あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

最近食べたお菓子「パクチースナック」

2017年05月31日 | 生活
モントワールさんのアジアンごはんシリーズの
「パクチースナック」



米スナックで、
サクサクとした軽い食感と、口の中に広がる
パクチーのエキゾチックな香りと味わいが
楽しめるお菓子。



おかしなのに「アジアンごはん」
アジア伝統料理を再現した、スパイス香る
シリーズとの事。



「パクチースナック」は、軽いがやや固めの
歯ごたえ。

パリッと食べた後に口に広がる草っぽい香り。
米スナックに乾燥したパクチーを練り込んで
仕上げた感じ。

草っぼい風味、私は好きだ。

グレッグ・オールマン死去

2017年05月30日 | 洋楽
オールマン・ブラザーズ・バンドのグレッグ・オールマンが
5月27日、米ジョージア州サバンナにある自宅で亡くなった。

死因は、肝臓ガンの合併症との事。
2007年にC型肺炎を発症し、2010年には肝臓移植を受けていたが、
その後も完全な回復には至らなかったという。享年69歳。



訃報にあたり、オールマン・ブラザーズ・バンドのアルバムを
・・・と思ったら、1stが聴きたくなって。

取り込んだウォークマン引っ張り出している。
改めて聴き直すと最初から凄いアルバム作ってらっしゃる。

後に出したライブ盤のほうが緻密だ。
この初スタジオ作は、ずっとラフで生々しい。



※フィルモアのライブは安定感ありすぎゆえ私は1stの方が
 好きなんです。

グレッグの甲高くねばっこい声も、この頃から出来上がってる。
キーボードの音も独特の浮遊感を生むのに効果的だ。
やっぱり凄いバンドです。

~とは言え最初から売れたワケじゃない同バンド。
知名度・評価・売り上げを上げたのは「フィルモア・イースト」
ライヴ。しかし、この後グループは悲劇に襲われる。

クラプトンにも影響を与え、サザンロックの雄としてジャンルの
頂点を極めた若きギタリスト=デュアン・オールマンがバイクの
事故で亡くなってしまったのだ。
24才という若さで、まさにこれからという時に!

ひとつ違いの兄を失ったグレッグは、それでもバンドの活動を
継続したが、翌年にはベーシストのベリー・オークリーもバイク
事故で死亡…。



せめてもの救いはバンドが大所帯で、ギターも当初からツインの
編成だった事。
そのギタリストがディッキー・ベッツという腕利きだった事。

オールマン・ブラザーズ・バンドは「イート・ア・ピーチ」や
「ブラザーズ・アンド・シスターズ」を発表し、ヒットにも
恵まれた。

※「ブラザーズ…」はポップになったという批判もあったが・・・。
 私は「ランブリンマン」大好きですよ。

ロックで無茶なツアー生活に明け暮れたバンドは、御多分に漏れず
70年代ロックの凋落とともに空中分解。



その後は再結成と分裂を繰り返す事になった。
合間にはグレッグ自身、ソロ活動や自分の名前を冠したバンドで
公演を行なうなど、リスペクトされるミュージシャンとして悠々
暮らしていた印象がある。

結婚歴は6回、3度目の妻はシェール。
名物カップルとして有名だった。



最晩年は病と共存しながらのミュージシャン生活だったそうだが、
調子がおもわしければライブをこなし、亡くなる直前には何と、
新譜を完成。
そのアルバム「Southern Blood」は9月発売予定だという。

先だって亡くなったチャック・ベリーといい、ミュージシャンは
亡くなっても音源を残す、凄いです。やっぱ尊敬モノです。

「Last Album」ではリラックスしたレイドバック・サウンドを
聴かせてくれるんでしょうか。
それとも甲高い粘っこシャウトを聴かせてくれるんでしょうか…。

グレッグ・オールマンの安らかな眠りを祈ります。

高梨康治氏が2017年JASRAC国際賞を受賞

2017年05月29日 | アニメ・特撮
高梨康治氏が、2017年JASRAC国際賞をアニメ作品
「FAIRY TAIL」で受賞した。



「FAIRYTAIL」劇伴はアイリッシュ・テイスト満載の
良曲で。キュアメタル・ライヴの演奏も圧巻でした!



そう、何よりナッシーが素敵なのは、
ステージ演奏が本当に好きで、嬉しそうに鍵盤弾くところ。
作曲者でもあり、プレイヤーでもあるところなんだよな。

ナッシーこと高梨康治さん、本当にオメデトウございます!

明治の「カール」が東日本販売終了へ

2017年05月28日 | 生活
なんてこった…。

製菓大手の明治さんが、スナック菓子「カール」の販売縮小を
発表されてしまいましたよ。

発表があったは5月25日。
この情報はネットニュースなどで全国を駆け巡り、とくに東
日本のカール・ファンに大きな衝撃を与えたのでした。



発表の内容は以下の通り。
全国販売は8月生産分をもって中止。販売地域を関西地域(滋賀・
京都・奈良・和歌山)以西の西日本地域に限定されるとの事。

1968年の発売以来親しまれたロングセラー菓子。
これが9月から東日本より姿を消すことになる・・・。

さらに、同社は「カール」ブランドの整理も発表。
「カールチーズあじ」「カールうすあじ」の2種類のみを残し、
それ以外は販売終了するそうな。



理由は、ニーズの変化などによる収益性の悪化。
スナック菓子市場はジャガイモを原材料とするポテト系スナックが
優位で、長期的に販売が低迷してしまったとの事。

検討は3年前から始まり。一時は「カール」全面販売中止も考えた
というが、「長きに渡ってご愛顧いただいた商品なので、なんとか
残せないか」と話し合われ、西日本限定での発売になったそうだ。

西日本限定となった理由は、生産拠点。
四国にある子会社の「四国明治」1カ所に集約する事になった為。
物流等を考えると、西日本限定という形になった…と。

ちょっと前には、カールうすあじ「復刻版」がファミリーマートで
販売され、私は大喜びで買ってTwitterにアップしたというのに…。

※当記事の最初に貼った「うすあじ」画像はその時のモノです。

私が一番スキなのは、やっぱり「うすあじ」ですよ。
味は薄くないのよ。ダシの味が出てて実に美味しいのよ。



カレー味も良かったけど、やはり「うすあじ」がスタンダードで
「チーズ」と「カレー」は別ヴァージョン。

そんな印象だったのよ。
ああ、寂しいなぁ。こういうと「販売中止になって急に騒ぐ」とか
言われそうだが。

私ゃ元々スキで買ってましたから!

…ただ、うすあじが売って無くて。ない物は買えなかったんですよね。
寂しい、本当に寂しいのう。
※「サッポロポテト・バーべQあじ」は大丈夫かなぁ・・・

帰郷する時は山ほど食べよう。山ほど買って持ち帰ろう。
そんな事を考える5月の末なのでした…。

カトラジの「この世界の片隅に」特集は延期

2017年05月27日 | アニメ・特撮
Webラジオ「カトラジ」さんの5/27に配信で
カトリック映画賞受賞の「この世界の片隅に」
特集があるという記事をアップしたのですが。



『カトラジ!広報部』さんが、ツイッターで
「今週配信を告知していたカトリック映画賞
特集ですが、編集が間に合いません!!!」と
コメント。

「まだまだ情報解禁できないものもありますが、
お楽しみ頂けるものを目指して、絶賛制作中」と
続けておいでです。



情報量が凄すぎるからなぁ...(^_^;)
次回の更新を楽しみにしてますよ。

怪獣酒場が新橋にオープン

2017年05月26日 | 生活
あの怪獣酒場が都内初進出。
5月21日(日)より新橋にオープン。

2014年3月(金)に神奈川県川崎市にオープンした、
怪獣をテーマにした居酒屋「怪獣酒場」。



クラブチッタの帰りなど2度ほど寄った事あるが、
今度はサラリーマンの街である都内・新橋で5/21(日)
オープン! 
その名も「怪獣酒場 新橋蒸溜所」! 

場所は京急ショッピングプラザ・ウィング新橋。約70席。
※何かの店跡に居抜きで作ったのかな?



地下の洞窟に作られた怪獣たちの秘密の蒸溜所をそのまま
酒場にしている仕様。

店内中央には蒸留釜あり、釜に絡んでる怪獣もおり、その辺は
見もので御座います。私が行ったらバンバン撮影しそう。

まだ新橋には行ってないので、先に白状しておきますが。
今回の画像は全て川崎店のモノです。スイマセン。



川崎には誕生月の方のみが入れる「メトロン星人のちゃぶ台
部屋」~「アンヌ隊員のお化粧部屋(?)」があったが。
新橋は「メフィラス星人の決断の部屋」です。



新橋蒸溜所オリジナルメニューあり
「合体!ギラス兄弟 2色ラムチョップ」(1880円+税)



「グドンも歓喜! 特製ツインテールカツサンド」(1380円+税)
「バルタン星人からの1品〜熱々蟹味噌グラタン〜」(980円+税)
他多数あり。



お客さんには、もれなくオリジナルコースター(非売品)の
プレゼントあり!
※配布はランダムだそうです。

料理1品ごとに1枚もらえる怪獣コースターもあり。
新橋蒸溜所では『ウルトラマン』に登場した怪獣からスタートだ
そうな。※川崎とはデザインが異なる模様。

 

マイスターカードは、川崎・新橋共通でスタンプを集めると
もらえるとの事。



新橋店は途中経路に案内パネルがあるそうなので、余り迷わずに
済むかな?

一品一品は、けっこう値が張るので、スペシャルなイベント帰り
とかに行く事になりそうですわ。

カトラジで「第41回カトリック映画賞」特集

2017年05月25日 | アニメ・特撮
カトラジとは、インターネットラジオを使った福音宣教プログラム
「カトリックユースネットラジオ」の事で。



毎週土曜日23:00〜23:30にYouTubeチャンネル配信中。
その5/27配信が、第41回カトリック映画賞受賞作「この世界の片隅に」
特集とのこと。


※画像は
 第41回カトリック映画賞受賞式+上映会当日に配られたカトラジの
 チラシです。

全4回配信予定。
内容は「片渕監督 インタビュー」「この世界の片隅に 劇中の料理再現」
…など。これは聴かなきゃな。

検証「村田諒太vsアッサム・エンダム」(2)

2017年05月23日 | ボクシング
「検証」というか、やっぱり単なる「感想」だな(笑)

ここで、ボクシングにおける採点法の話。
特に世界戦での採点法。

テンポイントマスト方式は、つねに片方10点つける事。
ラウンドマストは、際どいラウンドでも、とにかく振り
分けて差をつける事。要するにイーブンのラウンドを
作らない事。
これが採用されている。

むりやり差をつけるなら
当たってなくても、とにかく手数を出している選手に
振り分けられる。

よってダウンで10-8になっても。
続く2つのラウンドを微差で盛り返せば取り返せる。



ここで問題になるのが
単発でも当てた選手vs手数の選手の対比。
単発でも「当ててる」んだから、そっちが優位だろうと。
私なんかそう思うワケですよ。

※だからフロイド・メイウエザーjrとホセ・ルイス・
 カスティーヨの第一戦なんて、私は攻勢を掛け続けて
 ボディブローを打ち込んだメキシカン勝利と見た。
 再戦はメイウェザー勝利に同意するけど。

そこで思い出されるのが米プロボクシング界の悪慣習。



昔モハメド・アリを勝たせるため、彼が得意なジャブや
フットワークを過剰に評価する採点法(?)。
当たってないジャブも採点に反映され、それは「アリ・
ポイント」とも「ラスベガス方式」とも呼ばれた。

一方、日本や韓国は攻勢点を取る傾向にあったので、同じ
競技なのに全く違う結果が出てしまう事も度々。

※昔の世界戦で1名韓国人ジャッジがいたら、それは絶対
 攻勢点を取る採点者が1人存在するという事だった。

本場米国でのビッグファイトと、アジアで開催されるプロ
ボクシングの世界タイトルマッチの採点基準が、まるで別
競技の如し。

採点におけるプロボクシングのアマチュア化。



※最近は逆にアマチュアの採点法の方がプロ化していて、
 村田の金メダル獲得など、この要素が大きかったと思わ
 れるのだ。

 高見公明氏や萩原千春氏らの先輩アマチュアなど、国際
 試合で相手にダメージ負わせつつ手数で差をつけられ、
 まさに「タッチ・ボクシング」にしてやられたものだ。
 ボディブローなんて殆ど評価されなかったし。



しかし、まさか、この「ラスベガス式」採点が、日本で、
しかもメディアも後押しする村田諒太の試合で発動される
なんて思わなかった。

そう思ってた時点で私も「地元開催だから採点でも大丈夫
だろう」と高を括ってたんだろうな。

北米のジャッジは、米大陸を離れても基準を大きく変える
様子もないし。

畑山隆則なんてジュリアン・ロルシー戦では大差で負けに
なったが。
やはり前進してのボディブローが殆ど評価されてなくて、
驚いたモノです。



※あの試合は負けと思ったが、あまりの大差にビックリ
 でしたって事です。

TBSタイトルマッチとも揶揄された、一時期のWBA
ライト級タイトル興行。
リック吉村戦では攻勢点が評価されてたのが、指名試合
じゃ、まるで効能なしと思うと、「採点基準って何だよ」
…と半ば笑ってしまったものです。

※まぁ、リック戦は日本人がレフェリーだったし。
 リックのクリンチを減点したりしてくれましたし。
 もっとも試合を面白くするためには正しい裁定だったと
 思うし、あれでリック勝利でも私は納得いかなかったで
 しょう。

まぁ、米国でも商品価値ある「ライト級タイトル」ですから。
「いつまでも東洋で興行してんじゃねぇぞ」という「世界の
業界意思」が働いたのかも知れませんがね。



それを考えると村田の試合も「ミドル級」。
いくら金メダリストとはいえ、それだけで贔屓するほどの
商品価値は無いって事でしょうか。

たとえ日本で開催される世界タイトルマッチでも、軽量級と
違って、中量級は米国の採点基準が持ち込まれるって事か。

日本開催でラッキーだったのは、ラウンドのラスト10秒を
知らせる拍子木をゴングと勘違いしたエンダムにパンチを
余分に入れる事が出来たって事ぐらいでしたかね。

エンダムがロープに救われてダウンを間逃れたシーンだって、
逆に考えれば「ダウンに等しい状況で8カウント数えず続け
させてくれた」って事だから。
本当はラッキーだったかも知れません。

検証「村田諒太vsアッサム・エンダム」(1)

2017年05月22日 | ボクシング
まぁ、検証なんて大層ですが。

もう一回、録画を見直して採点したら。
~やっぱり大差で村田でした。



初回は手数の差が顕著だから、相手に流れて仕方ないが。
村田は1発ジャブを放ち、右ストレートは急所こそ捉えな
かったが1発強烈にエンダムの身体を捉えた。

当初エンダムは村田の防御力を確認すために敢えて相手
ガード上を叩いているように見えた。

六分くらいの力で打ちつつ、ガードの隙間を見つけ、
またはガードの上からも強打すれば効かせられると踏み
2回以降は本気で打ってくると思ったのだ。

しかし
2回以降、圧力を増した村田の前に強振できない。
それとも単純比較で村田のパワーが凄いのか?



相手パンチを防ぐ腕の強さ、押し勝てる下肢の強さ、
これを世界戦で発揮した村田は凄い。

これだけでも村田は一つ「証明」を果たした。

2Rもエンダムのアウトボクシング手数vs村田の強打。
3Rも同様。しかし村田も攻める姿勢を見せ始め、手も
出るようになった。
強烈な右も当たった。ここらから「村田いける」ムード。

エンダムが振ったパンチをブロックで弾き、笑いながら
前進する村田。なんか楽しそうだ。
プロ転向第一戦を思い出す。

4Rのダウンシーンは芸術的カウンター。
村田の圧力に耐えかねたように打ってきた右に合わせた
村田の右ストレート。
このラウンドは誰が見ても10-8。

5Rはエンダムも連打で応戦するが、村田はロープ際で
右を突き刺す。
ラウンド終盤には右で腰砕けにさせて優位。



6R以降もエンダムのアウトボクシングと村田の時折の
強打がせめぎ合う。

ただし、村田の右が当たった時にエンダムが見せる反応
=リアクションが、「ビクッ」と飛び上がったり、グラ
ついたりで見栄え悪し。
ロープが無ければダウンというシーンもあった。



私は中盤ずっと村田。
終盤はジャブの相打ちで相手を弾き飛ばし、ボディブローも
ヒットし、やはり私は村田。

アウトボクシングのポイントを取るジャッジもいるが、
それでも大差が小差になる程度だろう。

「これは勝った」と思ったが・・・採点結果は逆だった。

(続く)

モヤさま北千住回に「野口ジム」登場!

2017年05月21日 | ボクシング
毎度録画して見ている「モヤモヤさま~ず2」
今回は「北千住」をブラブラすると聞いて、ちょっと
期待していたら

大竹一樹、三村マサカズ、福田典子の皆さんが、野口
ボクシングジムを訪れましたよ!



野口ボクシングジムは昭和25年設立の歴史ある名門ジム。
金平会長らの名前も出て、なんと「ライオン野口」も紹介
されましたよ。

ゴールデンタイムのテレビに野口進氏の写真が…。
ボクシング・ファンとしては感無量!



野口勝、草野詩延、野口美子といった方々が登場!
※やっぱりお母様でしたか。
 あれ、詩延さん名字は…?

フィットネスにも力を入れているという野口ジム。
※たしかにバランスボールがありました。
 清水宏氏イベントのDJタイムでは近所のお子さんが
 リング上でバランスボール遊びしてて、これまた
 アットホームな光景で御座いました。



詩延さんからは「一本歯の高下駄履いてのトレーニング」
紹介あり。
大竹や福田アナが挑戦するシーンは楽しかったですよ。

でも番組スタッフが勝会長をカメラ前から退けたりして
いたな。…失礼じゃねぇか!?

そんな不満もありつつも、
私自身は「高下駄なんて絶対無理!」とか独り言ちつつ
番組を楽しませていただきました。

今後も期待してますよ、モヤさまの皆さん!

井上尚弥はロドリゲスを圧倒し3RTKO勝利!

2017年05月21日 | ボクシング
5月21日 有明コロシアム

プロボクシング
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦

井上尚弥(大橋)TKO3R リカルド・ロドリゲス(米)

王者・井上尚弥(24才)が、挑戦者の同級2位リカルド・
ロドリゲスを圧倒。
3回TKOで降し、5度目の防衛に成功した。

見るからにメキシカンなロドリゲスが試合前の国歌で米国の
それを聞く違和感。

メキシコ生まれの移民というが、やはり勇壮なメヒコの国歌が
聴きたかったよ・・・。




井上は序盤から格の違いを見せる。
パンチの速さ、強さ、正確さが違う。防御勘も良くガードへの
意識も高い王者は打たれる事もない。

2回途中、井上はサウスポーにチェンジし、左ストレートを相手
顔面にヒット。これでグラつく挑戦者。

3回早々、井上は左フックで1度目のダウンを奪う。
心身ともダメージを追った様子の挑戦者だったが立ち上がって
プライドを見せた。

それでも、井上の左フックをアゴに食らって2度目のダウン。
レフェリーがストップして試合は終わった。

もうね、井上尚弥の場合は彼が相手を倒すと「強い!」という
言葉しか出ないのよね。

一応けっこう長くボクシング見てるんですけどね。
※解説の川島氏も「強い」と呟いてましたよ・・・

この日の井上は米国進出を考えてか、痛めやすい右を温存した
感さえあった。
ダメージングブローは全て左。

それで倒し切るんだから恐るべしですよ。
ただ、「痛めやすい右」も、打ち方の癖に起因する気もするん
ですよねぇ・・・。

メチャメチャ強い右なれど、当たる瞬間の手首の固め方というか、
打ち込んだ後の手首の返し方というか、その辺が我流なままじゃ
ないか・・・と。
※素人がスイマセンねぇ

あの辰吉丈一郎も、結局は我流が直らず成長が止まったが。
井上尚弥はどうなんでしょうか?

私の杞憂ならイイんですけどね。

八重樫東はメリンドに初回KO負け

2017年05月21日 | ボクシング
5月21日 有明コロシアム

プロボクシング
IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦

ミラン・メリンド(比)TKO1R 八重樫東(大橋)

IBF世界ライトフライ級王者八重樫東(34才)が、
暫定王者ミラン・メリンド(フィリピン)との統一戦に
臨んだが、1回2分45秒まさかのTKO負け。
3度目の防衛に失敗した。

世界戦13戦目、三階級制覇の八重樫が呆気なく沈んだ。
3つ目の王座から陥落。

それも3度ダウンでの初回TKO。


 
最初は八重樫が好調に見えた。
様子見の中でメリンドのジャブに合わせて右クロスを
ヒット、有効打では先手を取った。

見ていて「行ける」と思ったが、一瞬のパンチの交錯で
八重樫が倒れていた。
八重樫の連打に合わせた左フックのカウンター。

ここはタイミングだけと思われたが、立った八重樫に
勢い付いた暫定王者は思い切りの良いパンチを浴びせる。
距離も中途半端だった。

前に出ながら連打が利く。待ちのボクシングと言いつつ
チャンスになったらメリンドの攻勢はシビアだ。
速い連打から左アッパーで2度目のダウンを喫する王者。

2014年12月30日WBC世界ライトフライ級王座決定戦で
ペドロ・ゲバラに7Rボディ一発で倒された時も、呆気
なかったが。
やはり、それまで中途半端な距離で相手パンチのフォロー
スルーが利く危険な被弾があった。

今回も同様。距離の把握がつかないまま危険な位置に
身を置き続ける八重樫。ベテランらしからぬ対応。

こうなるとフィリピン選手は強い。
「くっ付くか離れるか」曖昧なままの八重樫に強打を
振るってきた。

最後は真っ直ぐ下がったところに強烈なワンツー。
仰向けに倒れた八重樫を見てレフェリーは試合を止めた。 

初回2分45秒は同級の世界戦最短記録。
「打たれて我慢を重ねて」のKO負けに比べればダメージ
少ないだろう。

しかし「我慢すら利かなくなった」のなら、年齢的にも
蓄積ダメージの面でも厳しいと言わざるを得ない。

田中恒成は無敗のアコスタを判定で降す

2017年05月20日 | ボクシング
5月20日 名古屋市・武田テバオーシャンアリーナ
プロボクシング

WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦

田中恒成(畑中) 判定 アンヘル・アコスタ

田中は同階級王座初防衛。
プロデビューから無敗の両者。前評高いプエルトリカン
アコスタに価値ある勝利を飾った。



試合序盤は挑戦者に強打で圧力をかけ、田中が耐える
パターン。

田中のボディーが当たりはじめたのは3回以降。
5回に右アッパーで見事にダウンを奪う。

中盤は田中のボディーで挑戦者がクリンチ。
16戦KO勝ちのアコスタは終盤に意地を見せ、王者を
苦しめた。

11、12回は打ち合い。ここは両者譲らず判定へ。
田中も挑戦者から2度目のダウンは奪えなかった。
判定は3-0。王者の勝利となった。

昨年の大晦日に、21歳6カ月の日本人最年少記録で
2階級制覇を果たした田中。

主要4団体中3団体で日本人王者が並ぶライトフライ級。
統一戦に臨むのが田中陣営の希望。

IBF同級王者の八重樫東、WBA同級王者の田口良一の
名前を挙げ、「ぜひやりたい」と統一戦をアピールして
きたが、いよいよ現実味を帯びてきた。

村田諒太はエンダムに2-1判定負け

2017年05月20日 | ボクシング
5月20日 東京・有明コロシアム
プロボクシングWBAミドル級王座決定戦

アッサン・エンダム(仏) 判定12R 村田諒太(帝拳)

2012年ロンドン五輪金メダリストの村田諒太は、ダウンを
奪いながらも1位で暫定王者のエンダムに1-2の判定で敗れ、
初の世界戦でタイトルを獲得できなかった。
 
採点は、117―110、111―116、112―115。
村田はプロ転向後初黒星。

世界的に最も層が厚いと言われ、強豪がひしめくミドル級。
同階級で世界王者になった日本選手は過去に1995年に奪取
した竹原慎二氏のみ。



村田は狙い通り、序盤はガードを固め相手の出方をうかがった。
3Rに右一発で威力を見せ、プレスを掛けた。

エンダムは予想以上に固いガードに戸惑ったのか、自らのパンチに
体重が乗らない。

最大の見せ場は4回。
村田の圧力に耐えかねたように放ったエンダムの右に村田の右
ストレートがカウンターとなって相手のアゴにヒット!

ほぼ顔面ダイヴの元世界王者!一気に会場が盛り上がる。
ここは立ち上がったエンダム、評判通りの回復力を見せる。

膝にダメージが残りつつ、第5Rには連打を仕掛けるエンダム。
村田も応戦したが手数で劣った。

その後も村田は右をヒットさせ、エンダムを腰砕けにさせたが
元王者はロープに助けられてダウンを間逃れる。

エンダムはジャブと足を使った「アリ・ボクシング」でポイント
稼ぎに出たが、有効打の差で村田有利と思われた。

最終回まで村田が浴びたのは、ほとんどがガードの上から。
「効いたパンチは一つもなかった」と村田。

ただし、村田もダウンを追加出来ず。
ラスト3ラウンドはお互い有効打が少なく、エンダムに流れても
不思議ではない展開。

ダメージを与えたラウンド以外はエンダムと見做せば、小差に
なると思えた。

しかし、それでも村田勝利と見たのだが・・・結果はエンダム。
逆地元判定ってパターンか。
ただし、空前絶後の不当判定とも思えない…。

それは、また後日。