行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

事業仕分けでわかったこと

2009-11-14 21:38:32 | Weblog
今週3日間の行政刷新会議、事業仕分けでこれまでベールに包まれていた国家予算のことが大ぴらに解ってきた。
日本の国家財政が破綻寸前だというのに各省官僚の危機感のなさを先ず挙げたい。何と余分なことをしてくれてることか?余計なお世話だと言いたくなるようなことまでやってくれてる。その積み重ねで860兆円という莫大な借金になってしまった。日本の政府が大きな政府になったメカニズムが理解できた。

不思議なのは各省所管の公益法人等に基金を作り、貯め込んでいたことだ。予算が余ったら返納するのが常識なのに、屁理屈をつけて基金にまわしている。今回の仕分けで基金から6000億円の返納を求めている。

今回の事業仕分けのやり方が乱暴だとか、裁判みたいだという批判はあるが、これまでの財務省主計官だけでは不可能だったことが民間の各方面のプロの支援でできたというところに意義がある。初めての試みでしかも公開にしたからショックは大きかったのかもしれないが、来年度予算の概算要求95兆円、対する税収見込み40兆円という危機的状態では仕方ない。

唯一残念なのは時間が無いと言うことで、短時間で結論を出さなければならない。来年は7月頃から事業仕分けをやれば、さらに成果が出るのではないだろうか。

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