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行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

牙をむいた中国

2010-09-25 17:04:27 | Weblog
中国リスクについてはこのブログでも触れたことがあるが、今回の牙をむいた中国政府を見れば全世界が認識したと思う。船長の釈放があまりに早かったので序の口で終わってしまった。それでも中国に投資をやり過ぎて動きがとれない企業にとっては肝を冷やしたことだろう。

政府へ経済界からの泣きが入っての菅内閣の結論と考えるのが妥当だろう。菅総理は訪米してオバマ大統領とも会談をしていたので、米国からも早期解決を要請されたかもしれない。レアアースの禁輸(というとWTOに提訴されるので中国政府は言ってない)については、米国も大いに感心を寄せていた。レアアースを使用している日本製電子部品が入らないと国防産業の生産にかなり影響を及ぼすからだ。米国では急遽、2002年閉鎖したレアアース鉱山を再開する検討に入ったとの報道もある。

共産党独裁の政府なら国際法や国際間の約束など二の次で、国内でも法より党が優先する。自分たちに不利と思うことには牙をむく、この原則を踏まえて投資を考えるべきだ。
かつて、私も中国でのプロジェクトで煮え湯を飲まされたこともあるが、だめもとぐらいの気構えでやらないと・・・今回のようなことは又起こると考えるべきだ。

ということは民主化政権が誕生しない限り、中国との交易、交流など深入りしないことだ
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