あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

さぁ、のんちゃん商品のカスタマーレビューだ!!

2017年11月30日 | 芸能
amazonさんからメールが来ましたよ。

最近購入された商品を評価してください…と。



待ってましたよ。
そのためにamazonさんで購入したんですよ。

星5つ点けて皆様にオススメするですよ!



もちろんコメントも書くですよ。
拙い英語で曲紹介とかしようと考えてますよ!

さぁ、まずは何をチェックすればイイんですか?



「サイズはどうでしたか?」

「商品が損傷しないよう適切でしたか?」

…あれ?

これって。

梱包に対する評価やないか~!!!

のんちゃん表紙の「映画秘宝」が届いた

2017年11月29日 | サブカル
amazonで注文していた「映画秘宝」が届いた! 
のんちゃんがワンダーウーマンになってる号、
そしてKUBOになってる号!

表紙最高です!
巻頭はグラビア状態。でも映画そのものも
しっかり紹介されている。
  


『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』、絶賛ツイートが
SNSで広がってるから、口コミ効果でしょうね。

アメコミ・ヒーロー絵も刺激的。
こりゃ、「買って良かった!」の2冊です。

正直、雑誌を置くスペース無いから随分買って
いないし、申し訳ないけど「映画秘宝」は初の
購入なんですが。

読み物も面白いな。
執筆陣に、みうらじん、大槻ケンヂ、しょこたん、
Jさん…などなど、私が好きなサブカル人脈がいる
じゃないか。「消えた漫画家」もあるし。



なんか、懐かしい気がしてネットで調べたら出版は
宝島社系でいらっしゃるのね。

雑誌・宝島で映画評見てた頃を思いましましたよ。



みうらじゅんさんも、往年の雰囲気まるだしで描き
倒してらっしゃいますよ。

イラスト付きで映画エッセイお書きになる三留まゆみ
さんも、変わらぬ作風で健筆をふるっておいでだ。



いや、ホント宝島を思い出して嬉しくなる。

上映予定でも「文芸坐の沢田研二特集」が紹介されて、
「太陽を盗んだ男」で、ラッシュの電車の窓ガラスに
顔面をベッチャリと潰して付けるという、「スルー・
ザ・パスト・ダークリー」まんまなシーンが見れる!
…とか、色々と感激させてくれてます。



「ゴブリン」のキーボーディスト、クラウディオ・
シモネッティのインタビュー記事あり、イタリアン
プログレまで網羅してる模様。おそるべし映画秘宝!

ああ、なんか得した。ありがとう、のんちゃん。

ありがとうございます、Twitterでオススメしてくれた、
のんちゃんファンの皆様。

「明星 のりたま 焼うどん だし醤油味」を食った

2017年11月28日 | 生活
少し前の買い置きだけど。
丸美屋と明星のコラボ・カップ麺を食べた。
「明星 のりたま 焼うどん だし醤油味」で御座います。



定番ふりかけ「のりたま」を使ったカップ焼きうどん。
醤油ソースとも絶妙にマッチした、新たな美味しさを
楽しめるカップ焼きうどん・・・という事ですが。



「新たな」というより定番の味的な「間違いない」安定
的な美味しさなのでした。

醤油ソースは、豚肉やカツオのうま味が効いた醤油ダレ+
香ばしくローストした醤油の風味仕上げとの事。

そこに、もっちりと食べ応えのある太い麺。
(うどんですから)

そして、かやくのキャベツ。屋台風の具ですねぇ。



そして目玉の、ふりかけは丸美屋の「のりたま」。

カップ焼きうどんに「のりたま」をふりかける。
てやったこと無いが、間違いなしの確信が・・・。



混ぜて食べたら、期待通り。
すごいね。美味いのが予想出来て、実際その通りに
旨いなんて。

そんな安定の「のりたま焼きうどん」。
キワモノに挑むのはちょっと・・・と言いつつ普段の
カップ麺と違うモノが食べたいという方にオススメ
したいですね。

のんちゃんの音楽活動、活発化!

2017年11月27日 | 邦楽
凄いです。シングル出したばっかりなのに、来年早々また新曲です。
しかも「フェス」まで開催しちゃいます!



LINE LIVEでガールズバンドの演奏ブチかましてくれて、その後の
トークで「今後なにやりたい?」「合宿!」「ツアー!」なんて
言ってて、その流れで「フェス!」なんて言葉も飛び出して。

元気いっぱいだな~、やっぱ自分のバンドで活動するの楽しそう
だな~、サマソニとか出れたら良いね~、なんて微笑ましく見て
たのですが。

そんな甘いタマじゃありませんでした。
自分の名前を冠するフェスの開催を決めちゃったよ!!

やっぱ大した小娘ですよ!!斜め上を言ってくれますよ!
死角からカカト落としが飛んできますよ!



2018年1月1日には2ndシングル「RUN!!!」リリースも決定。
「突っ走れ、のんちゃん!」なんて言うまでもなく「走ったらぁ」
…ですよ!

その「RUN!!!」を手掛けるのはSachiko Mと大友良英という、NHK
連続テレビ小説「あまちゃん」の楽曲コンビ。



カップリング曲は、またものん作詞作曲の「ストレート街道」が
収録される。

そして次、販売されるのもDVD付きとCDのみの2種類。
DVDには1stシングル「スーパーヒーローになりたい」のMV完全版が
収録される予定。

ぬおおお、今度はどうしよう!?やっぱamazonか!?
発売日でGETするためにタワレコで注文か!?



◆のん「RUN!!!」

01. RUN!!!
02. ストレート街道

2018年1月1日発売《KAIWA(RE)CORD》



また12月28日には、のん主催のライブイベントが開催される。その名も、
「のん、KAIWA フェス Vol.1 ~音楽があれば会話が出来る!~」。

出演は、のんちゃん他、銀杏BOYZ、(ゲストの)堀込泰行クンの出演が
決まっているそうな。

チケット先行販売は本日11月27日より。
ファンクラブ会員を対象とした先行販売だそうな!一般販売は12月16日に
始まる予定とのこと。

※やっとファンクラブの特権が使えそうだよ…。



【のん、KAIWA フェス Vol.1 ~音楽があれば会話が出来る!~】

日程:2017年12月28日(木)
場所:東京都 恵比寿ガーデンホール
出演者:のん / 銀杏BOYZ / 堀込泰行(ゲスト) / and more

まぁ、ファンクラブも早目の抽選に参加できたってだけだが…。
あとは当選するかどうかだね!

「里見総理のラーメンどんぶり」購入

2017年11月27日 | 生活
「シン・ゴジラ」の地上波初放送、「アニメ版ゴジラ」の公開で、
盛り上がるなか、通販ショップの「エヴァンゲリオンストア」で
注文しましたよ!



そして…届きました。
配送員さんが意味あり気な笑みを浮かべて持ってきてくれました。
段ボール箱がエヴァです。EVANGELION STOREです。



梱包テープもエヴァです。私、そんな熱心にエヴァを見てないん
ですけど。
「綾波レイのフィギュア」でも買ったのかと思われてしまったんで
しょうか?



箱を開けたら、また梱包。プチプチに包まれた紙箱。
そして、伝票がエヴァのファイルに入っている。(Not For Sale)



なんか、嬉しいぞ。
普通は味気ない伝票が、有り難いものに感じられるぞ!



プチプチを剥がして、中から紙箱を出す。
赤い箱です。商品名が書いてあります。



価格は税抜の2千円だが、公開から1年が過ぎ、実は割り引きに
なっているのだ。
※千円台で買えました!安い!←ホントか?



そして丼には、“あの”セリフ!
私も職場でボヤくことが多々あります。食事をレンジで温めたのに
いざトラブル発生で、やっと食えると思ったら冷めきってたり。



カップラーメンにお湯入れて「さあ食べよう」と思ったら(以下略)。
麺は伸び切って「あ~あ、下っ端でも責任者は辛いなぁ…」。

まぁ、家に届いた物だから。袋麺作っても伸びる前に食べますけどね。
あとは、食器洗いが荒いウチの家族に割られないように気をつけなきゃ。

「スーパーヒーローになりたい」を聴いた!

2017年11月26日 | CD紹介(邦楽)
24日に届いておりました。
のんちゃんのデビューCD「スーパーヒーローになりたい」。
《KAIWA(RE)CORD》

DVD同封版を購入したからダブルの楽しみ!



ジャケットからして最高。
マントとヒーロー衣装が似合います。似合いすぎです。

【収録曲】
1.スーパーヒーローになりたい
2.へーんなのっ
3.I LIKE YOU
4.タイムマシンにおねがい(WORLD HAPPINESS 2017 MIX)

【KRCD-00001 DVD収録内容】
「のん、ride 音 music」(レコーディング風景、リハーサル
 風景などに密着したドキュメント映像)

CD1曲目は、
高野寛氏による作詞・作曲『スーパーヒーローになりたい』。
※高野氏はギターなどで演奏にも参加。

2曲目は、のんちゃん自身の作詞・作曲『へーんなのっ』。
※ドラムは屋敷豪太氏。

程よいポップさとロックなドライブが同居する楽曲。
「アナーキー・イン・ザ・U.K.」かと思いきや、疾走感ある
ギター・カッティングと、キュートなピコピコ打ち込みの妙。

かなりイイです!

また、<OHIROME PACK>(カセット、アナログEP)に収録され、
CD 化の要望が高かった『I LIKE YOU』、『タイムマシンに
おねがい(WORLD HAPPINESS 2017 MIX)』も併せて収録。
4曲入りシングルとなっている。

言うまでもなく『I LIKE YOU』はRCサクセションのカバー。
仲井戸麗一氏が弾き語りで参加。

『タイムマシンにおねがい』は、サディスティック・ミカ・
バンドのカバー。
同バンドのオリジナルメンバー=小原礼、高橋幸宏の両氏が
バッチリ参加。
こちらは「WORLD HAPPINESS 2017MIX表記」なれど、当日の
ライブ音源ではなく、その編成を再現するが如く、新たに
音源が加えられたヴァージョン。
 
聴いてみたら、おもにホーンセクションが追加されている。
オーボエの感じがアンディ・マッケイ調で。何というか、
ますますロキシー・ミュージックを思い起こしてしまう。

録音シーンやワーハピの風景が収録されたDVDも最高だ。
※オヤジが見事に転がされております。
 でも、あざとさゼロなんだよな。オヤジ達はそんなの
 見抜いちゃうんだよな。



ワーハピの感激が甦るよ。
※あの時ゃ鈴木慶一さんが「こりゃイイ冥途の土産だ」と
 まで呟いてたもんな!

その時のグッズと並べてみた。
カイワレコードのオヒロメ・パックです。

当日は「どんな参加の仕方するのか」フタ開けてみないと
分からなかったんだよね。

私なんか、「コトリンゴさんの横で朗読?」とか「最近PVに
出演したスチャダラに交じってラップの賑やかしか?」とか
色々と想像してたんだよね。



それが、立派にコトリンゴさんとハモって歌い上げ、終盤
幸宏バンドにエレクトリック・ギター抱えて参戦。
見事にハジけた。

その延長線上にこのCDシングルがある。感無量です。
せっかくならDVDにワーハピの演奏シーンも欲しかったが、
生憎それは無し。

このCDの先に音楽の道はある。
ガールズ・バンドでの活動を表明したのんちゃんは、既に
先を踏み出している。OKです!

突っ走って欲しい。ガンバレのんちゃん!

東京フィルメックス2017授賞式+「24フレーム」を見た

2017年11月25日 | 生活
チケット購入済みの「授賞式+24フレーム」までは時間がある。
とりあえず昼食を・・・と有楽町マリオンを出る。



どっかのアンテナショップで名産料理を食べようかと思ったが、
その前に有楽町駅のガード下で「C&Cカレー」を見つけてしまい、
私の好きな塩っ辛いカレーを食べた。

まだ時間が余ってるので座って和める所で一休み。
あとはツイッター。



17時半を目途にマリオン12階に戻る。
※実際は11階から入ってエスカレーターで1F上がるのよね。

開場時間で会場入り。今回の席は結構前の方だ。
見上げる形になるが、登壇者の表情など良く見える。



司会やプレゼンターが登場。
順次表彰作が発表されていきます。

学生審査員賞は『泳ぎすぎた夜』The Night I Swam
(監督:ダミアン・マニヴェル、五十嵐耕平)

学生審査員の女性が日本語と英語でコメント。
若きダミアン監督が「素晴らしい英語コメント」と感激している。



観客賞は・・・『ニッポン国VS泉南石綿村』!
Sennan Asbestos Disaster(監督:原一男)

登場した原一男監督、第一声が「私、審査委員なんですよね」。
これには客席からも笑い声が。



まぁ、あれだけ圧倒的な作品見せられて、原告女性から投票を
呼び掛けられちゃ皆入れますわ。
※もちろん私も投じたし…

~というか、原一男氏は審査委員長です。



※いちおう「参ったな~」的なポーズされてますが・・・

監督は泉南と共に「水俣」の現場も撮っているそうで。
※これも渋谷アップリンクで語っていらしたが

熊本県水俣のチッソ工場から海に垂れ流された水銀が原因となった
公害「水俣病」。

「1年で『水俣』のドキュメンタリーを完成させます!」と、
そう宣言されましたよ。



70年代が運動のピークといえた「水俣病訴訟」「患者認定活動」。
もはや熱量も下がり、泉南どころじゃない現状。

それを撮るのは、もっと困難である…と。
※「患者を傷つける発言があった」として原一男監督が謝罪したと
 いうニュースもありましたね。

しかし、決意を持っての完成宣言。
今度は1年で新作発表。期待で御座います。

さらには現状の日本映画界(特にドキュメンタリー映画)への苦言
もあり、社会派映画復権の必要性を説いた原一男監督。

なんとドキュメンタリーではない、通常映画の脚本を書いていると
発表!こちらの完成も誓っていらした。

すばらしい創作意欲。
72才の原一男監督だが、そのエネルギーは、まだまだ働き盛りの
50代のようだ。(見た目も若いよね)

観客への叱咤もあったから、こちらも受けて立たねばならない。
映画への姿勢だけじゃなく、国民としての立ち位置まで質されて
ますからね。

まぁ、当方も安穏とはしておらず先の選挙じゃ新宿街宣に合わせ
声を上げたりしておりますので。
原一男監督のアジテーションにも乗る気マンマンで御座います。



◆最優秀作品賞表彰
壇上には原一男氏の他4名の審査員。国籍も様々。

原氏から「今年は最優秀作品賞が2作品」「同率で2作品が1位」と
説明あり。
※審査員特別賞は無し。賞金は折半して75万円ずつ。

【最優秀作品賞】
『殺人者マルリナ』Marlina the Murderer in Four Acts
(監督:モーリー・スリヤ)
『見えるもの、見えざるもの』The Seen and Unseen
(監督:カミラ・アンディニ)

2人ともインドネシア出身の女性監督でした。
「インドネシア映画のフィルメックスのコンペ作品は初。そこから
作品賞を受賞したことを誇りに思う」とはスリヤ監督。
「全く違う作風の映画だが、それはインドネシア映画の多様性を
表わしている」と語ったのはカミラ監督。
両者が敬意を持ち合っているのは明白で退場前にはハグされていた。



そしてクロージング上映。
『24フレーム』24 Frames
(イラン、フランス/2017/114分/監督:アッバス・キアロスタミ)

自身は完成を見ることは叶わなかったキアロスタミ監督の遺作。
写真が撮られる瞬間、その前後はどうなっているのか…と云う
コンセプトを基に作られた映画。
写真家でもあるキアロスタミ氏らしい意欲作との触れ込み。

最初の1枚は絵画に雪、動物が重なり動きと時間が表現される。
他の1フレームは窓から見える鳥の動きを、森の中を移動する牛を。
そして鹿、押し寄せる波と鳥、雨と動物、などなど続いていく・・・。



大半は白黒の固定フレーム。これが24フレーム分。
写真と映像が合わさって描かれるのだが、なかなか忍耐の要る鑑賞。
・・・というか、これはもう修行!

なんか、しんどくなって(トイレに行きたいのもあり)私は途中で
退出。他にも同様の人がいらっしゃった。



キアロスタミ・ファンのファンとはいえ、ほぼ実験作といえる今作は
厳しかった。

最近映画館やホール上映での映画鑑賞が増えた私だが、その厳しさを
教わりましたな。

有楽町マリオンを出て地下街へ。地下鉄から乗り継いで自宅に戻った。


途中、ホームに「日ペンの美子ちゃん」の広告があった。
癒された。

結局、最後は漫画で癒された。そんなハードな土曜で御座いました。

東京フィルメックス2017で「ニッポン国VS泉南石綿村」を見た(2)

2017年11月25日 | 生活
ちょっと内容を書き過ぎたかな…。
休憩は助かった。
※トシ取ってトイレが近くなってるのよ。



上映終わって「さすが原一男監督だ」という思いを強めた。
ドキュメントだが「教育映画」「資料映画」では終わらない。

一種のエンターテイメント・ドキュメンタリーとなっている。
深刻な社会問題を、ここまで昇華させるんだから凄まじいよ。



上映後、再び監督たちが登壇して挨拶。そしてQ&A。
さすが「こういう映画を見に来る方々」、挙手しては印象深い
質問を述べた。
※協力的じゃなかった方々は最後までそのままだったそうな・・・



「被害者ではあるが、あくまで普通の人々。そういう人たちを
撮って面白い映画になるのか、ずっと不安で今も不安」・・・と
コメントした監督。

怒りの柚岡さんには「8年も原監督と一緒で邪魔じゃなかった
ですか?」と質問があったが「もちろん邪魔でした!」と即答
されて我々を笑わせてくれました。

※これは信頼関係あった上でのコメントですね。
 柚岡さんは空気を読んで気を遣う人だと思いました。

女性被害者の佐藤さんは「泣きながら撮って、ずっと一緒にいて
くれて、原監督には本当に感謝しています」。
そして「どうか観客賞に推薦してください」と頭を下げられた。



山形国際ドキュメンタリー映画祭2017では市民賞を獲得したこの
「ニッポン国VS泉南石綿村」。
最優秀じゃないのか…と監督はコメントされてたが、私は市民に
寄り添って映画を撮る原一男監督に相応しい賞の名前だと思った。

※釜山映画祭では最優秀を獲得されてリベンジは成ったかな?



「山形では多くの人に『面白かった』と言って貰え自信になったが
月日が経ってもう不安になっている。今回も色んな人に『面白い』
~と言って欲しい」と語った原一男監督。
頷く壇上の方々。

過剰なスーパーヒーロー不在のドキュメンタリー映画。しかし、
だからこそ現実味がある。
過剰なスーパーヒーローはドキュメンタリーなのに現実離れした
存在のようにも感じられる。

普通の人々の現実の話だからこそ、身近に、力強く訴えてきた。

『ニッポン国VS泉南石綿村』、凄い映画です。
来年3月にユーロスペースで公開予定。
興行の成功を祈りたい。

東京フィルメックス2017で「ニッポン国VS泉南石綿村」を見た(1)

2017年11月25日 | 生活
東京フィルメックス(TOKYO FILMeX)とは、
毎年秋に東京で開催される、作家性ある映画人を育てる事を標榜し、
アジアを中心とした各国の独創的な作品を上映する映画祭。



今回は各監督が来日、上映時に舞台挨拶や観客との質疑応答(Q&A)を
行なった。

上映作品は、コンペティションと、特別招待作品がある。
審査員によってコンペティションから、最優秀作品賞や審査員特別賞、
学生審査員賞が選ばれる。

観客賞もあり、これは特別招待作品も対象となる。



正直、同イベントに来るのはワタクシ初めて。
お目当ては、原一男監督の『ニッポン国VS泉南石綿村』
(Sennan Asbestos Disaster 2017年/215分)

上映場所は、有楽町マリオンの11階にある有楽町朝日ホール。
時間は朝10時から。仕事に都合付けて臨んだ。



以前、「ゆきゆきて神軍」トーク付き上映会で原一男監督が語った新作。
なんと215分の長さで、途中で休憩があるという。

入場前から入り口には列が出来ている。
カウンターではパンフレットが販売されてたので(1500円)、入場の
前に購入。



映画のテーマはアスベスト問題。
大阪・泉南アスベスト工場の元労働者らが国を相手に起こした訴訟を
記録したドキュメンタリー作品で、原監督のカメラが原告団・弁護団、
支援団体の活動を8年間にわたり撮影した渾身の一作。



明治時代から石綿(アスベスト)産業が盛んとなった泉南地域。
石綿により健康被害を被った石綿工場の元従業員や近隣住民たちが、
国を相手に国家賠償請求訴訟を起こした。

奥崎謙三のような「強力な個性」の人物がいない、普通の市民の戦い。
撮影は長期にわたって、映画的な盛り上がりを期待する原一男監督が
焦燥する展開へ・・・。



前知識はその程度。あとは見てみないと分からない。
上映前後に監督・出演者挨拶があるとの事。

出演者というか、ドキュメンタリーだから原告と支援者である。
「怒りの柚岡」といわれる原告男性(けっこう年配だが背すじは伸びて
エネルギッシュ)、「原監督は時に泣きながら私たちを撮ってくれた」
・・・と感謝を述べる女性。



一旦、皆さん舞台袖に去り、上映開始。

「さぁ、2017年の原一男映画」・・・と構えていると、ザラザラした画面、
街の音の中で取られたクリアじゃない音声、そこから車に同乗し他人の
家を訪ねるシーン。

おお、いつもの原一男映画だ!いつものドキュメント映像だ!
*国際映画祭の上映ゆえ英語字幕こそありましたが...。



後は一気に引き込まれた。
監督が「この映画は『ゆきゆきて、神軍』の対極にあるような内容」と
話していたように、強烈すぎるキャラクターは登場しないが、石綿被害
者やその家族と、弁護団たちの「等身大の姿」が迫ってくる。

まずは被害者探しから始まる。
余りにも「泉南地域の石綿労働者が早死にする事は当然」のように思わ
れていたから、それが何かを訴える事であるのかも分からない人が大半
だったのだ。

ただし、亡くなり方の異様さ、その苦しみの壮絶さに疑問を持つ家族、
被害者そのものが原告団として団結し始めた。
その中には「経営する側」も含まれた。

耐熱性・絶縁性・保温性に優れ、断熱材・絶縁材など古くから用いられ、
「奇跡の鉱物」と重宝されてきた石綿。

石綿による塵肺・肺線維症・肺癌・悪性中皮腫など人体への健康被害を
引き起こす事が発覚したあとも、国は経済優先で制限を遅らせ、工場の
空調設備整備を指導し始めたのが70年代、石綿自体の取り扱いを終わら
せたのは2004年。

国家による切り捨て政策を認めさせ、救済を求めるのが「大阪・泉南
アスベスト国家賠償請求訴訟」。
※それを今回初めて知りました・・・。

反発もあった。
貧しき者が石綿紡績のおかげで家族の生活を守り、子供が進学できた、
もう終わった事として、訴える事を拒む人もいた。

淡々とした活動に原一男監督が苛立つシーンもあった。
原告団・支援者・弁護団も、一枚岩じゃなく、それぞれの考えがある。

地裁で勝っても上告が繰り返される。
勝ったとしても、ぬか喜び。長引く裁判の間に原告が次々と亡くなって
いく・・・。

さっきまでスクリーン上でオモロイ関西ノリの言動で笑わせてくれた人。
その人たちの葬式が次々と続く。棺桶から死に顔も映す。
悔しそうな顔にも見えた。

こんなもん、こっちゃ泣くに決まってるじゃないか!
周辺の席でも鼻をすする音がひっきりなしに聞こえる。
*私の右隣には白人女性がいらしたが、彼女も泣いていただろうか...。

「この世界の片隅に」で流した涙とは違う涙。悲しい、悔しい涙。
手法としては剥き出しで叩きつけてくる原一男監督のやりくちはエグイ!

エグイが引き込まれる。
どの手法が偉い、凄いじゃない。それぞれが凄い・・・。

陳情に行くが役人はマトモに対応しない。「上の者を出せ」と喚いても、
戻ってきたら同じ答えを繰り返す。

怒りを覚えたが、それを通り越して笑ってしまった。彼らも哀れだ。
気の毒だ。どうせ上から言われた通りの事しか出来ないのだ。
※役人じゃないけど、私も似たような仕事してるからなぁ・・・

そんな中、強行突破を目論んだり、役人を怒鳴り飛ばしたりするのは
「怒りの柚岡氏」。

弁護士から「そんな事しても逆効果だ」と言われ、仲間同士で一触即発。
原告にも「あくまでルールに則って勝たないと」という、怒りを静かに
燃やす人もいる。

ときに浮いてしまう「怒りの」柚岡さんは、平成の映画界で先鋭的で
あろうとし、力強いメッセージを作品に託す原一男監督そのものとも
通じる気さえした。

※多分に監督はドラマチックな映像が欲しくて出演者を煽り、そその
 かす手法を取る。カメラの前では柚岡氏以外の原告も高揚している。
 奥崎謙三を暴走させた原一男監督の魔術だ!!

こんなに葬式だらけの映画を、悲惨な死が続くドキュメンタリーを
面白がることが許されるのか!?面白がってイイのか!?

・・・でも、でも面白れぇんだよ!!!

スゲエ面白いよ、原さん!!

(続く)

チャールズ・マンソン死去

2017年11月24日 | 生活
1960年代のカルト集団の指導者で、信者に連続殺人事件を
引き起こさせたとして全米を震撼させたチャールズ・マンソン。

まだ生きてたのかってのが正直な印象だが。
収容先の刑務所で11月19日に自然死したとの事。83歳。

1969年8月に起きた連続殺人事件では、ザ・ファミリーの
信者がロサンゼルスで7人を殺害。

マンソンと信者に終身刑が言い渡された。
彼のカルト集団が引き起こした凶悪犯罪は書籍や映画の題材にも
なっている。



映画監督ロマン・ポランスキーを夫に持つ女優シャロン・テートが
殺害され、続いて美容師や作家など4人も犠牲になった。

ポランスキー氏の自宅で、妊娠8カ月だった女優が殺害されると
いうニュースに全世界が驚愕した。

マンソンは殺害を指示。
自分では実行しなかったが、被害者の遺体には刃物でメッタ刺し
または銃で撃たれた痕があった。

現場には被害者の血で「pig」と書いた文字が残されていたほか、
ビートルズの曲名「Helter Skelter」が書れていた。

カルト集団による凶行とともに、歪んだヒッピー文化の辿った悲劇と
いう面もあっただろう。

マンソンは金のある有閑マダムの誘い込みが上手かったという。
狂気を孕んだ表情、言動には不思議な魅力を感じる者がおり、収監後も
シンパシーを表明する人物も見受けられた。

マリリン・マンソンの「マンソン」は、この人物から付けられたという。

一旦死刑が言い渡されたが州が死刑制度を取りやめたため、終身刑に
移行していた模様。

Tシャツにもなってるけど、着る人間の気が知れない。
ゲバラのTシャツなら持ってるけど、マンソンは御免だな。

「マイマイ新子と千年の魔法」公開8周年記念上映会へ(2)

2017年11月21日 | アニメ・特撮
「マイマイ新子と8年目の魔法」舞台挨拶です。

福田麻由子ちゃん若い。...というか、収録時は中学生だったのね!
スクリーン1を埋めた観客に驚いた様子。

そして、「8年前に公開した舞台挨拶の経験はないので」と戸惑い
つつも嬉しそう。
出身は東京という真由子ちゃんなれど、本籍は山口なんだそうな。

お祖父さんが山口在住で、防府で舞台挨拶やったら、お祖父さんが
見にきて「まゆちゃん立派になって」と感激してたとの事。

移動に使えるようなバスを調達して貰ったが、車内でお弁当を食べる
なんてして、修学旅行みたいだった...と。



片渕監督によると、
声優選びでは、子供が中心の話なので、大人の声優が演るより本当の
(中学生くらいの)子供にやってもらおうと思ったとの事。

福田麻由子さんの事は知ってた。
演技が上手なので可哀想な役が多かった。元気な声を出して欲しいと
思ってオファーした。

声は数日間一緒に録った。皆で過ごし、ご飯も一緒に食べた。
机がなくて、弁当を皆で輪になって食べた。

チョコを食べるシーンは本当に頬張って話した。食べ過ぎて頭が痛く
なったそうな。

「うちらの明日の約束を返せ!」のシーンは、ずっとそこを頑張って
やっていた。それが結実した。

麻由子ちゃんは半年前に知人が「マイマイ新子がイイ」と20分くらい
語ってきたので、そんなに良いなら観てみようかな~と思って、DVDで
観てみた(笑)。

なお、麻由子ちゃんは 、まだ身長が伸びてるらしい。

中国の映画祭で上映が決まり、片渕監督も挨拶に向かうとの事。
驚く麻由子ちゃん。「でも向こうは4千年の歴史だから」という監督。

入場時に貰ったアートカード。サイン付きがもらえる抽選あり。
私は貴伊子ちゃんヴァージョンをゲット!



きっと「わんぱく王子」の御利益だ...と感激。
最後は山本氏の音頭で三本締め。

しかし山本氏が「このせか...」と、作品名を言い間違えて場内騒然。
愛ある冷やかしに汗しながらも仕切り直し。しっかり締めてくれました。

9年目も、10年目もあるそうです。
可能ならゼヒ参加したいものですね。

「マイマイ新子と千年の魔法」公開8周年記念上映会へ(1)

2017年11月21日 | アニメ・特撮
新宿ピカデリー「スクリーン1」で行われる舞台挨拶付きイベント。
「マイマイ新子と千年の魔法」公開8周年記念上映会。

片渕須直監督はもちろん、主役を演じた福田麻由子さんも登壇ゆえ、
前売り買って馳せ参じましたよ。



道中のBGMは東映動画アンソロジーから「わんぱく王子の大蛇退治」。
※伊福部昭百年紀Vol.6で演奏されるので予習です!

19時の開始前には列が出来ておりました。



スクリーン1の上映サイネージを記念撮影する人多数。
私も横からスマホで撮影。

入って着席。けっこう前の席。
スクリーンがデカイ。見上げながらの鑑賞だ。



上映開始となったが、やはり音がイイ。
画面もキレイ。

改めて、美しく描かれた自然に感じ入る。
新子ちゃんが歩く地面のアップ。
小石が迫ってくる。…3Dか!!



貴伊子ちゃんの後ろ髪「フワリ」。嗚呼…。

貴伊子ちゃんは服もフリルが付いたりで「女の子」。
お父さんが「そうあってほしい」と選んでるんだな、きっと。



そんな貴伊子ちゃんがボンボン食べて「エヘヘ」となってるシーンは
ほとんど「おそまつさん」。清楚・清純イメージとのギャップが…。
※最後の方は田舎に馴染んでるし。

今回は「爛熟」なんて言葉も浮かんだな。
最初に見たときも「むしろ大人向けじゃん」と思ったが、立派に見える
大人も辛いんだよ…てな内容だし。

今回もバー・カリフォルニアのメンツに悲哀を感じたし。
「うちらの明日の約束を返せ!」って新子は叫んだが、彼らだってなぁ…。
奪われた側かも知れないよな。

だから新子の言葉はバー・カリフォルニアの「お姐さん」に突き刺さった
だろうけど、その矢が留まって痛み続けちゃ可哀想だ。

言葉は突き抜けて夜空に飛んだんだよ。そして今も飛んでるんだよ。



大画面の迫力と想像力の交錯に酔いしれてるうちに映画は終了。
エンディングと同時に拍手が巻き起こったのでした。

*録音状態にもよるだろうが、コトリンゴさんの歌声が今より細くて、
そこに年月を感じたなぁ。

さぁ、続いて片渕監督と福田麻由子ちゃんの登壇です。
司会は…おおっ、宣伝Pの山本さんだ!!

(続く)

「ゆらぎ荘の幽奈さん」アニメ化!

2017年11月20日 | 漫画
『週刊少年ジャンプ』2017年50号で発表されてます。
「ゆらぎ荘の幽奈さん」アニメ化です!

いわくつきの温泉宿に居候する武闘派(?)霊能力者
コガラシと幽霊女子の幽奈さん、同じく宿に住む女性、
同級生らが巻き起こす「お色気エピソード」が人気の
コメディーマンガ。

放送時期や時間帯、キャストなどの詳細は今後、同誌や
「ジャンプフェスタ2018スーパーステージ」で発表予定
だそうな。



あまりの脱がしっぷりに「教育によくない」と攻撃の
的になった事ある同作品。
批判をスルーしてアニメ化とか、良い了見ですな!

アニメでも温泉の湯気とか陽の光とかが仕事しそうだが
円盤では消して大サービスとか大いにありそう。

キャストさんも楽しみ。
どんな人が、どんな感じで演じてくれるのやら。

とりあえずは続報に期待ですな!