NHK連続テレビ小説「あさが来た」が終わって、次の番組が始まった。すっかりハマってたので何となくものたりない。平均視聴率が、関東地区で23.5%、関西地区で21.4%だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区では、2001年以降で最も高かった「さくら」(02年)の23.3%を超え、今世紀最高を記録したとの報道、ハマったのは私だけでなかった。
大河ドラマ「八重の桜」で歴史に埋もれていた山本八重を主人公にし、幕末から明治維新の時代、女性の活躍を生き生きと描いたことは現代の女性を勇気づけるとブログに書いた。その後、村岡花子から今回の白岡あさ、次の小橋常子へと女性掘り起こし路線は続いている。人口減少、労働力減少に入った日本にとって女性の就業率を上げることは喫緊の課題でNHKの女性掘り起こし活性化路線はこれをバックアップしている。
おやと思ったのは、「あさが来た」はNHK大阪で制作、大阪が舞台の朝ドラなのに視聴率は関東の方が高かった。関東では大阪弁に抵抗があったが、「あさが来た」はそんなことはものともしなかった。全国区で人気が高かったと言え、大阪弁も受け入れられる時代になった。私は就職した最初の7年間は大阪堂島の事務所に勤務したが、大阪弁の電話には出たくなかったくらい困惑した。しかし伝統ある老舗の代理店や地場銀行の面々と付き合う内に大阪商人の心意気にも触れた。近所にあった五代友厚の銅像も大阪のえらいさんぐらいの認識であった。「あさが来た」では何回となく大阪商人の信条や五代を中心としだ大阪経済の復興に触れ、かつての駆けだしの大阪時代を思い興した。当時は住友をはじめ大阪に本社が結構あったが、今は関東にほとんど移ってしまい東京一極集中が進んでいる。日本の安全性を考えると良い姿ではない。大阪にもう一度あさが来てほしい。
NHKの女性活性化路線では日本一の商社であった鈴木商店の鈴木よねを掘り起こしてほしい。明治から大正にかけ、夫が急逝したあと事業を引継、三菱や三井を凌駕する商社に発展させた後、不運にも倒産し、波瀾万丈の人生を送ったと聞いている。
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