花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

フランス~日本・イタリアン

2007-12-05 | そと料理・お酒
フランスやイタリアに行ったわけではないんですが・・・イタリア料理店にてシャンパーニュと日本のスパークリングワイン、日本の赤ワインを楽しんでまいりました。


横浜馬車道にある「Pane e Vino」というイタリアンレストラン。
落ち着いた雰囲気で居心地のいいお店です。


普段生活圏内ではグルメ写真は撮らない主義の私ですが、ここ馬車道は生活圏外として、何より価値の高いシャンパーニュやスパークリングとお料理の出会いは是非とも記念撮影しなくちゃと思った次第で、もちろんお店の方の了解をいただいております。


ま・・・正直、雰囲気のいいレストランでデジタル一眼レフを引っ張り出すのはヤボったくありましたけど。



前菜のポールチーニ入りのリゾットのコロッケが美味です♪




横浜の某ホテル内の人気レストランにお勤めのソムリエさんと友人、3人で【自然派イタリアンと「キュベ・ヨシコ」を楽しむ】というテーマのもと(←もう少し難しいタイトルでしたがただの酔っぱらいな私にはこんな感じです)贅沢な時間を過ごしました。


実は今回用シャンパン、スパークリングはこの会を企画してくれたソムリエさん秘蔵であったもの。 お店にはあらかじめワインの銘柄を伝えお料理をお任せにしていただきました。 ソムリエさんならではのはからいですね。



最初に登場したのがブルーノ・パイヤール1995。
シャンパーニュです。






ただのノンベイな私がこうして書くのはおこがましいのですが。。。


きめ細かいやわらかな泡が絹糸のように優雅に立ち上がる美しさ。
ホレボレしてしまう姿です。  その泡の穏やかさがよりいっそうシャルドネ100%の風味を感じさせてくれます。  ふわふわのシルクのベッドに横になったような心地よさ♪  


キリッと発泡するのも好きではありますが、この魅力にかなりまいってしまいました。


対するは日本のスパークリングと赤ワイン。





日本で初めて本格的シャンパーニュ製法に成功したと言われる山形県タケダワイナリーの「キュベ・ヨシコ」。 ワイナリーの発展に尽くしたシャンパンを愛する前社長夫人のお名前です。 ドメーヌタケダ「キュベ・ヨシコ」1992は10年もの間、ワインを澱と接触させるシュール・リー製法で造られています。

しっかりとした泡と淡くブランデーのような香り、日本酒の古酒にも似た味わいを感じます。 そしてブランデーの香りはやがてキャラメルのようにも感じます。
ながーい眠りから覚めてしきりに泡を立ち上らせる様子がとても愛おしく思えました。



赤ワインはルバイヤートルージュ樽貯蔵2002・塩尻メルロー
山梨県甲州市、大好きな勝沼の丸藤葡萄酒工業。

これは私の秘蔵ものでして。 秘蔵ものと言うには前2者とは比べられないデイリーに近いお値段のものです。 でも、値段じゃなく「思い」は負けないくらい強いのです。 今はもう市場では全く見ることはありません。


10年前には渋みと苦手な香りしか感じられなかった日本のワインがこんなにもスマートに上品に生まれ変わったと感激したワインです。
うちのプチセラーに1年以上眠っていたので状態が心配でした。

いきなり起こされて眠気の覚めない子供がだだをこねるように最初はうちに一年置いたのは失敗だったか?と思いましたが、ピークを過ぎてしまったかとがっかりしかけたものの、時間とともにだんだんと落ち着きを取り戻したようにやさしく上品な、私が感激したときのワインを再現してくれました。


現在市販されている塩尻メルローの樽貯蔵ヴィンテージは2003で2,200ですが、この樽貯蔵2002にちょっとした事情があるため、同等のものを求めると4千円台のものになってしまいます。




見た目よりあっさりとした味わいの牛テールの煮込み
どっしりとした煮込みではないので割合ライトなルバイヤート樽熟にちょうどいいかと思っていたら、案外キュベ・ヨシコとの相性が非常に良く思えました。



この前にマグロとケーパーの入ったトマトソーススッパゲティーがあったのですが、すっかり写真を忘れてがっついてしまいました!



デザートもたっぷり








最後はカプチーノを頼んだ友人
ハートにしばし見とれました

私はエスプレッソ




とても素敵な贅沢な夜でした。
馬車道の「PANE E VINO」の方々にも感謝。


次回は年が明けてから「ニューワールド」(南半球など)のワインがテーマになりそうです。