3Lの箱入り1847円もあり、お得感がある。箱入りはガラス瓶より環境に優しく、空気に触れにくく酸化しづらいというメリットもあるので最近見直されている。

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初めてのオレンジワイン、渋みが特徴

2023-05-20 21:06:21 | ワイン

前回ルミエールワイナリーのお土産で買ったオレンジワインを飲んで見た。どんな色なのか、確かにオレンジ色だけどとこかで見たような気がした。思い出したのはブダペストで飲んだトカイワインだ。トカイワインは貴腐葡萄から作る高級ワインで甘いデザートワインだから全くの別物だ。

調べてみると外国ではピノ・グリとか地葡萄でオレンジワインを創っているようだが、日本では「甲州」を使うことが多い。このワインも甲州を使用している。白ワインと較べるとフルーティな柑橘系の味に加え、果皮や種ごと発酵させてるので渋みがあり、タンニンが加わったことがはっきりとわかる。白でもない、赤でもない味に仕上がっている。

辛口なので鰯のガレットに合わせて飲んだが、天ぷらにぴったりのワインだ。山梨だけでなくデラウェアを使った丹波ワインや北海道でもオレンジワインを創っているのでいずれ飲み比べてみたい。

生産量が少ないためかルミエールの通販ではスパークリングタイプのオレンジワインだけだが、山梨の他のワイナリーでも甲州を使ったオレンジワインを生産し、こちらは通販でも買える。

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山梨の小さなワイナリーを訪ねた

2023-05-18 22:02:43 | ワイン

ロータリークラブのエクスカーションで創業100年を超える老舗、山梨のルミエールワイナリーを訪ねた。美味しそうなフレンチが併設されているが今回はパス

ワインヤードは山梨にしては珍しく最前列はテンプラニーニョの列、その次からはカベルネソービニヨン、メルローと外国種が主体、ベリーA等は周囲の畑で委託栽培とのこと、

テンプラニーニョ、これから花が咲く

発酵タンクはステンレスだが、創業期に使用していた石蔵タンクが一つだけ残っていて「石藏和飲」として販売している。試飲したら軽い爽やかなテーブルワインだ。

熟成はフレンチオークが主体だが、一部アメリカンオークを使用している

試飲は看板のシャトールミエール(カベルネソーヴィニヨンとメルロー主体、素晴らしかったが、値段が高いので、お土産は珍しいオレンジワインにした。製法は白ワインに使う甲州を赤ワインの製法即ち葡萄を搾らずにまるごと発酵させると聞いたが、それでオレンジの色を出すにはかなりのノウハウが必要だろう。

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今月のワイン スペイン、リオハのシグロ

2023-05-10 15:44:18 | ワイン

ゴールデンウィークにはスペインのワイン各産地の6本を飲んだ。中でも古から目についていた麻袋に包まれていたシグロだが、最近のシグロはこんなにおしゃれな姿になっていた。

スペインを代表する銘醸リオハ、フランスのボルドーに比較されるブレンド技術、シグロもスペインの代表する葡萄テンプラーニョを主体にガルナッチャ(グルナッシュ)、グラシアーノをブレンドしている。6ヶ月以上アメリカンオークでの樽熟成を含む2015年もの、フルーティでそれほど重くなくタンニンもあり、バランスの良いワインだ。値段が3000円弱というので普段のみには高いのが残念、麻袋の記憶ではもう少し安いと思った。

その他のワインではガルナッチャ種の濃厚ワイン「センテナリア」、初めて飲んだ葡萄種ボバルの「セレモニア・プレミアム」、モナストレルの「ロルガ」が印象に残ったうまいワインだった。

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今月のワイン、コノスルデイリーワイン、ビシクレタ・レゼルバ・カベルネ・ソーヴィニヨン

2023-04-19 17:35:26 | ワイン

ビシクレタ(自転車)・レゼルバ・カベルネ・ソーヴィニヨンはかなり前からデイリーワインの定番だが紹介が遅れた。以前紹介した「コノスル18番」はシングルヤードでの高級カベルネソーヴィニヨンで特別な日に飲むワインとすると、自転車マークのこのワインは800円程度で当に年金生活者のデイリーワインだ。収穫は機械と手摘みの両方で行われ、ステンレスタンクを使用して10ヶ月の熟成を経て瓶詰めされると紹介されている。

我が家の定番イエローテールカベルネソーヴィニヨンと比較すると、値段は同じ、コノスルの方が渋みが強く、やや辛口で上品な味だ。同じカベルネでも違うので料理によって飲み分けたら良い。

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今月のワイン、過小評価されているワイン達

2023-03-29 22:16:33 | ワイン

先日、日経でワインジャーナリストのジャンシス・ロビンソン氏のレポートが掲載された。「ワインの品質と価格の関係には直接関係ない、釣り合ってないことに驚かされる」として過小評価されているワインの例を挙げていた。彼女が推薦した昨年のXmasワインはポルトガル産1600円のものだった。

これまで年金生活者のワインをブログで毎月掲載してきたが、そのワインはほとんどロビンソン氏の論拠と同じもので、2020年にアマゾンから電子出版した「至福のデイリーワイン」の内容と重複しているものが多い。その序文に「年金生活に入ると晩酌では500円~1000円のワインが中心になります。最近はこのクラスのワインの品質が向上し、産出国や種類も多くなり、1000円ワインでも至福の時をすごしています。今年2019年は環太平洋11カ国との貿易協定(CPTTP)、EUとのEPA協定が実現し、ワインの関税はゼロになるということから、フランスやイタリアのワインも安くなります」とし、フランスペイドックのロシェ・マゼや、ポルトガル、スペイン、チリ、イタリアのキャンテクラシコ、シチリアのネロダボラ、オーストラリアのイエローテール、ポルトガルのダン等を掲載した。

ロビンソン氏が推奨する過小評価されているワイン又は産地として
ミュスカデ、南ア、ギリシャクレタ島など、以上白、仏のモルゴン、ムーラン・ナ・バン、コート・デュローヌ地区、ジンファデル、チリピノノワール、ボルドープチシャトー群、キャンテクラシコ、中央及び南イタリア、スペインのガルナッチャ、ポルトガルなどの赤

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今月のワイン、インフレ下、コスパのグラン・アンデス

2023-02-04 17:54:03 | ワイン

もの皆上がる今日この頃、ヨーカドーからコスパの優れたワンコインワインが発売された。グラン・アンデスのプライベートブランドで赤がカベルネソーヴィニヨン、ピノノワール、シラー、白がシャルドネ、ソーヴィニヨンブランのラインアップでその真剣さが判る。
チリのセントラルバレー産だ。「チリ・セントラルヴァレーは、日中は南米の太陽がさんさんと降りそそぎ、夜はアンデス山脈と太平洋から冷たい空気が流れ込む為、寒暖差が大きく、凝縮感のある果実味豊かなブドウを産出することで有名です」ということでセントラルバレーは多種の葡萄が栽培されてる広大な産地で、以前にコノスル18を取り上げた。

ヨーカドーのプライベートブランドではカリフォルニアのヨセミテロードがある。600円台で赤はカベルネソーヴィニヨン、白はシャルドネと800円台のスパークリングだった。これを更に下回る500円台でしかも種類を増やした。

とりあえず、カベルネソーヴィニヨンとシャルドネを試してみた。
カベルネはカシスやブラックチェリーのアロマがあり、辛口で味もきちんとし、バランスが取れている。ディリーワインとしてワンコインで買えるとは驚きのコスパだ。日常飲んでいる800円台のイエローテールカベルネと較べても遜色なし。手摘みし、オーク樽で熟成するチリワインの面目躍如だ。

シャルドネはフルーティで、辛口としているがヨセミテロードのシャルドネと較べるとやや甘いぐらいで味はこれまた遜色なし。いずれも年金生活者には有り難い。メルシャンと組んでいるようだが企業努力の見本だ。ちまたでは某食品大メーカーが便乗値上げをしていると噂されているがこのインフレ下で経営者の姿勢が判ってくる。

 

 

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正月に飲んだワイン スペインのガルナッチャ

2023-01-03 17:47:09 | ワイン

年始年末にかけて2016年のボルドーとスペインのガルナッチャ種(フランス語でグルナッシュ)「オノロ ベラ」を選んだが、値段の安いオノロ ベラがうまかった。我が家のかつての家のみワインシャトーヌフ・デュ・パフの主要品種がグルナッシュで馴染んでいたせいかもしれないが、2020年と若いワインだが、力強い質感が有り、各種の果実味が何ともいえない。これが1600円で買える。


グルナッシュは世界第二位の栽培面積を持つブドウ、スペイン原産の品種で仏ではコート・デュ・ローヌやラングドック・ルッションで栽培され、イタリア、サルディーニャ島ではカンノナウと呼ばれ、やはり主要品種だ。この品質で安さの秘密は多量品種にあり、国産ワインは残念ながら太刀打ちできない。

調べてみると、リオハの南、マドリッドの北西カラタユドが産地でワイナリーのオーナーであるミゲル・ヒルの曾祖母の名前・オノロと、祖母の名前・ベラにちなんで名付けられ、ラベルが特徴的だ。

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