自分史 物怖じしない国際人を育てるヒント集

近現代史に触れつつ自分の生涯を追体験的に語ることによって環境、体験、教育がいかに一個人の自己形成に影響したか跡付ける。

ケネディ大統領暗殺/1963年11月23日/神護寺の紅葉散る

2016-11-23 | 近現代史

その日わたしは左京区の下宿正面の松葉食堂で遅い朝食をとっていた。
日米間のテレビ中継「衛星通信実験」中にケネディ暗殺の映像が飛び込んできた。
あまりの衝撃にその年月日は一生忘れられない記憶となった。
その日から53年経った。
その日は歴史上のランドマークになった。
ケネディ大統領は国内では黒人の公民権運動を支えキング牧師のI have a dreamにその夢を共有すると応じた。
外交政策では歴代大統領の中でただ一人イスラエルの核保有に反対した。
だがヴェトナムへの直接的米軍介入の口火を切った。
そしてキューバ革命に干渉した。
それによりカストロ、ゲバラ率いる新生キューバはソ連に急接近し国内に核ミサイル基地を設けた。
現代史でキューバ危機として記録される、核戦争一歩手前の米ソ対決は、ケネディとフルシチョフの対話で回避され、米国内ではケネディの外交政策の最大の成果とされている。

11月23日(祝)はわたしの自分史にとっても時季を図る目安となった。
その日の午後かねてから約束していた学友Sと京都市高雄山神護寺に紅葉見物に行った。
見頃を過ぎた紅葉は散り始めていた。
参道に積もった枯れ葉が妙に印象に残った。
こんなわけで紅葉の見ごろは山地では中旬、平地では下旬であることを知った。
京都「哲学の道」永観堂の紅葉*は勤労感謝の日が見頃である。
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