あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

水木しげる先生死去

2015年11月30日 | 漫画
水木しげる先生が本日11月30日7時18分、多臓器不全のため
東京都内の病院にて逝去されたとの事。93歳。

11月11日に自宅で転倒、頭部打撲による硬膜下血腫で緊急手術を
受けたが、11月30日早朝に容体が悪化した。
通夜・告別式は親族のみで行われ、後日お別れ会が予定される。

1922年生まれ、鳥取県育ちの水木先生は1958年に貸本本で
マンガ家デビュー。
以降の話は2010年の朝ドラ「ゲゲゲの女房」(妻・武良布枝さんが
夫婦生活を綴った自伝のドラマ化)で描かれたから記憶に新しい。



代表作「ゲゲゲの鬼太郎」は5度にわたりTVアニメが制作され、
2008年には貸本版の「墓場鬼太郎」もフジTV深夜枠でアニメ放送
された。
そのほか代表作に「河童の三平」「悪魔くん」「総員玉砕せよ!」
「ヒトラー」などがある。

手塚治虫先生とは別の文脈で現れた恐るべき存在でもあった。
民俗学・民間伝承の系譜にある作風、藁葺き家屋や墓場を描く緻密な画風。

戦争で片腕を失った体験、最前線で死線ギリギリを漂った経験。
そこから生まれた戦争描写は圧倒的にリアルだった。

人間・ヒトラーの描写も圧巻。
我が国は異能の人を失った。戦争の語り部を失った。
本当に残念だ。
100まで生きてくれそうな勢いだったのに・・・。

水木しげる先生の御冥福を心より御祈り申し上げます。

いまごろアニメ「君に届け」にハマる(2)

2015年11月30日 | アニメ・特撮
主人公の爽子といえば、
当初は友達なし、見た目は地味・・・な高校生なのだが。



まずは一見ギャルで気が強かったりするが実はイイ子な
2人と友達になっていく過程で泣ける・・・と。

そこから次は恋模様。
男子から見ても「こんなヤツが友達だったら」と
思わせてくれるナイスガイ風早クンに恋して、
風早くんも純な爽子に惹かれて「甘酢っぺ~」展開に
毎週ときめく事になるのです。

また絶妙に邪魔が入ったり擦れ違ったりして
進むのが遅いし・・・。



声優さんもイイんですよね。

黒沼爽子: 能登麻美子
風早翔太: 浪川大輔
吉田千鶴: 三瓶由布子
矢野あやね: 沢城みゆき
真田 龍: 中村悠一
荒井一市: 小野友樹
胡桃沢梅: 平野綾

~なんて、かなり豪華だし。
爽子の声を演じるのが能登さんですもの。
そりゃ、トキメキますよ。



しかしね。
黒髪、ぼっち、妄想癖あり・・・といえば
「わたモテ」の主人公「もこっち」だってそうじゃないか。

なんで、片やリア充になり、もこっちはドツボに嵌まり
続けるのだ。

爽子は純粋、もこっちはゲスく自己中。
爽子は縫い物も出来る女子だが、もこっちはゲーマーで
男性声優CDでアヘってる喪女・・・。

ただ、それだけの違いなのに。

何かのボタンの掛け違いで、そうなってしまうのか。
もこっちにも幸せになって欲しいなぁ・・・。

いまごろアニメ「君に届け」にハマる(1)

2015年11月29日 | アニメ・特撮
なんと、アニメには全く「興味無し」の連れ合いが
再放送を見ていて
つられて見うちにワタシもハマってしまった。

ちなみに連れは好きなバンド「Your Song Is Good」の
ブログで知り、興味を持ったとの事。
ギタリスト=次長が大好きだとのこと。
※休日課長ではありません



衛星放送で「一挙放送」とかやってくれてて
ついつい一気に見てしまった。
※それでも全部は見てないが

原作は少女マーガレット連載の少女漫画。
主人公は、見た目が暗く周りからも「貞子」と呼ばれる
女子高生・黒沼爽子ちゃん。

純だけど、自分の気持ちを上手く表に出せない主人公が、
爽やか同級生・風早クンとの恋や、一見ギャルだがイイ娘の
友人たちと接して成長していくストーリー。



※ただ純粋ってだけじゃなく、ときどきズレた言動したり
 するのが面白い。笑いもあるトコロがイイんだよなぁ。

2009年のテレビアニメ。
この年は豊作だったんだなぁ・・・。

声優の白川澄子さん死去

2015年11月29日 | アニメ・特撮
『サザエさん』の中島役、『ドラえもん』の出木杉英才役など、
多くの少年役を演じた白川澄子さんが、11月25日午後10時頃、
クモ膜下出血のため東京都内の自宅で死去されていたとの事。
80才だった。

サザエさんで数少なくなった初代声優さん・・・。
残念ですねぇ。

現在、週刊少年ジャンプで連載中のグダグダ侍マンガ
「磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜」にも友人役で
「中島」がいるが。



それが、まさに眼鏡キャラで。
グータラな磯兵衛を塾や私生活においてフォローする友人。
まさに「サザエさんの中島」キャラ。

「磯兵衛」は、30秒ほどのショートアニメ「豆アニメ」として
制作されることが発表されたが

なんと中島の声を担当するのは「村瀬歩」クン。
「ハイキュー!」の日向役(少年声)も演じている彼は
またしてもジャンプアニメの重要役をGETしたと言えよう。

磯兵衛の中島は、サザエさんの中島に匹敵する名脇役だもんな
~なんて、拙ブログにUPしようと思った矢先の訃報。

誠に寂しい・・・の一言。
白川澄子さんのご冥福をお祈り申し上げます。

最近の収穫「石川晶 ドラム メソード」CD

2015年11月28日 | CD紹介(邦楽)
猪俣さんの「ドラム メソード」に続いて、
石川晶さんヴァージョンも購入いたしましたよ。
1972年発表の一枚。

以下、商品説明

「ご存知あの名曲がかくもグルーヴィに生まれ変わった。
打って、打って、打ちまくる。最強のジャズ・ロック・ドラマー、
石川晶が面目躍如の快進撃!」

「数多くのジャズ・ロック重要作を残しているドラマー石川晶に
よるロック・カヴァー・アルバム。当時楽器教則レコードの体で
『メソード・シリーズ』がリリースされていたが、その実はジャズ・
ミュージシャンによるロック/ポップスのカヴァー・アルバムで、
いずれもミュージシャンシップが発揮された素晴らしい内容に
なっている」

「ビートルズなど録音当時のヒット曲をインストゥルメンタル・
ジャズ・ロックにアレンジ。アレンジを鈴木宏昌が担当。聴き
どころは石川のドラミングと有名曲の解釈。左右に広がるように
録られたドラムは、音もタイトに引き締まり、聴いていて気持ち良い」



ジャケットの石川さん、風貌が既にアフリカンしてます。

収録曲は
01. Questions'67 And '68(シカゴ)
02. Spinning Wheel(ブラッド、スウェット&ティアーズ)
03. Lowdown(シカゴ)
04. Brige Over Troubled Water(サイモン&ガーファンクル)
05. Black Night(ディープ・パープル)
06. America(サイモン&ガーファンクル)
07. Black Magic Woman(フリートウッド・マック/サンタナ)
08. 25 Or 6 To 4(シカゴ)
09. It's Me That You Need(エルトン・ジョン)
10. Come Together(ザ・ビートルズ)
11. Let It Be(ザ・ビートルズ)
12. Mamy Blue(ポップ・トップス)

・・・ここに尾崎紀世彦さんや布施明さんの声が乗れば、
別の意味で凄い事になるのだが、
※曲目も被ってるし。「明日に架ける橋」「スピニング・ホィール」
 「レットイットビー」・・・

歌が無いぶん演奏の自由度が上がってる気も致します。

・・・とはいえ石川さん、カッチリ叩いていらっしゃる印象。
角田ヒロさんに通じるジャストタイム感・・・というか
ほんの少し遅れる感。

個人的な好みで言えば、もっと前ノリか、いっそ後ノリの
方が私にはシックリ来るんですが・・・。
※そういう意味ではライブ盤の「MIKO LIVE at RIVIERA」で
 聴かれる突っ走りっぷりが気持ち良い・・・。

曲は有名曲ばかりだから、ハズレは有りません。
聴いてて「良いな」と思ったのがD・パープルの曲。

リフに歌詞つけて
「♪な~ぜか本出し~た、な~ぜ~かヒットした♪」と歌えば
見事な空耳曲になる「ブラックナイト」。
※パープルも結構いろんなトコロからパクってますなぁ・・・

原曲はイアン・ペイス(Dr.)のシャッフルが印象的だけに、
ジャズのテイストはバッチリ。
サックス・ソロも決まって、ゴキゲンな演奏なのでした。

曲によってはワウギターによるソロも登場。
でも、その途中でフェイドアウトされるシーンもあったりして
その辺ちょっと不満・・・。

メンバー各人のクレジットも無かったなぁ。
「石川晶 オール・スターズ」って事になってるが、カウント
バッファローズ・メンバーとの重複もある筈だよね。

最近の収穫「MIKO LIVE at RIVIERA」CD

2015年11月27日 | 邦楽
私の「歌上手い人を聴きたい病」も
女性ヴォーカルに至りました。

弘田三枝子さんと云えば女性ヴォーカリストして
圧倒的な存在感を誇る人です。

「MIKO LIVE at RIVIERA」
73年のライブで、バックはカウントバッファローズ。

石川 晶(Dr.)
直居隆雄(E.Guit.)
寺川正興(E.Bass)
新井英治(Tbn.)
羽鳥幸次(Tpt.)
村岡 建(T.Sax.)
鈴木正男(Bari,Sax.)
ラリー須永(L.P.)
市川秀男(E.p.f.) 
※「Getup」録音メンバーと同じ

石川晶さんのドラムが疾走してて最高です。

ジャズ・シンガーとしても一流、ポップやソウルも
高いレベルで歌いこなす弘田さんと強力な演奏陣。
つまらないワケがありません。



【曲目】
01.PPENNING THEME
02.THIS COULD BE THE START OF SOMETHING BIG
03.I WANT TO BE HAPPY
04.WHEN I FALL IN LOVE
05.CAN'T TAKE MY EYES OF YOU
06.FOR ONCE IN MY LIFE
07.THEME FROM SHAFT
08.BE MY BABY
09.MY GUY
10.MY WAY
11.YOU'RE NOBODY TIL SOMEBODY LOVES YOU
12.OVER THE RAINBOW

2曲目は完全にジャズフォームなアップテンポ曲。
演奏陣もイキイキ弾いておられます。
クロっぽいムード満載の曲もあります。

途中、司会(?)の人が弘田さんを英語で紹介する場面が
あるんですが、その口調がまるで後のラッパーみたいで
そういう意味での時代の先取り感も凄いです。

私はロックバンドでも、いわゆるスーパーグループが
好きなんですが。

カウントバッファローズからしてジャズ界の実力者を
集合させたモノだし。
そこに強力なヴォーカリストを要した「MIKO LIVE
at RIVIERA」はスーパーグループによるスーパーな
ライブアルバムである・・・と感じました。

弘田さんも英語発音がイイですねぇ。
※10代の頃からキャンプ回りをされてたとか・・・

「上手い歌手が聴きたい病」が、ますます重症に
なっていきそう。

いや、「上手い歌手が凄い演奏に乗って歌ってるのを
聴きたい病」に深化してるな・・・。

ザッパ生誕75周年記念イベント

2015年11月26日 | 洋楽
フランク・ザッパの生誕75周年記念したイベントの
開催が決定した。

内容は『ロキシー・ザ・ムーヴィー』爆音上映&
「アルバム・ガイド大全」トークショー。

フランク・ザッパの未発表映像として伝説に
なっていた『ロキシー・ザ・ムーヴィー』。

そのデラックス・エディションが12月23日の
リリースされ、
さらにザッパ愛好家・大山甲日氏による
『フランク・ザッパ/アルバム・ディスク大全』が、
12月21日に出版。

本年は故F・ザッパの生誕75周年。
アニヴァーサリー・イヤーである事も重なり、
ザッパ・ファンにとって特別な12月になりそう。

映像作品と書籍の発売を記念して、作品紹介を
兼ねたイベント「爆音上映&トークショー」が、
12月22日に開催される事になったのだから尚更だ。



【イベント内容】

第1部
『ロキシー・ザ・ムーヴィー』(1973年)の爆音上映会。
(約1時間35分)
製作者のザッパ・ファミリー・トラストにより
たった一度だけ承認された上映であり、大音量で
パフォーマンスを堪能できる貴重な機会となる。

第2部
大山甲日氏が登場し『ロキシー・ザ・ムーヴィー』
『フランク・ザッパを聴く/アルバム・ディスク大全―』を
解説。ザッパ・ミュージックに関して掘り下げたトーク
ショーが期待される。

八木康夫氏と並びザッパ・マニアとして知られる
大山氏だけに、そうとう濃いトークが期待できるし
ファン必見のイベントになりそうだ。

【日時】
12月22日(火) 開場:18時30分 開演:19時30分~ 

【場所】
会場:渋谷クラブクアトロ

【料金】
前売2000円(税込、入場時別途ドリンク代500円)

【チケット情報】
11月24日(火)より先行予約受付開始
詳細はウドー音楽事務所HPにて 
http://udo.jp/Movie/FrankZappa/

浜田ばみゅばみゅ

2015年11月25日 | 芸能
11月24日に放送された『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト-
2015』に、デビュー曲が発表されたばかりの浜田ばみゅばみゅが
急遽生出演した。

『ガキの使いやあらへんで!!』番組内の企画「浜田アイドル化計画」で
誕生したキャラクター。
ダウンタウンの浜田を中田ヤスタカがプロデュース、
MVは増田セバスチャンが衣装、ジャケット写真などのビジュアル面を
手掛けた新曲『なんでやねんねん』を発表したばかり。



もちろん、きゃりーぱみゅぱみゅ直系の凝りっぷりだから、目にも
耳にも残る事!

「なんで~♪なんで~♪なんでやねんねんねん♪」と
気がつけば口ずさんでいる。
私も。家族も。

50歳過ぎて恐るべき華々しさ。
KAT-TUNの1名が脱退するって発表が霞んでしまったよ。

ジャニーズ系の歌が下手なアイドルが多くて辟易した番組だったが
(それでも生で歌うだけマシか)
TOKIOの新曲「東京ドライブ」はカッコ良かったね。



作詞、作曲、編曲を長瀬智也が手掛けたTOKIO通算50枚目の
シングル。
ファンキーな70年代風のハードロックになっていて、
ジミヘンっぽい歌い出しや、ギターのヘヴィさにオジサンは
ゾクっとしてしまいました。

サビで「あっけらかん」とポップ調に展開するのもグーだ。
皆がデビュー曲や初ヒットを選んでくる中、堂々の最新曲演奏でした。
(セカオワは狙いすぎで論外。もっとニーズに応えた選曲しないとね)

まぁ、バンドの殆どが半生だった気がするが。
(カラオケに乗ってボーカルが歌い、演奏陣はフリだけ・・・)

生の音楽番組を久々に楽しめた気がする。
たまにはイイよね、こういうのも。

喪中切手

2015年11月24日 | 生活
喪中ハガキを購入し
宛名を書こうと思ったら気がついた。

年賀ハガキと違い、別に切手が必要なのね。
考えてみれば当たり前の事ですな。
これまた粗忽を晒してしまいましたね。

郵便局の自販機で52円切手を購入しようとしたが
なんか、柄が桜だったりして、喪中には相応しく
ない雰囲気を醸しだしておる。

そこで局内に入って局員さんに聞いた。
「喪中ハガキ用の切手ってありますか?」



「はい、ございます」と
あっさり返答され、そのまま45枚ほど購入。
身近な親類は分かってる事だから、わざわざ
ハガキで知らせる必要もないし。
私は普段、数えるほどしか年賀状を出してないし
・・・で、比率は連れ合い用が大半となった。

数少ない自分の分は準備済み。その場で切手を
貼ってポストに投函。

郵便番号を書き漏らした物もあったが、さすが
郵便局。郵便番号一覧の冊子が置いてありましたよ。
投函直前に記入して滑り込みセーフ。

慌ただしかったが
12月になったら、もう遅いですからなぁ。

ボブ・フォスター氏死去

2015年11月23日 | ボクシング
米メディアによると、
プロボクシングの元ライトヘビー級元統一王者で、
1960年代後半から70年代にかけて活躍した名選手の
ボブ・フォスター氏が、11月21日に死去したとの事。
77歳だった。



1938年4月27日、米アルバカーキ生まれのフォスターは、
身長190cmというライトヘビー級では破格の長身と強打で
1970年代のLヘビー級にて、まさに無敵の強さを誇った。

1961年3月27日にプロデビュー。
1968年5月24日にナイジェリアの英雄でWBA・WBC世界L・
ヘビー級王座ディック・タイガーに挑戦したフォスターは、
第4R連打からの強烈な左フックでKO勝ち。王座奪取に成功。



そこからは、まさに無人の野を行くかのような快進撃。
マーク・テスマン、ビセンテ・ロンドン、マーク・クォーリー等
相手に14度の防衛を果たした。
その大半はKO防衛。
倒しっぷりも凄まじく、左フックを直撃されてダウンした相手が
ピクリとも動かないシーンは強烈な印象を残した。
※叩きつけるような右ストレート、迎え打つ右アッパーも強かった

長身を前傾させながら左ジャブを伸ばし、機を見て左フックを
振る痩身の強打者で、タイガーを倒した後の歓喜のジャンプは
鶴が跳ねているかの様だった。

そんなフォスターにしてもヘビー級の壁は厚かった。
ビリー・コンやアーチー・ムーアといったL・ヘビー級の
名王者達がヘビー級に挑み跳ね返され、「L・ヘビー級の
選手はヘビー級の王者にはなれない」というジンクスも
あったが、いかんせん時代も悪かった。

1970年11月、フォスターが挑んだ世界ヘビー級王者は
全盛のジョー・フレージャー。
さすがのフォスターもフレージャーからすると線が細く、
2回KO負け。
レフトフッカー同士の対戦という意味でも興味深かったが
試合は一方的だった。
※今なら間にクルーザー級が挟まって、そこを狙ったり
 出来るのだが・・・。

1972年には、NABF北米ヘビー級王者モハメド・アリと
対戦するも8回KO負けを喫し、ついにヘビー級トップには
及ばず。Lヘビー級王座防衛に専念する形となった。

1974年6月17日、15回引き分けでL・ヘビー級王座14度目の
防衛に成功したが、ここで王座を返上。
ノンタイトル戦を何度かこなした後、最後は2連敗を喫して
引退した。

最終戦績は65戦56勝(46KO)8敗1分。
世界戦戦績は16戦14勝(11KO)1敗1分。
90年に国際ボクシング殿堂入りを果たしている。

ビデオで何度も見た選手だし、現在の動画サイトでも
その勇姿は確認できる。
見るからにタフなタイガーを倒した試合は、まさに歴史的な
KOシーンだと言える。

それ程の名選手が病に伏せていたなんて聞くと寂しいが、
これも時の流れなんですね。

ボブ・フォスターよ、安らかに・・・。

三浦隆司、TKOで王座陥落

2015年11月22日 | ボクシング
ネバダ州ラスベガス21日(日本時間22日)
プロボクシング
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦

王者・三浦隆司(31才/帝拳)が、同級1位フランシスコ・
バルガス(30才/メキシコ)を5度目の防衛戦で迎えたが、
9R1分31秒TKOで敗れ、王座を失った。

待望のラスベガス・デビュー戦だったが、さすがの三浦も
硬くなったか、初回から手数が少なく、バルガスのジャブと
いきなりの右ストレートに先手を取られた。

その展開からバルガスの右を食ってグラつく三浦は、挑戦者の
追撃を凌ぐのに大わらわ。
第1Rから、あわやダウンというスタートとなった。

次のラウンドもバルガスが手数で先手を取る。
三浦のパンチはバックステップで躱し、自分が打つ時は踏み
込んでくる挑戦者。派手ではないが間合いが巧み。
これは試合全般で有効だっただろう。

もともと狙いすぎの気がある三浦だが、
先手を取れなかった理由はここら辺にあったのでは?

このラウンド終盤で三浦は左ストレートを伸ばし、ボディも
叩いて応戦体制を整える。

ただし、この試合で気になるのは三浦の首の動き。
細かく横に振ったりして、まるで視線を逸らす様な仕草。
どこか痛めたのだろうか?

第3Rは右フックをリードにして前進する王者。
初回のダメージは回復した様子。

第4Rはボディーを中心に左を当て始める三浦、そこからの
ワンツーで挑戦者を後方に飛ばし、ダウンを奪う!
バルガスは右目下から出血。一気に形勢逆転だ。

逆転KOのチャンスはラウンド終了ゴングに阻まれたが、
優位に立った三浦は右リードも繰り出し、ボディワークも
思い出したように使い始めた。

ただし、バルガスも上手い。中盤以降は出入りだけでなく
ブロッキングとスウェイも使って三浦の左をマーク。
直撃を避け、自分のストレートはタイミングよく伸ばす。

王者からすると完全に優位に立てない戦況が続いた。

一進一退にも見えた展開だが、さすがは「ボンバー」三浦。
8Rの左ストレートで挑戦者は腰を落とし、一瞬ヒザが
崩れかける!
なんとか踏ん張ったバルガスをコーナーに詰めて連打。
バルガスがカバリングで凌ぐ中、またもラウンド終了のゴング。
ここらは初回に続き、無念の展開だ。

大きなアドバンテージを得たと思った9R開始早々、
魔の展開が待っていた。

詰めを狙う王者に挑戦者も手数で抵抗、そこからの右フックを
食らった三浦は腰を落としてしまう。
立て直そうとした所に右アッパー、左フックを貰ってダウン!

これは効いており、すぐに立ち上がろうとしてまた倒れてしまう。
(ああっ、なんでエイト・カウントまで休まない!!)

立ち上がったが完全に効いている。
バルガスの猛打に必死のクリンチで時間を稼ごうとするが、
少しでも隙あらば打ってくるバルガスのパンチの前に回復が
覚束ない。
最後は左からの右ストレートを貰い、レフェリーにストップ
されてしまった。

セルヒオ・トンプソン戦でもKO勝ちが見えながらペースを
奪い返されたり、逆転のダウンを奪われたりした三浦だが
この試合でも同じ傾向が出てしまった。

無敗の最強挑戦者を追い込みながら、逆転負け。
バルガス陣営は「メキシカンキラー」からTKOで王座奪取し
大喜び。

新王者バルガスの戦績は24戦23勝無敗1分け。
三浦は34戦29勝3敗2分けとなった。

試合はダウンの応酬だっただけに、またお呼びが掛かれば
良いのだが。
※それ以前に心身のダメージ確認、回復が先か・・・。

まずは「コットvsアルバレス」興行のセミファイナルという
大舞台での試合を終えた前王者に「お疲れ様」と申し上げたい。

12月23(水)の「渡辺宙明トークライブ」は女子会?

2015年11月22日 | アニメ・特撮
2015年12月23(水)
劇伴倶楽部presents《SOUNDTRACK QUEST》
「渡辺宙明トークライブ Part9~女の子のための渡辺宙明~」

OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥2,100/ 当日¥2,400(共に飲食代別)
※前売券はイープラスにて「11月24日(火)12時」より発売開始

【出演】
渡辺宙明、腹巻猫、不破了三

『人造人間キカイダー』『マジンガーZ』『宇宙刑事ギャバン』
などの音楽を手がけたヒーロー・アクション音楽の第一人者・
渡辺宙明のトークライブ第9弾・・・という事で。

今回は「宙明ガールズポップ」特集だそうです。
う~む、そう来ましたか。

あ、別に男子禁制というワケじゃないそうです。
記事タイトルでビックリされた人、ゴメンナサイ。



「さやかのテーマ」(マジンガーZ)や
『戦え!!イクサー1』等の戦うヒロインのテーマや、
『サザエさん』『野球狂の詩』等のファミリー向け作品、
女声スキャットをフィーチャーした楽曲など、
「宙明ガールズポップ」とも言える作品の魅力を
探求するイベント・・・との事。



『初代プリキュア』には「キュア・アクション」って曲を
提供されてますからなぁ。

2014年には女子キャラ繚乱の『俺ツイ』の劇伴も。
来年になったら作曲キャリア60年(!)の宙明先生、
ヘンタイぎりぎりのアニメまで・・・凄い仕事っぷりです。



女声スキャットといえば、
初期のTVドラマの『オレとシャム猫』だが。
スキャットを担当してるのは「スキャットの女王」と
言われる伊集加代子さんで。
グルーヴィーなオルガン・サウンドとともに、強烈な
印象を受けたものでした。

※前回の「渡辺宙明トークライブPart9」で
 紹介されたんですよ。「ネスカフェ・ゴールド
 ブレンド」のCMや「11PM」オープニングでの
 スキャット名唱が余りにも有名な伊集さん。
 さすがの女王ぶりで御座います。



「サザエさんのうた」は、
一時期変更されてた主題歌だと思ってたら別の曜日に
流されてた再放送版のOP曲だったんですね。

歌メロがイイから、こちらの印象も大きいですねぇ。
サビが明確で、一気にアガるんですよ。
「♪うちと~、おんなじね~♪」から俄然ベースラインが
凄くなる。やっぱり奏者は・・・。



『野球狂の詩』は女性投手・水原勇気編のテーマを
宙明先生が担当、アニソンの女王・堀江美都子が
歌ったという事で、これまた王道タイプの曲。



清純派・水原勇気の後は「永井豪キャラ」。
私が前髪ぱっつん、カチューシャ女子を今でも好きなのは
「弓さやか」から来ているのは明白。



肉感的で脱ぎ(脱がされ)っぷりがイイのも最高です。
上の画像はスピンオフ漫画「マジンガーエンジェル」
(漫画は新名昭彦)の架空アニメCDジャケ。

イメージCDはホントに出てて、
豪ちゃんや堀江さん所縁の曲が収録されてる模様。
とうぜん宙明先生曲も。

しかし、ジャケット画もイイですなぁ。
コスチュームが絶妙に破れてるのが素晴らしい。
ブラひも見えてるのも新鮮ですなぁ。

豪ちゃんの女性キャラって戦闘服の下はスッポンポンな
イメージなんですが、そこに敢えて普通の下着を描くとは・・・
中々やってくれます。
「普段は普通の女子高生」設定を活かすためのなのか、
描いた人の趣味なのか。

~ああ、いかん。
例によって話が脱線している。

肝心のイベントだが・・・仕事で行けない日だ。
物凄く残念・・・。

行ける人はゼヒ楽しんで下さいな。

最近の収穫「TETSU & THE GOOD TIMES ROLL BAND "LIVE" 」CD

2015年11月21日 | CD紹介(FREEメンバー)
FREEやFACESで活躍した世界に誇る日本のミュージシャン、
山内テツ(b)。

1975年フェイセズが解散した後にテツさんが組んだのは
日英混成グループ「TETSU & THE GOOD TIMES ROLL BAND」。

日英混成と言っても
ヴォーカルが英国人のGary・P・Hopkinsって事だけなんだが。

唯一発表されたのが、76年のライヴ・アルバム。
サウンドは、FACESを彷彿とさせる、ファンキーでメロウ、
グルーヴィーなロックン・ロール。



ヴォーカルがRod Stewartそっくりだから
ホント、日本版FACESなノリで。
「やっぱコノ路線で来たのね」と思いつつ、ここまで
やってきますか・・・と軽い驚き。

メンバーが凄い。

ギターの森園勝敏は、四人囃子を脱退しプリズムに加入する
前の時期。

キーボードの上綱克彦は後に柳ジョージ&レイニーウッドの
リーダーになる人物。

ドラマーの島田吉隆は当時10代だが、後にチャーと活動を
共にするテクニシャン。

バック・ヴォーカルは桑名正博の妹、桑名晴子。
後にソロ・デビューする人だけに、このアルバムでも
メインで歌う曲では、ソウルフルな素晴らしい歌唱を
聴かせてくれる。

メイン・ヴォーカルは、英国ウェールズ出身のゲイリー・
ピックフォード・ホプキンス。
元ジェスロ・タルのメンバーとワイルド・ターキーを組んだ
経験あり。
なんと、リック・ウェイクマンの「地底探検」や
「アーサー王と円卓の騎士たち」にも参加している人で、
同ツアーのメンバーとして日本にも来ているそうです。



私が購入したのは輸入盤でベージュのジャケット。
なぜか国内盤は黒いジャケットで、個人的には体温を
感じるベージュの方が好きだなぁ。

【収録曲】
1. エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ
2. トラヴェリング・マン
3. イフ・ユー・ニード・ミー
4. 634-5789
5. アイ・ノウ・バット・ユー・ドント・ノウ
6. ウェイク・アップ
7. ドント・ユー・ニード・サムバディ
8. ロング・アー・ザ・デイズ
9. ハード・ワーキング・ラヴィング・マン

いきなりテンプスのカバーです。
「エイント・トゥー・プラウド・トゥ・ベッグ」です。
ウィルソン・ピケットの「634-5789」も。

メンバーは森園さんを始めテクニシャンばっかりだが
テツさんのキャリアに敬意を表し、シンプルな演奏に
徹している。

R・ブラックモア直系のアーミングも、天駆ける奏法も
封印した森園さんだが
ここは切れの良いカッティングやソロで魅せてくれる。

鍵盤もI・マクレガンを思わせてくれて私ゃニヤリ。

弾きまくり、演りまくりもロックの醍醐味だが
グルーヴと間を大事にする演奏も、これまたゴキゲン
なのです。



森園さん、さすがに決めるトコロは決めてくるし。
テツさんのベースは、まさにテツ節。
※さすが本場のR&Bマンに「あんなファンキーなベースを
 弾くヤツいなかったぜ」と言わしめたプレイヤーです!

フリーでは前任のA・フレイザーが個性的すぎたから
割を食ったが、テツさんのベースも充分に記号性あり。

フリーの「マディウォーター」を思わせる印象的なベース・
ラインにはグッと来ちゃいました。

シンガーのゲイリー・P・ホプキンスのソウルフルな
シャガレ声が良い・・・。

この1枚で終わったのが残念なバンドでした。

なお、ゲイリー・ピッグフォード・ホプキンスは、2013年の
6月22日に癌のため死去している。

リック・ウェイクマンが自身のサイトで明らかにした事によると
長い間、癌との闘病生活を送っていたそうだ。

今更ながら御冥福を御祈りしたい。

最近聴いたCD「布施明 Way of the Maestro」

2015年11月20日 | CD紹介(邦楽)
なんでしょう。
ワタクシ、「歌が上手い人が聴きたい病」にでも罹って
しまったんでしょうか。

まぁ、元々そうなんですけど。それが顕著になってます。
「好きだった歌い手をもっと掘り下げて聴きたい」
そんな欲求に突き動かされてる感じです。

あと、演奏陣のカッコよさを再認識したってのも大きいかな。



そういうワケで、「Way of the Maestro」です。
「Way to」じゃありません。「of」です。

まさに声のマエストロです。
ポール・ロジャースさんが「ザ・ヴォイス」という異名で
呼ばれてますが

布施さんも、まさに「日本のザ・ヴォイス」です。
あらゆるジャンルを網羅する「マエストロ」です。

【収録曲】
01. NESSUN DORMA “誰も寝てはならぬ”
02. MORIR DE AMOR
03. AMAZING GRACE
04. YOU RAISE ME UP
05. DIO COME TI AMO
06. LET ME FALL
07. AVE MARIA
08. TIME TO SAY GOODBYE
09. MY WAY
10. TRISTESSE “別れの曲”

先日の公演で歌われた「アメイジング・グレイス」や
これまでも歌われてきた「マイ・ウェイ」(日本語版)も
収録されてます。

そもそも、「オーケストラをバックに一発録り」というのが
このアルバムの主旨です。

「昭和のリズムセクション」にヤられた最近の私からすると
少し趣きが違うCDですが、いやいや素晴らしいモノは素晴らしい。

発売は2012年。
限りなく「今の布施明」が記録されてます。

ショパンからカンツォーネまでを含む代表的な名演のフル・
オーケストラ録音は、正座して聴きたいほど圧倒的なのです。

言うほど聴きこんでいませんが。
尾崎紀世彦さんのアルバムとともに聴きこんでいきたい盤で
御座います。

最近聴いたCD「尾崎紀世彦ファーストアルバム」

2015年11月19日 | CD紹介(邦楽)
1971年発売のアルバム。
「また逢う日まで」収録はセカンドなので、
ここでは「英語曲を歌う実力派登場」という印象。

ワタクシ、布施明さん関連のCDで
「この時期の歌い手で英語の発音が完璧だったのは
ジョー山中さんくらい」なんて言ってましたが。

(例によって)とんだ不見識を晒してしまいました。
この人が居ました。
尾崎さん、素晴らしい英語イントネーションで
歌いあげてます。



01. この胸のときめきを
02. 男の世界
03. スピニング・ホイール
04. ラブ・ミー・トゥナイト
05. 思い出のグリーン・グラス
06. ヴィーナス
07. 明日に架ける橋
08. 太陽は燃えている
09. レット・イット・ビー
10. 最後の恋
11. 恋はフェニックス
12. 好きにならずにいられない
13. アンチェインド・メロディー
14. ラスト・ワルツ

その圧倒的な歌唱力、そしてルックス。
全てが日本人離れしている。
収録曲はポピュラー、またはロックの名曲。

02の「男の世界」はマンダムのCM曲カバー。
英語曲だが堂々の歌いっぷり。演奏陣も素晴らしい。
ベースはモロにエレベーターしてるから寺川正興氏の
可能性大。

「ビーナス」ではエンディングで叫び声。
「明日に架ける橋」では荘厳なハモンドオルガン・・・。

聴きどころ多いアルバムです。
声こそ若いけど、尾崎紀世彦さんの歌唱は既に完成の
域に達している・・・そんな印象。

1stアルバムにして。恐るべき歌い手です。