あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ザ・フー、単独来日の追加公演が決定

2008年09月30日 | 英国ロック
チラシでは
11月17日の武道館公演が「10分で完売」と謳っておられる。

11月に迫った単独来日公演、結局、追加公演が決定!

うれしいニュースですな。
日程は11月19日(水)日本武道館。



私は、もう11月17日の武道館公演は抑えてるし、横浜アリーナも
行く予定だからスルーしますが。(1万2千円はキツイよ)

武道館の暗闇で光る「無法の世界」でのレーザー光線なんて・・・
今からワクワクだなぁ(涙)。

米15kg

2008年09月30日 | 生活
親父の墓参りで帰郷した。

母と本家に出向いたら、また焼肉やら刺身やらビールやらを振舞ってくれた。
昼間からですよ。

伯父も「飲めるヤツだ来た」と喜んでくれたんだろう。
ご機嫌だった。

~で、私と母親が帰る際、
「じゃ、米でも持ってけ」と袋ごと「ドン」とくれた。



前回は「さっき掘ってきたから持ってけ」と
泥にまみれたタケノコをくれた伯父である。

田舎は大らかだ。
農家は豪快だ。
さすが県道脇に「コイン精米」がある所は違う。
「男なら米俵担いでナンボのもん」だ。

まぁ、30kg入りの袋に15kgで済ませてくれたのは温情だろうが。
それでも、15kgの米を背負って駅の改札通って、階段を上げ降りするのは難儀だった。

その米は母用となった。
それで結構です。

空港を米袋持って歩きたくは・・・無い。

MUSIC MAGAZINE 08年10月号「Perfume 現象」

2008年09月21日 | 邦楽
MUSIC MAGAZINE 08年10月号
「Perfume 現象」

定価:700円 (税込)
発売日:2008年09月20日
発売元:ミュージック・マガジン

【特集】 パフューム現象

大の大人が、しかも音楽好きが、広島出身の女子大生3人組=パフュームに
翻弄されている。
2002年のCDデビューから7年の下積みを経てブレイクした彼女たちの
音楽は、一度ハマるとつい過去にさかのぼって追いかけてしまう魅力を持つ。
その魅力は?

気鋭のクリエイター・中田ヤスタカを擁し、ただのアキバ系アイドルとは
一線を画す彼女たちの音楽の重層性に迫るとともに、翻弄されている大人の
心情も吐露。

■ごく最近ハマった僕の“告白的パフューム論”(原田和典)
■これで完璧! CD/DVDコンプリート・ガイド
 (近藤正高、原田和典、宗像明将、吉田豪)
■かしゆか、のっち、あ~ちゃん、3人合わせてパフュームです。
 (高橋修)
■大衆への挑発を繰り返す中田ヤスタカの全貌(宗像明将)
■テクノ・ポップの文脈からの考察(四方宏明)
■世界を席巻するオートチューン現象(栗原聰)
■続出するフォロワーたちと注目を集めるテクノ系アーティストたち
 (宗像明将)
■ネット動画を介して世界に広がるパフュームの輪(宗像明将)
■“新古参”ファンの嘆き~急激なブレイクに戸惑う“現場”
 (宗像明将)

【その他】
□ブライアン・ウィルソン(湯浅学)
□フラワー・トラヴェリン・バンド 再始動(鳥井賀句)
□ザゼン・ボーイズ(大鷹俊一)
□ソウル・フラワー・ユニオン(小山守)
□リー・ペリーとエイドリアン・シャーウッド(石田昌隆)
□ライ・クーダーが語るブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
 (真保みゆき)
□鈴木祥子(廿楽玲子)
□マダムギター長見順(松永良平)

・・・など



「かしゆか」「のっち」「あ~ちゃん」の見分けすら
怪しい私には最適の一冊。
まぁ、連れが図書館で借りてくれたんだけど。

3人が意外と下積みある苦労人だ・・・とか。
「だからこそ武道館を満杯にしたファンへの感謝の言葉にウソが
無さ気だったんだなぁ」・・・とか。
色々と考えを巡らす事が出来る本。

ホント
広島のアクターズスクール出身で、憧れは「Speed」だったとか。
だから熱唱系から無機質な歌唱への転向への戸惑いがあったに
違いない・・・とか。

色々と検証したいのはオヤジの特質だから仕方ない。

「アーティスティック」で「ただのアイドルではない」と
言われながら
プロデューサー・中田ヤスタカのヴォーカル・エフェクト
あってのグループ。

「お人形っぽさ」も、本来のアイドル性を感じさせ、そこも
オヤジは堪らない要素か。
モー娘の「集団から抜け出そうとする」個々のガツガツ感に
ウンザリしてたオヤジにも、パフュームの「素では売れない感」「けなげ感」はグッと来るのかも。

いまは、Book Offや図書館くらいでしか見られないかも知れないが、
可愛らしい表紙とともに目に付いたら手に取りたくなる本です。

映画「デトロイト・メタル・シティ」を見に行く

2008年09月20日 | 生活
一人で・・・。

ストーリーは以下の通り。

「主人公は、おしゃれな渋谷系ポップ
 ミュージシャンに憧れ、大学進学を機に
 田舎から上京した心優しき青年・
 根岸崇一」

「『NO MUSIC NO DREAM』を胸に、
 デスレコーズの新人ミュージシャン募集に
 応募するが、本人の意志を無視して悪魔系
 デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」
 (通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザー
 II世」として売り出され、あろうことかカリスマ的
 人気を博してしまう」

「大学時代の憧れの子と再会するも、
 おしゃれな渋谷系が好きな彼女に
 自分の現在を語ることもできず、苦悩する
 根岸」

「しかし、本場海外のメタルゴッドから勝負を
 挑まれたクラウザーに逃げ場は無い・・・」

そんな感じ。
人気ギャグ漫画「デトロイト・メタル・シティ」の実写映画版は、
ある意味、原作の上を行く迫力で観客を魅了する。
(ヒワイで下品な歌詞も轟音で昇華)



監督は「おとうさんのバックドロップ(中島らも原作)」で
監督デビューを果たした李闘士男。
主人公の根岸くん/クラウザーさんは、松山ケンイチ。

松雪泰子扮する社長に蹂躙されながら、嫌がりながらも眠れる才能を
開花させる過激で悲しきヒーローを見事に演じきっている。

狂信的なファンを演じる大倉孝二 (ナイロン100℃)、キュートで
やや天然な彼女を演じる加藤ローサ、変態チックなバンドメンバーは
秋山竜次、 大きな愛情で主人公を見守る母親を演じるのは宮崎美子
・・・と皆さん適役で、安心して鑑賞できる。

渋谷系ミュージシャンとしてカジヒデキも出演し、
「本物の渋谷系ポップ」を聴かせ、見る方をニヤリとさせてくれて。

そして、敵の大物としてジーン・シモンズ(Kiss)も登場。

その結果、この「DMC」は
あのロック映画の名作「スパイナル・タップ」に通じる青春・コメディ・
音楽・ギャグ映画として、高らかに雄叫びを上げておる。

最後の勝負シーンは、これまた音楽映画「クロスロード」での
「スティーブ・ヴァイとのギター対決」を思わせる盛り上がり!
(しかし「クロスロード」も、ブルースを極めに
 旅へ出た若者を主人公にしながら、
 最後はヴァイのメタルギターと対決なんて
 おかしな映画だったなぁ・・・)

個人的には凄く面白い映画だと思いました。
続編を期待。

渋谷に映画「チェブラーシカ」を見に行く

2008年09月17日 | 生活
古いシリーズをまとめて映画にした内容だが。
「これまで日本では紹介されてなかったエピソードもある」ってんで。

言ってきました渋谷の映画館まで。
趣旨としては、「ジブリが海外の良質なアニメ(クレイアニメやドールアニメを含む)を
紹介する」というもの。

「ポニョ」が人気だが、その利益は海外アニメ紹介にも還元されるって事か。

~で
「チェブラーシュカ」は、60年代ロシアで製作された人形アニメ。(全四話)
その愛らしい姿と哀愁ただようストーリーで、「ロシア史上、最も愛される人形童話」と
言われている。

南の島から運ばれてきた正体不明のチェブラーシカは、ワニのゲーナたちと知り合い、
都会の生活へのささやかな一歩を踏み出す。

童話的世界を舞台にしながら、文明批判もちりばめた古典的な名作。
チビすけも飽きずに4話を通しで見てしまった。
(集中力がもつか心配だったが・・・)



見終わって渋谷のファミレスで食事をしていたら。
「いかにも今風の若者達」が席待ちをしていた。

腕にタトゥーを入れてる兄ちゃんと、沢尻エリカ風の可愛い子ちゃんたちだったが
「チャブラーシカ」のパンフを持ってトコトコ歩くウチのチビを見て目尻をさげ、
「可愛いですね~」とコチョコチョしてくれた。

なんだ、イイ若者たちじゃないか・・・とゲンキンに「ど~も」と喜ぶワタクシ。

フジロックの時もそうだったが、若い子が子供を可愛がる姿を見ると本当に嬉しい。

連れは、「ああいう子たちが、本当は子供好きだったりするんだよ」と感慨ふかげに語った。
「中途半端な高給取りが、計画的に『子供でも・・・』とか言って、好きでもないのに
作るのがダメなんだよ」とも。

「あの子達は、いいお父さんとお母さんになるだろうね」
そう言いながら渋谷を後にしたワタクシ達だったのでした。

コミック「REVIVE!現役娘と出戻オヤジ」単行本を購入

2008年09月16日 | 漫画
「ぺリカンロード」の五十嵐浩一さんが「コミック・リュウ」で連載した「REVIVE!」

大学卒業、就職の機にオタクをやめて社会に出た中年主人公が、町の模型屋で「なつかしフィギュア」と運命の出会いを経て、二十年振りにオタクへ復活する・・・のか?

~という「人事と思えない」ストーリーに嵌った私。

そのうえ、設定が
「微妙なお年頃(中学生)の娘はアキバでメイドのバイト」
「ただし、娘もイジメなどで心に問題を抱え」
「主人公もリストラの危機」
「嫁は自分より稼ぎ・・・」

~という、
中年オタクの琴線に触れるシチュエーリョン満載のマンガなのです。



~で
職場近くの本屋で単行本を見つけて驚き。
「もう2巻も出てるのか・・・」

少し悩んで購入したが、案の定、連れにすぐ見つかった。
画像にある通り、微妙な表紙だっつ~のに。

なんで、こんな時ばっかり見つけるのか?

しかし、
「~壮年は荒野を目指す!~」のサブタイトルはどうなった?
つ~か、そっちがタイトルだと思ってたぞ。

だから書店で見つけたとき、最初は分からんかったじゃないか。
「REVIVE!」なんて付いてたか?
途中で変えたか?

この辺、微妙に鼻持ちならんトコロも相変わらずだなぁ、五十嵐さん・・・。

ジャッキーのタオル掛け

2008年09月12日 | 生活
可愛いヌイグルミがタオルを抱えるイメージか?

でも、
タオルじゃなくて、
ちびスケが貰ってきた紙製のメダルとかが掛けてある。



絵本の中じゃ「みそっかす」で
お兄ちゃんたちについていけなくて
「うわぁぁぁぁぁん」と泣き、
お兄ちゃんたちに慰められるジャッキーも

ここでは独壇場の存在感です。
まぁ、本の中でも存在感は一番なんだけど・・・。

ジャッキーのぬいぐるみ マグカップ

2008年09月10日 | 生活
「くまのがっこう」という絵本があって。

うちのちびスケ連れて飛行機に乗ったとき、機内に置いてあった絵本を読ませたら
大のお気に入りになって。

ウチらも、その可愛い絵柄とストーリーの「とりこ」になったとさ。

JALと出版社のタイアップだったらしいが、まぁ楽しいから良い。
どこか懐かしい絵柄だから、「古い海外の絵本が元か」と思ってたら。

いやいや、2008年現在進行形の絵本でした。



~で
やっぱり あったのが「関連グッズ」。
主人公(末妹)ジャッキーのぬいぐるみ、11人の「お兄ちゃんクマ」もそろったハンカチなどなど・・・。

うっかり都内のショップで見つけてしまって、次々と買う結果に・・・。

画像にUPしたのは
小さいヌイグルミと、フタ付きマグカップ。カップにジャッキーを入れてみました。

やっぱり可愛い・・・。

我がSpeedoパンツ

2008年09月08日 | 競泳
もちろん、レーザーレーサーではありません(笑)。

Mizunoのセールで買った物です。
そう、「Speedo」って、もともと「Mizuno」とライセンス
契約を結び、日本で流通していたのです。



水着騒動になった元はといえば、
Mizunoがライセンス契約を打ち切った後
Speedoがレーザーレーサーを発表し、
「記録が伸びる水着」として世界中でセンセーションを起こしたせいです。

なぜ、契約の更新がなかったか・・・は
分かりません。

Mizunoが自社研究に自信を持って、自社製品で勝ちに行く方針を
打ち出したのか?
新技術を開発Speedoが、ライセンス更新時に吹っ掛けて来て、
Mizunoが飲めなかったのか?

国内のスイマーと水泳関係者は、とうぜん「速く泳げる水着」を求めたが
日本水連は、契約を結んだミズノ・デサント・アリーナの3社以外は認めず。

世界大会で海外選手はSpeedo着用して出場するのに、日本選手は
ダメ・・・という状況。
その辺で紛糾した騒ぎは、記憶に新しい。

まあ、ね。
水連契約3社の気持ちも分からん事もない。
そもそも、レ-ザーレーサーの「締め付け効果」は、3社の開発基準からは
除外されていたワケで

その理由は、
開発の早い段階から日本選手が「締め付けるのは嫌だ」と主張したから。

それが、「速く泳げる」となったら
「締め付けでもイイ」と
海外ブランドに飛び付かれちゃ、
「たまったもんじゃない」ってのが本音だろう。

しかも「浮力が上がる」と疑惑を囁かれた水着だったら尚更だろう。
※ワタシャ、今でも「問題なし」とした
  世界水連は間違ってたと思ってます

Speedo社からすると、
「開発技術の勝利。だったら速い水着を作ってみろ」
・・・てなモンだろうが。

五輪が終わって、再び日本水連は「Speedo禁止」の方向性を打ち
出したようで・・・
ここは、ミズノ・デサント・アリーナの奮起(技術開発)に期待したい
ですな。

さよなら絶望先生 第15巻 初回限定版 オリジナルアニメーションDVD付(書籍)を予約する

2008年09月06日 | 漫画
予約しましたよ。
講談社BOOKのサイトから。直接に。

――以下、商品情報。

「さよなら絶望先生 第15巻 初回限定版 オリジナルアニメーションDVD付
(書籍)」
発売日 08年10月17日



「週刊少年マガジン」で大人気連載中の「さよなら絶望先生」が、
アニメDVD付きで発売。
UHF系で放送されていた深夜アニメのスタッフが再び結集し、
声優さんも参加を快諾。
特典のDVDアニメ「獄・さよなら絶望先生(上)」は、完全
オリジナル・原作を踏襲。

価格は、3,470円(税込)

――ってんで。
地上波アニメも喜んで見てた私ですし、関連商品も買ってた私
ですから
その上、「肝心のマンガ単行本を買ってない。一番大事な印税に
貢献してない」と後ろめたさに泣いていた私ですから

予約しましたよ。
12月発売の16巻も一緒に予約しましたよ。
16巻の初回限定版には、アニメDVD「獄・さよなら絶望先生(下)」が
付いていますからね。

動物園へ

2008年09月02日 | 生活
区でやってる無料動物園があるってんで。

板橋までノコノコでかけた。
上板橋がら約15分、チビ抱っこして歩くのはホネだったが、歩きましたよ。

フツーの町並み、どこにあるのか不安だったが、住宅街の真ん中にあるましたよ。
公園とセットで。



居るのは主にヤギ、ヒツジ、シカ、ポニー。
ちゃんと飼育係さんも居らした。

魚もいたし、ザリガニも、亀も居た。
フラミンゴも居た。

モルモットのコーナーでは、膝に置いて撫でる事ができた。
ウチのチビはオドオドしながら撫でていた。

私も懐かしく動物園を満喫した。
いや、子供時代、この手の所に行った記憶が殆どないんだよなぁ・・・。

これも、自分自身の育て直し・・・だなぁ。
「情操教育からやり直せ」ってか。

北島、2冠への道(番外編)

2008年09月02日 | 競泳
そして、いま

北島康介は休養・リフレッシュの時期だし、充分に水泳界に貢献した現在は、無理してメディアで顔を売る必要もあるまい。

思い出に浮かぶシーンがある。
五輪前の特集番組で、「ジュニアスイマーだった頃、どうしても勝てない相手がいた」と吐露する北島の姿があった。
そこで恩師が、北島少年の「当時の作文」を紹介。

「こいつには勝てないと思ってしまったら、一生そいつには勝てない」
アテネ後の北島は、まさに、そうなりかけていたように思う。

そこから心身ともに建て直し、日本人スイマー初の「五輪2種目連覇」を果たした精神力には、ただただ脱帽。

「国民栄誉賞」の声にも「イチローさんは辞退したんでしょ?」と語る庶民派は、どこかしらヤンチャ坊主の面影も残す。

本人も言うとおり、「指導者には向かない」とは思うが、何らかの形で「水泳伝道師」として活躍して行ってくれるでしょう。

現役を続けるか否か・・・は別として。

北島、2冠への道⑥

2008年09月02日 | 競泳
そして、2008年6月。大きな朗報が届けられた。

東京辰巳国際水泳場での「ジャパンオープン/男子200m平泳ぎで、自身5年
ぶりとなる2分07秒51の世界新記録にて優勝。

これまでの記録を1秒近く縮める快記録は、メディアも「ほぼノーマーク」の
うちに樹立されたが。
本人は「五輪前の国内ラスト・レース」で記録を狙う気マンマンだったようで、感無量の表情がインタビュー映像から伝わった。

前年の世界競泳あたりから、試合前のタイムトライアルでは「世界記録を狙える」と、平井コーチが期待する声が度々伝えられたが
「世界最高のキックに加え、腕のかきでもハンセンに並ぶ」という、通称
「4WD泳法」が、ついに本番で機能したワケだ。

大一番を前に、体調不良・故障から開放された北島は、いよいよ「五輪では、
世界記録で金メダルを獲る」と明言し始めた。

また、この大会ではSPEEDO社のレーザー・レーサーを着用して挑み、話題の
競泳スーツも使いこなして見せた。
(ハンセンには合わなかった模様)
4WD泳法を完成させた矜持から、Tシャツでは「泳ぐのは自分」とアピール
したが、しっかり「脅威の水着」を着用したのは勝負師ならでは・・・か。

そして2008年8月

ハンセンまさかの200m出場権ならず・・・のニュースに驚きつつ迎えた北京
五輪。
「世界のブレストは、ハンセンと北島の2人舞台」と言われた事がウソのように、100mではノルウェーの新鋭アレクサンダー・ダーレ・オーエンが台頭。五輪
記録で予選をトップ通過した。

しかし、「世界記録が金メダルの条件」と集中力を増した北島は、決勝で脅威の泳ぎを見せる。
8月11日
男子100m平泳ぎにおいて初の59秒切りを果たし、58秒91の世界新記録で優勝。
史上初・男子100m平泳ぎの五輪連覇の快挙は、新聞の号外となって日本中に
伝えられた。

8月14日
男子200m平泳ぎ決勝において優勝。
2分07秒64のオリンピックレコードで、100・200連覇を達成。
競泳・日本人選手の「2大会連続2種目制覇」は史上初で。

私は、もう、ただただ放心し、脱力・・・。

そして8月17日、
北京オリンピック競泳の有終を飾る男子4×100メートルメドレーリレー
北島は第2泳者として、57秒台に迫る58秒07のタイムでトップに躍り出て、期待の銅メダルを獲得。
世界大会のメダル常連に日本チームを導く立役者として、不動の地位を築いた。

北島、2冠への道⑤

2008年09月02日 | 競泳
そして北京五輪前年の2007年

3月の世界水泳メルボルン大会は、100m平泳ぎで銀メダル。
男子200メートル平泳ぎ2分09秒80で金メダル。
400mメドレーリレー 3分35秒16の日本記録(森田智己・北島康介・山本貴司・細川大輔)で銀メダル。

個人的には、この大会が北島復活への転機になったような気がします。

100mこそ、ハンセンが金を奪ったが、北島も1分切りを果たし、復調の兆しを見せ。
200mは、ハンセンが棄権して、北島は金。

ハンセン棄権の理由は体調不良だったが、
五輪と並ぶ大きな大会「世界水泳」で北島にトップの感触を思い出させた
ことは、「敵に塩を送る」のに等しい行為だったのではあるまいか。

そして男子メドレーリレーでは、米国が予選で「まさか」の引継ぎミス
(フライング)。
アメリカの失格で、結果として日本は、五輪・世界水泳で最高位の「銀」。

ハンセン温存の意味すら失った米国チームには、痛恨の失格だったが。
原因は「北島復調に慌てた為」なんて事も語られたものでした。
事実、決勝での北島は「3人抜き」を果たし、その上で2位に差を付ける
「貯金」まで作って山本にタッチ。
山本もトップでアンカーに繋ぎ、細川は1位のオーストラリアとタッチ勝負
まで持ち込んだ。

そして2007年8月

日本(千葉)で開催された世界競泳2007の男子100m平泳ぎで優勝。
翌年8月に北京五輪があるため、「それまでの合間に世界規模の大会を」と
催された「世界競泳」だったが、米国勢は参加せず。

ハンセン不在では、北島トップも当然の結果だったが。
記録は59秒74で、日本国内のレースで初めて1分を切って、ますます
「北島、本格復調」が伝えられた。