あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

思い出のコンサート:ロッド・アージェント&コリン・ブランストーン

2002年01月31日 | 英国ロック
ロッド・アージェント&コリン・ブランストーン

2002年01月31日

吉祥寺で佐野史郎を見た

ま、吉祥寺住人からしたら高田渡や梅図かずお等とともに良く見る有名人だそうだが。
元ZOMBIESのメンバーのコンサートを見に行ったら客席で見かけたって それだけですがね。

ZOMBIESの中心人物であったコリン・ブランストーン(vo)とロッド・アージェント(key)の二人がデュオとして来日。
会場は整理番号が200番くらいまでしかないと思われる吉祥寺のスターパインズ・カフェ。
「待ってたよ」のベテランファンの呟く声を聴き、ワクワクしながら待った。



結局、ZOMBIESからARGENT、最新曲までバラエティ豊かな選曲で魅せてくれまして、連れなどは涙ながして喜んでおりました。

「二人のシーズン」の変則手拍子、「エミリーにバラを」のロマンチズムが心地よい。
半ば、ロッドがアージェント時代の曲を歌いまくり、キーボードを弾きまくる。
照明も赤系で照らされ、70'フレイバー全開のロック・コンサートとなった。

元アージェントやキンクスに参加したベースののジム・ロッドフォード、
(コリンが「この中で最もメジャーなバンドに居たヤツだ!」と紹介すると、「いやいや」と照れるジムさん)
ギターのマーク・ジョーンズは、ジェフ・ベックのアルバムに参加した経験あるそうで
そりゃ「ロック」するわな・・・と納得。

終盤はゾンビーズナンバー連発でファンの微笑みは絶頂の笑顔に・・・。

「テル・ハー・ノー」「シーズ・ノット・ゼア」・・・ここで終幕となったが
アンコールの声に、すぐに再登場のメンバー。

アンコールは、アージェントの「ゴッド・ゲイブ・ロックンロール・トゥ・ユー」。
KISSで大ヒットした曲だが、
「これはオレたちのナンバーだ!」と握り拳つくったジムさんの男気に感服!

「アージェントも格好イイね!」
若いファンの声にニンマリしながら吉祥寺の町を歩いた私達だった。

ガンボアの欠点

2002年01月30日 | ボクシング
減量苦もあるだろうが、あの手数の無さは どうだろう?

一発の魅力はある。3Rはチャンスだったと思う。
星野のクリンチワークがあったとは言え、あの後続打の無さは
「所詮ガンボアはガンボア」との感想を抱かせた。

私は同じ課題を延々と指摘される選手が好きでは無い。
本人に余程の自己改革の意識が無い限り、あの欠点は直らない。
はっきり言って克服は不可能だろう。

東洋レベルは超えた選手だと思うが、世界のチャンスを再度与えるに
足る選手では無いと思う
(周辺階級の層の薄さからチャンスは来るだろうが)。
個人的には、日本人ミニマム級ランカーの世界への壁となって欲しい。

●1月29日、その他の試合結果
○パシフィコ横浜
木村章司(花形)10R判定勝 ウィチット・チュワタナ(タイSバンタム級王者)
○後楽園ホール小沢大将 8R判定勝 ウィラチャイ・チュワタナ(タイ)
山口裕司 KO5R ワット・ウォー・ウティナン(タイ)
金山俊治 KO5R 吉田聖宰

星野、ガンボア計量一発OK

2002年01月29日 | ボクシング
そう言えばTV放送ゲストに、あの新井田元選手が起用されてるようだが。
「何の用ですか?」って気持しか湧いて来ないなぁ。

●1月28日の試合結果
篠崎哲也KO2Rドンチャイ・サクパンヤ(タイ)

篠崎に珍しい息抜き試合?
長嶋vsキンジの勝者に挑戦状を出してたが、やっぱり無視されるんだろうなぁ・・・。
私にとっては 三船元を壮絶にKOした右が印象的な篠崎、一花咲かせて欲しいが。

思い出の名勝負:串木野純也vsカーロス・エリオット

2002年01月28日 | ボクシング
串木野純也vsカーロス・エリオット

1984年7月30日 大阪府立体育館 
日本ウェルター級タイトルマッチ

下馬評ではエリオット有利だった。
デビュー以来6連勝(全KO)。4戦目で韓国の元世界ランカー黄忠載を2RKO、
抜群のパワーは後楽園のファンにも お馴染みだった。

一方、王者串木野も充実していた。
13敗ボクサーから奇跡の変身、番狂わせのKOで日本王座奪取して以来、10連続
KO防衛。
しかし11度目の防衛戦で1度KO勝ちしている興島将二に判定まで粘られ、串木野も
ここまでかの声もあったのも確かだ。

何よりも、八戸の米国軍人エリオットの黒光りした全身のバネとパワーが、すべてを
凌駕する雰囲気に満ちていたのだ。
不安要素はキャリア不足くらいのモノだった。

試合開始。
意外に静かなジャブの突き合い。しかしピーンと張り詰めた緊迫感。

エリオットのジャブが強い。串木野が左フックで身体を流した所にエリオットの右アッパー。
それだけで串木野の上半身が揺れる。不的確だが恐い。

右の相打ちは共にミス。
ガードを固める串木野に、エリオットが外側から右フック。

「オープンや!」の野次に意地になったかエリオット、その右を連打。王者をロープに詰める。
串木野防戦に回った所でゴング。

―専門誌の名勝負コラムだったら。
山本茂氏などがラストをドラマチックに描く為にか、「串木野はピンチを ひたすらガードを
固めて耐えた」表現に終始させるだろう。

しかし私の目では・・・。
串木野は1Rから しっかり右ショート(ストレート&フック)を狙っており、単発ながら
有効打となっていた。

串木野は決して一方的に押されてはいない!
第1R、ラストの連打を取って小差でエリオットだが、それまでは王者がリードしていた。

第2R。
挑戦者が左フック右アッパーを強振、串木野応戦するも押され気味。
ロープを背負って防戦、生命線の右ショートを狙うが、それでもエリオット構わず連打。

エリオットのペースが早い。
この回バッティングで串木野は左目から出血。ポイントは完全にエリオット。

第3R。
この回は中間距離でボクシングしあうエリオット。
意外とペース配分を考えてるのか?思えば1Rから要所で横へのステップも使っている。

串木野相変わらず右クロスを狙う。
この回は互角か。

第4R。
中盤までボックスしていたエリオットが、我慢できなくなったかのようにスパート。
串木野をロープに詰め連打する。
ガードを突き破られ、右に左に揺れる串木野。しかし それでも頼みの右を狙う。

スリリングな打ち合いだがエリオットが手数と迫力でポイントを奪った。

第5Rには波乱。
例によって中盤までのボクシングペースから、今度はボディを叩き攻勢のエリオット、
一休みの後ラウンド終盤再び攻めに出る。

連打からの右アッパーが串木野の顎を撥ね上げ、王者の足が引き攣った!
力なくロープに下がった王者にエリオットの重そうな連打が叩きつけられた所でゴング。

第6Rは最初からエリオットが飛ばす。
ダメージの残る王者を追って強打。串木野、必死の防戦。

救いはエリオットの連打が回転の速いものでなく、一発一発タメてくる事だ。
しかも大振りで的確さに欠ける。カウンターのチャンスはある。

レフェリーが挑戦者の攻勢を止めて、オープンブローの注意を与えた一瞬の間も王者を
救ったかもしれない。

再開直後、王者の左ショートフックがカウンターでヒット。
自分のパンチの勢いもあって挑戦者の身体が流れた。そして流れた身体の戻しが遅く
なっている。

それでも大振りの連打を繰り返すエリオット。
串木野も打ち返す。

挑戦者の身体が流れ、半身の所に串木野の生命線の右が当たった。
またエリオットの身体が流れる。
一気に疲れたのか?ダメージもあるのか?

ここで串木野のワンツー!
挑戦者の上体が前のめる!王者、ダブルジャブからワンツー!!

おそらく何万回と練習を繰り返してきた基本のブロー。
エリオットが両手からダウン!

辛うじて立った挑戦者に串木野の右が襲いかかる。
流れて半身のエリオットの後頭部に最後の右!

ロープに引っ掛かった挑戦者を見て、レフェリーは即座にストップ!

激戦は終わった。

自力で立ってられないほど疲れ果てた王者。
気の抜けない攻防に神経から疲労したのだろう。老いた獅子のような表情。

正直、拍子抜けした。
エリオットはペース配分も行いながら一気にスタミナを切らせた。

早い時期から辻本英守や林載根、亀田昭雄、朱虎、全盛の黄忠載、堀畑道弘
(若い頃は好センスのホープとして期待大だった)ら強豪と戦ってきた串木野なら、
「この程度の相手なら勝って当然」とも思わせた。

歴戦の戦士・串木野純也は、順当な結果で未熟な挑戦者を退けた。

試合結果あれこれ(モズリーvsフォレストほか)

2002年01月27日 | ボクシング
他サイトを読む限り(笑)、モズリーvsフォレストは
モズリーが2Rに2度のダウンを奪われる波乱のスタートから
ワンサイドの展開を経て終盤やや盛り返すも突き放されて完敗、
番狂わせの判定負け。

仕事疲れで行けなかったラクバ拳士vs松信は、ラクバの6R
TKO勝ち。
松信は勇敢に1R攻めて行ったが、2R以降は圧倒されレフェリー
ストップ負け。

セミの額賀は韓国人をKO。
復調の兆しを見せた。・・・・・との事。行けば良かった(悔)。
インターネットって便利だなぁ~(笑)。

テレ東面白れェ~

2002年01月26日 | 生活
「走れケイン」を見る。

ケイン・コスギが、ただ走り、カメラが風光明媚な街並みを撮る。
ただそれだけの短時間番組。
これから数十段の跳び箱を飛ばんばかりに真剣なケインの表情。
今日は長崎のオランダ坂。一気に駈け上がるケイン。

たったこれだけの事をハイビジョンで放送するテレ東。
素晴らしい。

「芸術に恋して」「美の巨人たち」「ファッション通信」・・・
独自路線をヒタ走るテレ東。

例え大事件があろうと平気でアニメを流すテレ東。休日昼間に
クロスカントリーか何かと一緒クタにチャベスvsロサリオを
流してくれたテレ東。

テレ東ありがとう。

星野vsガンボアⅡも期待してます。
画面の上にユーロ相場表示しても良し!

思い出の好試合:西川浩二vs風来ゆうと

2002年01月25日 | ボクシング
西川浩二vs風来ゆうと

1984年4月26日 後楽園ホール 

フライ級10回戦
素質あるアマ転向ホープとして期待された風来(ワタナベ)だったが、
協栄トーレスにKOされ連勝ストップ。穂積秀一の日本タイトル挑戦も
失敗と、壁に突き当たっていた。

再度浮上を賭けて、6位の新鋭・西川浩二(三迫)との対戦となった。

日本1位らしく、シャープなジャブとキレのあるワンツーを飛ばす風来。
サウスポースタイルからジワジワと相手を追って、ボディを狙う西川。

好対照の組み合わせだ。
いきなりの右をストレート、アッパーで放つ風来、セミクラウチで
ガードを固める西川の真ん中から鋭いパンチをヒットさせる。
センスの違いは明かだ。

8勝(4KO)2敗ながら当時7連勝中の西川も、リズミカルな
ボディワークがある訳でもなく、パンチのキレも無く、どちらかと言うと
ドン臭いタイプ。
風来に いなされながらも辛抱強く前進を続ける。

3Rには右ストレートから右アッパーで風来がチャンスを掴み、
後退する西川を連打。
しかし西川のタフさと自身のスタミナ不足から詰めに至らず。

試合はウサギと亀の運動会の様相を呈してきた。
亀はノロイ動きながら、コツコツとパンチを積み重ねる。そのパンチが重い。
ウサギは速いが気まぐれだ。

5Rには右目をカット。ウサギの白い顔が赤く染まった。
中盤を過ぎてウサギのスタミナに翳りが見え始め、足が止まりロープを
背負うシーンも増える。そこへ亀の重いボディブロー。

6R遂にウサギ、ボディを打たれてダウン。
7Rにもカウントされるハメに。ここでウサギなりの意地を見せ、カサに
かかって攻めて来る相手に右強打!

西川棒立ち!
逆転KOを狙って風来が連打!

しかし西川のスタミナとタフネスの前に息切れ。
普段の積み重ねの差が如実に現れている。西川は本当に良く走りこんでる感じだ。

9Rには再び西川のボディブロー、右フック、左ストレートで風来はメロメロ。
イヤ倒れのような形でキャンバスに沈み、レースは終わった。

西川の大殊勲だった。
風来のホープ寿命は実質この試合で尽きた
※その後ホープの大鵬健文と引き分けと意地を見せたが、喜友名と吉本勝に
 連続KO負け

台頭時には
「トップ選手とはスパーで手合わせしたが、負ける気はしない」
「酒も飲みます。カラオケも好き」
「キャンプなんてヤル気ない。ゴルフ場で皆で走るなんてバカみたい」
「サラ金にも慣れ親しんでいます」・・・等と言うアンチ優等生なユニーク発言で
ドギモ抜かされてた私としては、逆に応援していたのだが(笑)。

同時期の世界王者に対し
「渡嘉敷は最近なにかイイ気になってるので やっつけてやりたい」みたいな
・・・“どっちがイイ気になってんだ”発言もあって最高に笑わせてくれた風来ゆうと、
私は一生忘れない。
※ある意味、アマ同期の赤井英和よりヒョウヒョウとして面白いキャラクターだった

一方トップランカーを降して急浮上の西川だったが、次の打越芳幸(斉田)戦で黒星。
再び中堅ランカーへ逆戻り。
さらに榊原隆史にも判定負け、船木和良と負傷ドロー。

白星と苦闘を繰り返しながらもジワジワと地力を付け、遂に打越に雪辱して空位の
日本フライ級タイトルを奪取。

田中正人、仲里輝明らの しぶとい挑戦者達を退け、レパード玉熊に敗れるまで
堂々たる日本王者としてベルトを守ったのである。

特に不利を予想されながら、逆に一方的な判定勝ちを収めた内田好之(上福岡)戦は
ベストファイトと言っても良い防衛戦で

連続KOを続ける強敵相手に右アッパーを打ちこんでダウンを奪ったシーンは、彼の
「ドン亀」キャリアが最高に輝いた瞬間だった。

今は自分をドン亀と命名した三迫会長の下、トレーナーとして働いている西川氏。
白星に恵まれぬ選手にも親身で教える事の出来る、素晴らしいトレーナに違いないと
勝手に思ってる次第です。

ジェラルドの憩い無き世界(マイク・タイソン)

2002年01月24日 | ボクシング
タイソンの話題は余りしたくないが。
この人物はボクシングに愛着が無いのではないか?
やりたくてやっているんじゃ無いのではないか?

金の卵を生む鶏が、その役割を苦痛に
鳥籠へ体当たりを繰り返しているような風景。
それがワイドショーで流れている。

結局は形を変えた自傷行為。
見ていて痛々しい。

誰か彼を楽にさせられる者は居ないのか?

畑山隆則 引退発表

2002年01月23日 | ボクシング
今はもう ただお疲れ様でした、です。

●星野、公開スパー好調。
「手数で勝負」
「チャナ戦の二の舞は しない。今回は攻めてKOを狙う。」
(大丈夫か?)
ガンボア陣営のアブラカ・トレーナーも警戒。
入場の演出も「旧来は地味」と本人考案中。

●22日の試合結果
モンスター西山 10R判定勝ち 涼野康太

●徳山、年内挙式予定
 毎日スポーツ人賞にて「このまま ズ~ッと婚約者のままか?」と
 囁れていたチェ・インスさんと結婚式を挙げる事を表明。
 ただし日取り等は不明。
 声明と言うか本人希望といったニュアンスだけに、本当に
 行われるかどうかも不明。
 イイ感じのカップルだけに、素敵な式を挙げてもらいたいものだ。

祝!1000ヒット(いつの間にか)

2002年01月23日 | 生活
だから1000くらいで祝いってたら(しかもTIMのポーズで)
諸先輩方に笑われるっつ~の!!
(御訪問下さった皆様には深く感謝いたします・ペコリ)

ちなみに鈴木悟選手は多分もう退院して、次戦にむけて調整中でしょう。
19日の月間表彰を代理で受け取られた関係者殿が、そう仰っておられました。

●21日の試合結果
日本フライ級タイトルマッチ
坂田健史 10R判定勝ち 仲田瑞男

10回戦
加藤壮次郎 負傷判定7R 安田鉄平

8回戦
鈴木ワタル KO4R トム・ワルインゲ

●ガンボア来日
星野は順調に調整中。
以上、日本一遅いボクシングニュースでした(笑)

思い出の好試合:篠崎哲也vs三船元

2002年01月22日 | ボクシング
篠崎哲也vs三船元 

1997年2月10日 後楽園ホール

松倉義明メイン試合のセミファイナルとして行われた10回戦。
これもセミファイナルの好ファイト。

三船14戦13勝(9KO)1敗、篠崎16戦9勝(5KO)4敗。
ウェートは両者57。1kg。
好調の草加有沢ホープ三船、いよいよ日本タイトルに標的を
合わせる時期を迎えたと思われたが、篠崎は予想以上の実力者だった。

前年度のA級トーナメントで萩原篤に敗れた篠崎、すでにオッサンの
雰囲気を醸し出している。
どうしても上位の壁を越えられない、そんな地方選手に見えた。
右が強いが単発。どこかしら淡白な印象が拭えない。

しかし、
この日は同じ体重・ランクはフェザー級とは言え、Jライトでの試合
経験ある篠崎の身体は三船に比べ大きく、単発のパンチが有効打として
三船に蓄積していった。

前半こそ、いつもの精力的な攻勢でリードした三船だったが、
5Rあたりで ややスローダウン。
意外と堅いガードでダメージを防いでいた篠崎、インサイドからの
ストレートが打ち込み効果的。基本の攻めが有効だ。

6、7Rも篠崎。右アッパーも交えて好調。
不可抗力のバッティングでも三船の方が効いている。エネルギー使っても、
単発の相手にリードされる。三船にとっては嫌な展開になった。

そしてダメージが溜まった三船が、ついに9Rに捕まる。
右ストレートで効いた三船に篠崎連打!スタンディングカウントの後、
完全に動きの止った相手を狙い打ちする篠崎

右のストレート・アッパー、左フックで三船が前のめりに崩れ落ち、
レフェリーが即座に試合を止めた。

番狂わせと言えただろう。
三船は その後大きなブランクを作った。
一方、ホープの座を取って代わったかと思われた(?)篠崎だったが、
帝拳の木村鋭景に判定で敗れ中堅選手に逆戻り。

だが苦戦の中で地力を蓄えた篠崎は、
いつの間にか しぶといボクサーへと自己を醸成、コウジと接戦を演じ、
ラクバ・シンと10R戦い抜くタフガイ振りでマニアに一目置かれる存在に
なった事は皆の知るトコロ。

そんな篠崎の、キャリア中 最も晴れやかなKO勝利だった。

昨日の事は無かった事にとか思ってみる

2002年01月21日 | ボクシング
・・・って冗談やがな!
それじゃ勝った長嶋選手に失礼だし。

しかし満員の後楽園ホールはイイもんだ。
キンジには捲土重来を期待。

終盤も軽いショートが相手の出鼻を叩いていて「上手いなぁ~」と
感心させられる事あり。
※私は2ポイントの小差で長嶋だった。ランキング程の差は
 ありませんでしたぞ!

正面に止まって狙い過ぎた時以外は左も見切っていたし。

中沼は、まだ未知数。相手があれでは分りません。
ただ、中沼選手に 悪い意味で名護や新井田と同じ臭いを感じるのは
私だけだろうか?リードパンチを省略してのワイルドなフックが
高次元の選手に通じるか?
フェイントに終始している内に坂田に攻められるのではないか?
長い長いチャンピオンカーニバル、坂田vs中沼も好カードには違いない。
坂田選手の旺盛なスタイルが中沼の潜在能力を引き出してくれる事を期待したい。

観戦記:長島vsキンジ

2002年01月20日 | ボクシング
欧陽非非サイコ~(長島vsキンジによせて)

♪なみだぁ~こらえ~あいの~おわりにぃ~ソウ~ロングゥ~
みなとぉ~よこはまぁ~あめにぃ~けむってるぅ~♪
しあわせなんて~いつまでまてば~かなうぅ~やくそくなんてぇ~
あえなくなれば~きえるぅ~♪

・・・・・はっ、いかんいかん、

贔屓のキンジが負けたショックの余り、
欧陽非非(ホントは非の上に草冠あり)の「雨のメモリー-YOKOHAMA-」を
唄って現実逃避してしまった。

・・・つ~か自分で自分の掲示板荒らしてどうする(笑)。

「左を痛めたのか?」ってくらい右狙いの過ぎた試合でしたねぇ。
その左殺しの右も、6Rに長嶋の右に合わせてグラつかせた一発以外は
大半が浅いパンチ。
上下の打ち分けで動きを止める企て立てた訳で無し。
一方の長嶋も右に出て右ジャブ連打、いきなりの左に終始。

お互いグラつくシーンのある熱戦なれど、世界ランカー同士の対戦としたら
「?」の試合でした。
杉田を除けば実質国内最強を証明した長嶋健吾ですが、このまま世界戦ってのも
何かスッキリしませぬなぁ~。

終盤の逃げ切り・クリンチなど勝利への執着と言えば聞こえがいいが、私には
●×△・・・。

シリモンコンとの決定戦がセットされる噂もあるが、何か釈然としません。

久々の生観戦、
試合前のリングアナ説明通り「早めのレフェリー・ストップ、タオル投入」が
徹底されており、日本のリングも変わった印象を受けました
(つ~か顔も知らないレフェリーやリングアナ増えたぞ、ヤベェな)。

当日券売り場前には、客入りが良くてか満足そうな美徳会長の姿もあったが、
御髪が白くなられて・・・。

全体的に楽しめた興行でした。前座からKOが多く。判定試合も熱戦。
玉熊ジムのベン勉は勝率を5割に戻し(顎は上がり腰は引けていたが)
正確なジャブ、要所でブロックに回る右腕、勝負所での連打など
「さすが玉熊ジム」と思わせる懸命なボクシングで、運動神経で
優る相手を4回判定で降した。

無敗の選手ではなくベンのセコンドに付く所が、また玉熊会長らしい
※贔屓ドコロのする事は何でも好意的に取るワタシ(笑)。

その無敗の寺西康太郎も基本に忠実なボクシングで(密着戦からのパンチが
中々強かった)2RKO勝ち。

トラッシュ中沼は予想通り序盤でタイ人をKO。
ボディで倒れた1分後にニコニコと勝者に挨拶するタイ人には感心させられた。

思い出のKO:浜田剛史vsダウトン・チュワタナ

2002年01月20日 | ボクシング
浜田剛史vsダウトン・チュワタナ(タイ王者) 

1985年4月4日 後楽園ホール

浜田と言えば、まずアルレドンド戦が挙がるが。個人的には、ヒザの故障を抱え玉砕覚悟の大博打を打った奪取試合よりは、肉体的にベストに近かった こちらの試合を挙げたい。

友成光戦で日本ライト級王座を奪った直後、世界に標準を絞り まずはタイ国王者と手合わせとなった浜田剛史。
この試合、浜田は好調だった。

身体の重かった友成戦に比べ、頭も振れている。
一方、チュワタナも恐いカウンターを打つ。

ダウンの経験なしと言うタイ王者に「これは簡単には倒せないな」と思った第2ラウンド。
浜田の鋭い踏みこみから返しの右フックがカウンターでヒット!
グニャリとロープに後退するチュワタナを追って短い左を「ゴツン!」。
たまらずタイ王者ダウン!

相打ちの右で一瞬早く当てる所に、浜田の踏みこみの良さ・好調さが分る。

驚いた事にタフなチュワタナは立ち上がっって来たが、浜田の詰めは厳しい。
またも右フックカウンターから同パンチのトリプルでタイ王者を薙ぎ倒す!

ダウンの経験無しのタイ人が長々とリングに横たわった。
恐るべき破壊力、そして理詰めのKO。

「世界を狙うのだから東洋の国内王者に てこずっていられない」そんな浜田のコメントに「そうだ!」と肯くF原田氏。

15連続KOを達成し、世界への期待は嫌が上でも高まった。
結局浜田は衝撃的な1RKOで世界奪取なった。

しかしコンディション最悪のレネを最初から打ちまくったものの、なかなかダウンを奪えず。
右の相打ちからの連打で倒した時には「やっと」といった印象だった。

「浜田のパンチも世界レベルでは強打とは言えないのか?」そんな印象さえ持った。
それがヒザの故障と関連あったかは私には分らない。