試合後日に放送された「SPORTSウォッチャー」だが。
内山防衛戦特集として密着取材が成されていた。
当初の特集趣旨は、具志堅のV13に向けて内山が勝利することを
前提としてたのは明らか。
しかし、衝撃の敗戦となって一気に趣旨が変ってしまうという、
真剣勝負を扱う難しさをヒシヒシと感じる内容になっていた。
それでも試合を放送する局として内山を追ってきたテレビ東京は
試合発表の会見で「いつもの晴れ晴れとした表情よりトーン・
ダウンした内山の表情」を捉えていたし、試合前の状況も詳細まで
分かって興味深かった。
(試合日にも紹介されたが)コラレスは最初の計量で400gを
オーバー。
サウナで落とした後は仮面で登場、それでも2度目の計量でクリア
出来ず、仮面どころか全裸でパスした光景が紹介されていた。
これも内山が勝てば椿事で済んだろうが、結果が出た後の表現は
変ってくる。
「(挑戦者の)破天荒な振る舞いに空気は揺れ続ける」・・・と。
試合当日の控室でコラレスのサイドマンが執拗に内山のバンデージ
巻きをチェックし、立会時間以外に入室して内山のミット打ちを
覗きに来るなどの陽動行為(?)も細かく捕らえてあった。
試合後、内山は「この揺さぶり行為」も影響は無かったと言ったが。
私は、ロイヤル小林がウィルフレド・ゴメス戦の試合前にバンデージ
クレームを受けて何度も巻き直しを強いられ「カッカした」という
エピソードを思い出した。
※世界戦初試合でもないのに初回リキんで大振りする小林を不思議に
思ったが、後にそのエピソードを読んで「そうだったのか」と、
思ったものです。
内山は平静な表情で戦っているように見えましたが・・・。
試合のシーン、改めて見ると最初のダウン後は「逃げるか攻めるか」
中途半端なように感じるな。
勢いよく攻めてくる相手に下がって躱すのも危険だし、
組み付いても少しの隙間からパンチを突き上げてきただろうし。
反撃しようとしても足とバランス感覚の戻り具合によっては逆に
打ち負ける可能性も高い。
あのタイプを相手にしてダウン後のエスケープは難しい。
徹底的にホールドするか大きく足を使いまくるしかなかったって
事かな・・・。
帰宅する前王者のタクシーに同乗して取材を続けたのもテレ東ゆえ。
内山は独り言のように「作戦まちがえたかな」と呟いた。
トレーナーも現実が受け入れられない様子・・・。
(この番組に登場する事は殆ど無かったが)渡辺会長もスポ紙の
取材に「作戦ミス。こっちから打ち合うなと、しつこく言って
おくべきだった。周囲におごり、慢心が出たのかも。危機感を
持ってやるべきだった」とコメントしている・・・。
スポーツ総合番組「SPORTSウォッチャー」。
今回は具志堅用高さんもゲスト参加されてたが、具志堅さんは
21才で世界王座奪取し25才で引退された。
ラストファイトのフローレス戦は最後メッタ打ちでタオル投入の
ストップ負け。
それ以前にJフライ級の防衛記録を樹立してバーンアウト状態
だったし、世界戦の連戦で消耗も激しかった。
※本人はV12で引退を希望していたが周囲がそれを許さなかった。
驚異的な視聴率を叩き出すドル箱だったし・・・。
一方、内山は36才ながら、引退時の具志堅さんよりボクサー年齢は
若いと言えるでしょう。
渡辺会長の「長期休養」指示も、長期政権で疲れたであろう前王者を
労わる気持ちと共に、コラレスの次戦結果が出るまで交渉テープルも
準備できない事を表しているのではないか。
「休養」と言いつつ、何もしなければボクサーの身体は錆びる。
試合に臨むべく鍛えてきた内山が、それが無い状態で身体を
維持する事が出来るか?
ファンとしてはモヤモヤする日々が続きそうだ。
個人的には、本人の意思とは別の「リング外での事柄」で
選手の去就が決まる事は避けてほしいと思います。
内山防衛戦特集として密着取材が成されていた。
当初の特集趣旨は、具志堅のV13に向けて内山が勝利することを
前提としてたのは明らか。
しかし、衝撃の敗戦となって一気に趣旨が変ってしまうという、
真剣勝負を扱う難しさをヒシヒシと感じる内容になっていた。
それでも試合を放送する局として内山を追ってきたテレビ東京は
試合発表の会見で「いつもの晴れ晴れとした表情よりトーン・
ダウンした内山の表情」を捉えていたし、試合前の状況も詳細まで
分かって興味深かった。
(試合日にも紹介されたが)コラレスは最初の計量で400gを
オーバー。
サウナで落とした後は仮面で登場、それでも2度目の計量でクリア
出来ず、仮面どころか全裸でパスした光景が紹介されていた。
これも内山が勝てば椿事で済んだろうが、結果が出た後の表現は
変ってくる。
「(挑戦者の)破天荒な振る舞いに空気は揺れ続ける」・・・と。
試合当日の控室でコラレスのサイドマンが執拗に内山のバンデージ
巻きをチェックし、立会時間以外に入室して内山のミット打ちを
覗きに来るなどの陽動行為(?)も細かく捕らえてあった。
試合後、内山は「この揺さぶり行為」も影響は無かったと言ったが。
私は、ロイヤル小林がウィルフレド・ゴメス戦の試合前にバンデージ
クレームを受けて何度も巻き直しを強いられ「カッカした」という
エピソードを思い出した。
※世界戦初試合でもないのに初回リキんで大振りする小林を不思議に
思ったが、後にそのエピソードを読んで「そうだったのか」と、
思ったものです。
内山は平静な表情で戦っているように見えましたが・・・。
試合のシーン、改めて見ると最初のダウン後は「逃げるか攻めるか」
中途半端なように感じるな。
勢いよく攻めてくる相手に下がって躱すのも危険だし、
組み付いても少しの隙間からパンチを突き上げてきただろうし。
反撃しようとしても足とバランス感覚の戻り具合によっては逆に
打ち負ける可能性も高い。
あのタイプを相手にしてダウン後のエスケープは難しい。
徹底的にホールドするか大きく足を使いまくるしかなかったって
事かな・・・。
帰宅する前王者のタクシーに同乗して取材を続けたのもテレ東ゆえ。
内山は独り言のように「作戦まちがえたかな」と呟いた。
トレーナーも現実が受け入れられない様子・・・。
(この番組に登場する事は殆ど無かったが)渡辺会長もスポ紙の
取材に「作戦ミス。こっちから打ち合うなと、しつこく言って
おくべきだった。周囲におごり、慢心が出たのかも。危機感を
持ってやるべきだった」とコメントしている・・・。
スポーツ総合番組「SPORTSウォッチャー」。
今回は具志堅用高さんもゲスト参加されてたが、具志堅さんは
21才で世界王座奪取し25才で引退された。
ラストファイトのフローレス戦は最後メッタ打ちでタオル投入の
ストップ負け。
それ以前にJフライ級の防衛記録を樹立してバーンアウト状態
だったし、世界戦の連戦で消耗も激しかった。
※本人はV12で引退を希望していたが周囲がそれを許さなかった。
驚異的な視聴率を叩き出すドル箱だったし・・・。
一方、内山は36才ながら、引退時の具志堅さんよりボクサー年齢は
若いと言えるでしょう。
渡辺会長の「長期休養」指示も、長期政権で疲れたであろう前王者を
労わる気持ちと共に、コラレスの次戦結果が出るまで交渉テープルも
準備できない事を表しているのではないか。
「休養」と言いつつ、何もしなければボクサーの身体は錆びる。
試合に臨むべく鍛えてきた内山が、それが無い状態で身体を
維持する事が出来るか?
ファンとしてはモヤモヤする日々が続きそうだ。
個人的には、本人の意思とは別の「リング外での事柄」で
選手の去就が決まる事は避けてほしいと思います。