行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

正月に飲んだワイン スペインのガルナッチャ

2023-01-03 17:47:09 | ワイン

年始年末にかけて2016年のボルドーとスペインのガルナッチャ種(フランス語でグルナッシュ)「オノロ ベラ」を選んだが、値段の安いオノロ ベラがうまかった。我が家のかつての家のみワインシャトーヌフ・デュ・パフの主要品種がグルナッシュで馴染んでいたせいかもしれないが、2020年と若いワインだが、力強い質感が有り、各種の果実味が何ともいえない。これが1600円で買える。


グルナッシュは世界第二位の栽培面積を持つブドウ、スペイン原産の品種で仏ではコート・デュ・ローヌやラングドック・ルッションで栽培され、イタリア、サルディーニャ島ではカンノナウと呼ばれ、やはり主要品種だ。この品質で安さの秘密は多量品種にあり、国産ワインは残念ながら太刀打ちできない。

調べてみると、リオハの南、マドリッドの北西カラタユドが産地でワイナリーのオーナーであるミゲル・ヒルの曾祖母の名前・オノロと、祖母の名前・ベラにちなんで名付けられ、ラベルが特徴的だ。

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今月のワイン スペイン産2014年もの

2022-12-15 22:00:44 | ワイン
 
今月のワイン、コスパ抜群のスペインヴィンテージ

スペインはワインの生産量世界一、値段が安い背景だ。銘醸地はリオハ、デルディエロ、そしてスパークリングのカバだが、近年若い生産者の多いバレンシア産も品質が向上してきた。11月に......
 

昨年も同じスペイン、ヴィンテージワインを取り挙げた。同じ店(昭島ジュピター)で同じ時期にヴィンテージワインを安売りをしていた。品物は違うが、円安の時代に同じ値段(900円弱)で売っていることに曳かれ、「ファウスティーノ・リヴェロ・ウレシア グラン・レゼルバ」を試した。

バレンシア、のウティエル レケルナ産で、ブドウ品種はテンプラーニョとボバルでこれも昨年と同じだ。酸味が少し強いがバランスのとれた味で悪くない。それほど重くなく、8年熟成とは思えない。気楽に飲めるグラン・レゼルバだ。

スペインの同じ村からのヴィンテージワインを毎年同じ時期にセールをするとは律儀なことだ。

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今月のワイン、やはりボジョレヌーボーでしょう

2022-11-18 21:07:19 | ワイン
 
今月のワイン ボジョレー・ヌーヴォーから甲州新酒

今日はフランスの新酒の解禁日、ボジョレー・ヌーヴォー21ウリッス・ジャブレからイタリアや日本の新酒甲州までまとめ買いをしたので、多分今月は新酒を充分楽しめる。このヌーヴォーは......
 

今年は円安、航空運賃の高騰で例年に較べ値段は2.2倍とのことで、ボジョレヌーボーで3000円台、ボジョレヴィラージュヌーボーで4000円台との情報、年金生活者は中身は変わらないがペットボトルでかつ500mlのものをヨーカドーで買って来た。それでも1550円、普段飲みのワイン予算は1000円だから奮発したことになる。


昨年は不作の年、今年は天候に恵まれ、昨年より本来のヌーボーの味に戻った。フルーティで軽いが適度な渋みも有りビーフシチューをいただきながら新酒を祝ったが、フランス以外でボジョレヌーボーを囃す文化は日本だけだ。この慣行は値段が高くなり廃れる恐れが出てきた。逆に日本産ワインの新酒にとってチャンスだろう。来年が勝負の年となる。

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今月のワイン、フランスのスパークリングワイン

2022-09-06 22:05:49 | ワイン

ワインを夏にプロモートする時に「夏はスパークリングワインですっきり」と言われる。この夏飲んだコスパ最高のスパークリングワインが「ジョージ15世」だ。ヨーカドーで600円程度、シャンパンと味は違う(葡萄の種類が違い、アイレンだけで製造)が、辛口で柑橘系の爽やかな軽く飲めるタイプで魚介類の料理にぴったりで素晴らしい。フランスの飲料メーカー産だが、この安さの秘密は推測だが、アイレンというスペインで最も生産されてる葡萄を使用しているからなのだろうか?

年金生活者にはシャンパンは普段飲めないが、その気分はこのワインで充分味わえる。

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今月のワイン、ピノノワール

2022-08-17 18:04:14 | ワイン
 
自粛生活中のワイン イエローテールのメルロー

緊急事態宣言下、カフェ、レストランで酒類の提供がなくなり、外食はしなくなった。もっぱら家飲みとなり、今日のランチはエクセルシオールのスモークハムとゴーダチーズのパニーニ、買い......
 


年金生活者の定番ワイン、イエローテールは種類を増やし、昨年はメルローを紹介した。今年はピノノワールも追加し、値段は同じ4種類の赤をランダムに飲んでいる。ピノノワールは原産地がフランス・ブルゴーニュ、比較的冷涼な地域でしかできない。産地がオーストラリアではどうなのかと敬遠していたが、よい意味で裏切られ、ミディアムボディで、甘口ではないが、渋みは少なく、酸味もそこそこあり、実に飲みやすいワインだ。イエローテールの4つの赤ワインは甲乙付けがたい。世界60ヵ国で販売されているのでどこへ行っても飲める。

ピノノワール葡萄は、オーストラリアの南(日本だと北)の冷涼な地方、ヤラ渓谷やタスマニア島で栽培されており、2013年にはワイン評論家のジェームズ・ハリデーは、ピノ・ノワールをオーストラリア・ワイン・オブ・ザ・イヤーに選んだという。

ヨーカドーでは買うと次回使えるクーポン券が付くので平均800円ぐらいとコスパは最高。

 

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今月のワイン ヨーカドーのモンダビ

2022-06-11 10:11:01 | ワイン

かつて、現役の頃はロバート・モンダビのウッドブリッジが定番のワインだったが、値段が1300円~1400円で年金生活者が毎日飲むワインとしては縁遠くなり、現在はイエローテールに変わっている。ロバートは欧州をめぐり、生産技術を導入し、カリフォルニアワインを世界レベルまで引き上げた伝説の人だ。ナパバレーはかつて、会議で1週間サンフランシスコに滞在した時、気晴らしに訪れ、モンダビの親戚のワイナリーを訪れて試飲した思い出の地だ。


久しぶりにモンダビのワインをと、ヨーカドーのカベルネソービニヨン「ツイン・オークス」を味わった。2017年もので1000円弱、そのバランスの良さと旨さに驚いた。タンニンもしっかりしてやや重いが、フルーティでこの値段にしては凄い。もちろんセブンブランドなので、コンビニでも買える。モンダビといえば瓶の口が盛り上がっていてワインをそそぎやすくなっているがこれはさすがにスクリュー栓にしてコストを抑えている。

年金生活者には有り難いワインで定番のワインになりそう。セブンは各種のプライベートブランドワインを売っているが、ツイン・オークスはコスパ最高だろう。

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近所にワイナリーが誕生!

2022-03-26 21:24:08 | ワイン

となり街の福生に100年を超す造り酒屋「石川酒造」がある。伝統の日本酒「多摩自慢」地ビールの「多摩の恵み」を造り、イタリアン「福生のビール小屋」を併設している。同窓会の会場などでよく利用するが、ここ2年ほどコロナ騒ぎで行きそびれていた。昨日久しぶりでランチ会があり訪れたが、ビール小屋とは似付かわしくない洗練されたレストランになっていた。そしてこの6月にはワイナリーデビューとのことで生産免許申請中だ。メルローとシャルドネの2種類を造るとのこと。葡萄は隣接するあきる野市や国内から調達することになるだろう。どんなワインが出来るか楽しみだ。

メニューは2年前とほとんど変わっていない。

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春の雪、雪見酒はドルチェット

2022-03-22 15:08:38 | ワイン

今年の冬は寒かった割には雪は少なく、都内で積もってもここ昭島では積もることも無かった。さくらの開花に合わせての珍しい春の雪、我が家のクリスマスローズ、頭をますます垂れることに

雪見酒はピエモンテのドルチェット、3月16日ではバルベーラ・ダスティを掲載したが、同じピエモンテでもドルチェットはやや高地で採れ、ダンスティほど酸味は強くなく、バランスがとれている。名前からデザートを連想するが、やや辛口で軽いワインなので和食にも合う。

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今月のワイン、バルベーラ・ダスティ

2022-03-16 21:05:02 | ワイン

ピエモンテの古くからの固有品種バルベーラのワイン、このダスティ・ロッカ・ロッサDOCG格付けながら1000円前後で買える。日頃サンジョベーゼのキャンティが多いせいか、新鮮に感じる。餃子とあうワインはと考えたのが辛口で酸味の強いこのワインだ。

DOCG格付けにしては濃くがなく、サッパリしている。年数ものを試してみたい。

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今月のワイン、コスパ抜群のスペインヴィンテージ

2021-12-06 17:00:29 | ワイン

スペインはワインの生産量世界一、値段が安い背景だ。銘醸地はリオハ、デルディエロ、そしてスパークリングのカバだが、近年若い生産者の多いバレンシア産も品質が向上してきた。11月には新種のボジョレーを味わい、これからXmasにかけてはヴィンテージワインをじっくりと飲みたい。年金生活者の予算では1000円以下で買えるスペインワインがベストだ。

スペインワインは樽熟成期間と瓶内熟成期間の基準が設けられ、三段階に分けられている。その最上級格付けとなるのが「グラン・レゼルヴァ」で、その法定熟成期間は 60ヶ月 (うち樽熟成18ヶ月以上)だ。
バル・コンデ グランレゼルヴァは、バレンシア州のワイン産地「D.O.ウティエル・レケーナ」のワイン、ジュピターで900円程度で求めた。

このワインの葡萄はテンプラニーリョ50% ボバル50% 、ボバルは聞き慣れない品種で、スペインの地場品種で、古木が多い。それほど重くなく、オーク樽で長期熟成したので、ヴァニラやスモーキな香りがして、バランスの取れた味だ。

先週はテンプラーニョ100%リオハの2007年ものを飲んだが香りはこちらの方が強かったが味は甲乙付けがたい。今日買い出しにジュピターへ行ったが残念ながら双方とも売り切れていた。コスパの良さは皆よく知っている。通販で買うことにした。

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