行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

庶民のマイナス金利対策

2016-02-27 23:46:46 | Weblog
2月3日のブログでマイナス金利導入と聞いて瞬間に思ったのは「銀行は当然預金金利をゼロに近く下げるだろう。0.02%の普通預金金利などは0.001%ぐらいになり、時間外で引き出すATM手数料は300円ぐらいになるだろう。300円の利息を稼ぐためには30,000,000円預金しなければならない。そうなると銀行に預ける手間を省き箪笥預金が増え、空き巣泥棒が喜ぶのでは」と書いた。予想どおり普通預金の金利は0.001%に引き下げられた。驚いたことには近所のカインズでは、家庭用金庫がずらりと並んでいた。5万円くらいの金庫だが、空き巣対策にはなる。
 
その後の庶民の反応、①高島屋の友の会に入ると、毎月一定額を12カ月間積立すると1年後に1カ月分のボーナスをプラスした「お買物カード」を貰える。これは8%強の金利に相当するので、申し込みに長蛇の行列ができたとの報道、②JALとかANAの旅行積立の人気が復活した。1年後に旅行する場合毎月積立るコースと一括払い込むコースがあり、後者の場合は3%の利息が付くので、485437円払えば14563円の利息が付き1年後には50万円になるという仕組みだ。1年後に50万円の予算で旅行を計画する場合、預金をおろして払えば、3%の金利がつく計算だ。旅行会社でもこうした積立プランを実施しているので今後人気商品になるだろう。
 
私は①も②も知らなかったので、庶民の知恵もたいしたものだと感じ入った。

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