緑盤、聴きましたわ。
ハワイ放映版ウルトラセブンの主題歌①(子門が英語でシャウト!)を
はじめとする、超マニアック/激レアな音源ばかりで構成された、
アニメ・特撮主題歌&挿入歌コレクション。
ゴジラ物は「シェー」をした後の曲か?
「ゴジラのお嫁さん」はペダル・スティールらしきギター音が
聴こえるノンビリ・ソング。
ロック・ロック・ゴジラもテンポこそ速いが音色はカラフルだ。
全般的に「青盤」のシリアスさ・緊張感は感じられないが、
80年代の子門歌唱が聴けるのは嬉しい。
「WIND & RAIN」など、深みあるシンセをバックに朗々と
歌い上げるシンガー・子門真人が そこにいる。
※いかにも80年代の伴奏だが、これが不思議と子門さんの
声に合っている・・・
「パタリロ」の曲も、元がロボットパロディ的な存在の
プラズマXだが、ここまで本格的な歌唱を当ててもらったら
本望だろう。
01.『ウルトラセブン』ハワイ放映版主題歌 THE THEME OF”ULTRA-7”
02.『ウルトラセブン』ハワイ放映版主題歌 ULTRA-7
03.テレビドラマ『剣道一本!』(’72) 剣道仲間
04.ゴジラ・オリジナル・ソング(’72) ゴジラのお嫁さん
05.ゴジラ・オリジナル・ソング(’72) ロック・ロック・ゴジラ
06.東宝映画『ゴジラ対メガロ』(’73) ゴジラとジェトジャガーで
パンチ・パンチ・パンチ
07.東宝映画『ゴジラ対メガロ』(’73) メガロをやっつけろ
08.テレビ映画『流星人間ゾーン』(’73) ゾーン・ファイト・マーチ
09.テレビアニメ『空手バカ一代』(’73) 空手バカ一代
10.テレビ・バラエティ『おはよう子どもショー』(’76) ガオー!は
キングコングの合い言葉
11.テレビ・バラエティ『おはよう子どもショー』(’76) キングコング・
ダンス
12.テレビアニメ『まんがことわざ辞典』(’80) 今日もピカピカ
13.テレビアニメ『まんがことわざ辞典』(’80) 四季の手紙
14.テレビアニメ『パタリロ!』(’82) 翔べ!プラズマX
15.テレビアニメ『北斗の拳2』 KILL THE FIGHT
16.テレビアニメ『北斗の拳2』 WIND & RAIN
17.プロ野球応援歌 ぼくらの憧れライオンズ
18.激レア!別ヴァージョン&カヴァー・ソング・コレクション ゴジラ・
オリジナル・ソング(’72)未発表ヴァージョン
ゴジラのお嫁さん〈Aタイプ〉
19.激レア!別ヴァージョン&カヴァー・ソング・コレクション ゴジラ・
オリジナル・ソング(’72)未発表ヴァージョン
ロックロックゴジラ〈Aタイプ〉
20.激レア!別ヴァージョン&カヴァー・ソング・コレクション
テレビ映画『帰ってきたウルトラマン』(’71)
帰ってきたウルトラマン
21.激レア!別ヴァージョン&カヴァー・ソング・コレクション
テレビ映画『怪傑ライオン丸』(’72) 風よ光よ
~以上が、収録曲。
個人的には「空手バカ一代」の主題歌がグッときました。
作詞が梶原一騎先生、作曲が平尾昌晃さんだから最強ですなぁ。
※編曲は小谷充氏
歌手は子門名では無く、大安蓮としてクレジットされている。
この点に関しては、子門真人はフリーのシンガーのため、それぞれ
各レコード会社と仕事する時には名前を変えていた・・・などという
理由が語られておりますが。
「空手バカ一代」に関しては「大安蓮」という演歌歌手調の
名前が合っていたと思います。
♪空手一代 誓った日から 命も捨てた名もいらぬ
♪人はバカだと笑おうが この世に利口は溢れてる
♪醜い利口になるよりは 綺麗なバカで生きてやる
・・・なんか、もう泣けてきます。
こんな歌詞を子門ヴォイスで歌い上げるんですから・・・。
そして、やっぱり触れないわけにはいかない「ウルトラセブン」。
ハワイ放映版主題歌 THE THEME OF”ULTRA-7”とULTRA-7。
「♪セヴーン、セヴ-ン・・・」と重ねていくOPから
※ちなみに日本語版は尾崎紀世彦さんだったとか
英語圏で聴かれる事を意識してか、続くたたみかけでは
「セヴッ!セヴッ!セヴゥ!」と独自の発音が聴かれる。
日本産メロディを英語で歌う難しさも感じられるが、それを
ハイトーンのシャウトでフッ飛ばしている印象。
素晴らしい。子門さんの勢いあるシャウト、素晴らしい!
曲は「ワンツースリーフォ、ワンツースリーフォ♪」と続いて
ウルトラセブン・シリーズは終わるのだが
噂の「スターウォーズ」も、こんな感じなのかな・・・とか
考えてしまう、そんな寒い夜なのでした。