旧日誌に画像を足してカテゴリー分けする作業中ですが。
(昔のGoo簡単HPは画像が貼れなかったからなぁ~)
そこで『フリーやバドカンのアルバム紹介』~『英国ロック名ヴォーカリスト』に着手し
「さぁさぁ良い画像はないかなぁ~」とネット上を検索して回って
CDジャケに本人の顔写真・・・みたいな画像を数種類ゲットしたんのですが。
その中で嬉しい驚きもありまして。
英国ロック隠れた名バンド=ファミリーのヴォーカリストだったロジャー・チャップマンさん!
なんと、ファミリー時代からの盟友チャーリー・ホイットニーさんと組んだ 『チャップマン-ホイットニー』のCDが再発されているじゃありませんか!!!
タイトルは『ストリート・ウォーカーズ』
ただし、気になるのは『First Cut』の文字。
チャップマン-ホイットニーは、その後メンバーを固定して(元ジェフ・ベック・グループのボブ・テンチなど)『ストリートウォーカーズ』とバンドに命名。
しばらく活動を続けるのだが、しかし『ファースト・カット』というアルバム名は聞いたこと無い。
今回、検索に引っ掛かったジャケットも凄くダサイし。発売も2010年だし。
妙な編集盤じゃないだろな?・・・と訝しがってたら、さすが情報時代
amazonさんに紹介文がありました。
結局、やっぱりチャップマン-ホィットニーの『STREETWALKERS』でした。
2010年に海外でCD化されてたそうです。
しかし今回オリジナル・ジャケットで検索に引っ掛かったのは一味も二味も違うブツです。
海外盤が出回ってたが、そっちのジャケットが余りにダサイ為、DUレーベル(ディスクユニオン)さんが本国内盤仕様のみオリジナル・ジャケット・デザイン掲載解説を添付してくれた愛情盤だったのです。
盤は直輸入盤だが、そこにオリジナル・ジャケと帯とライナー付き。
ライナー(解説)は深民淳さん!!
即買いしました。
ワンクリックで購入です。
そして2日で届きました。大喜びで開封です。
そしたら出てきました。ダサいジャケットが・・・・。
しばらく無言で立ち尽くしました。
いやいや、ZAPPAさんの例もある。
ケース内では無く、「ビニ袋の中に解説とオリジナルジャケ同封」という離れ業だって有り得る・・・と思い直して開封したら
出てきました。
私が欲しかったジャケットが。
二人の男が街中で闊歩している、アルバム名「そのまんま」なジャケット写真が・・・。
あうううう。(←泣くなよ)
ごめんなさい、ごめんなさい。
一瞬でも疑ってごめんなさい。
ジャケット用紙がそのままライナーノーツになっており、中身は有難い解説がありました。
オリジナル盤とは曲順が違う・・・とか。
ファミリーも晩年は人間関係がロクなもんじゃなかった・・・とか。
深民さんも『FIRST CUT』のジャケットには愕然とした・・・とか。
・・・で、アルバム参加メンバーは
リック・グレッチ(b)、ポリ・パーマー(vibe)、ジム・クリーガン(vo)、ジョン・ウェットン(b)、故ボズ・バレル(b)、マイケル・ジャイルズ(dr)、故イアン・ウォーレス(dr)、メル・コリンズ(sax)等々
KING CRIMSONやFAMILYのメンバーが一挙参加。
聴いてみました。
英国らしいファンクネス・・と言えば簡単ですが、この腰の座りっぷりはスゴイ。
一発目のギター(クリームの『スプーンフル』を思わせるリフ最高!)と、それに続く重っ苦しいサウンドが疲れた内臓に沁みるのです。
ファミリーの残り香もあり、後のグループ『ストリートウォーカーズ』への指針あり、『アースバウンド』クリムゾンの臭いもする。
メル・コリンズのサックスは粘りっ気たっぷりで、一聴して「誰の物か」明白だし(バドカン1Stといい、良い仕事されてますなぁ・・・)
J・ウェットンのベースはファミリー時代より個性が確立され、『太陽と戦慄』の音色に近付いています。
もう、たまりません。
当分、愛聴する事になりそうです。
しかし
『STREETWALKERS』ってタイトルも凄いですねぇ。
ジャケットこそ男2名で街中を歩いて(走って)いる写真ですが。
言葉そのものは『街娼』って意味ですもんねぇ。
※それとも、両者がヤるだけやって金払わずにトンズラこいてるシーンって事?
バンドになってからは、ますますジャケットに街娼を匂わせるイラストが使われてるし
英国国営放送BBCの番組に出れたのかしら?
BBCは国営放送だし、同じ国営放送のNHKが昔「雲助って名が良くない」ってんで落語家の五街道雲助さんを出演させなかったなんてぇ話を聞くと
(私なんて逆に「それでも構わねぇと言い放った雲助さん、イイ了見だ!」と思ってしまうが)
ロジャー・チャップマンが実力ほどブレイク出来なかった理由もその辺にあるのかも・・・なんて思ってしまうのですよ。