別荘を建てるに当たって、大手住宅メーカーの営業担当者に建築中の他人の別荘を三箇所案内してもらった。
(建築に当たって我が家が訪れたのは結果的にこの住宅メーカーのみである。従ってこのメーカーに発注した。)
締め切っている別荘はどうしてもカビが発生し易いといわれた。
建ててから分かったが、八ヶ岳周辺は湿度が低く晴天日が多いと。
軽井沢も案内してもらったが、そこでの印象が強烈で換気が気になった。
(東京の家の地下室もかび臭くてAVルームが今は物置状態である。
テレビなどで放送される地下室を造った家の番組は良い事しか言わない。
ドライエリアに自動の排水ポンプが設置してあるが建築以来一度も動いた事が無いほど、水が出ないのにである。
春から秋に掛けては室温が涼しいため、湿度が高くなり壁が泣き、カビが発生する。
以前は除湿機を設置したが室温が高くなり、除湿しても除湿しても追いつかない。
エアコンも設置してあるが、暖房としては使っても冷房としては、使う必要が無い。
除湿としても使えるが、電気代がかさむため除湿としては使用しなかった。
そのため、365日24時間換気扇を回している。)
そもそも、軽井沢は道端に苔が生えるほど、湿度が高い事を後で知った。
その時は、換気の十分な住宅が絶対条件だと思ってしまった。
我が家の山の家の換気扇は、浴室、トイレ、台所と1階の洗面所、2階の階段上踊り場についている五箇所である。
戸締りをして、帰宅するときは2階の換気扇のみを回している。
暖かい空気が逃げない、熱交換式の換気扇だと説明を受けたがハッキリとは分からない。
1階のダウンライト脇の洗面所の天井に。
2階踊場吹き抜け上,吊り下げライトの脇に。
お山に来ている時は、どの部屋の扉も襖も開けっ放しであるし、晩春から初秋迄は窓も開け放っている。
不在時の湿度には問題が無い。
反対に我が家では冬の在宅時に問題が生じている。
薪ストーブのカロリー不足で、石油ストーブからの水分で窓が泣く。
勿論二重ガラスではあるが、サッシがアルミであるため問題だった。
厳冬期の深夜到着だと、薪ストーブだけでは力不足で反射式石油ストーブ、対流式石油ストーブ、温風ヒーターを点ける為、窓が泣く。
後はオイルヒーター(洗面所)と電気カーペットである。
この二つは殆ど使用しないで済む。
我が家では、これからの季節が問題である。
画像はキッチンのである。
家にこだわる事もなしに、このメーカーの家を建築する事にしたのも、カビ対策の換気が一つの要因であった。