自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

日米安保強行採決5月20日、あれから50年/タイムトラヴェル

2010-05-20 | NEWS/現実認識

5月20日は日米安保が国会で自民党単独で強行採決された歴史的な日である。
わたしも全学連主流派の一員として活動していた。
軍事同盟だから反対、米国の帝国主義戦争に加担するから反対、を訴えた。
反主流派の主張は米国従属反対、戦争に巻き込まれるから反対、だったと受け止めている。
あるソ連寄りの教授が「ソ連に100年従属することになるならそれには反対」と言ったのを直接聞いて唖然とした。
わたしはどこであれ従属そのものが嫌なのにこんなタームで考える人がいることに驚いた。
1960年5月20日未明、その時からちょうど50年経った。
治外法権、沖縄犠牲の不平等条約を見て見ぬふりをして半世紀が過ぎた。
いや基地の島沖縄は65年間我慢させられた。
安保を戦ったことには誇りを感じるが安保体制下で生き続けて来たことは恥ずかしい。
健全なナショナリズムが育って次の50年にはよりましな国際関係を築いて欲しい。