終わってしまいました・・・。
毎回ですが、最終回では喪失感というか、虚無感というか
色々と感じてしまいますね。
まあ、最後まで見た満足感もあるんですが・・・。
前回の最後、99.9%消滅したキングジコチュー。
その最後のジャネジーを飲み込んだ三幹部の一人ベール。
しかし、すぐに取り込まれ、苦しみながらプロトジコチューになってしまう。
助けを求められたイーラも「もう無理だ・・・」と虚無モード。
すべてを消し去ると宣言するラスボスを前に、マナ達は「そんな事はさせない!」とプリキュアらしく立ち上がる。
家族にもバレた彼女たちだが、家族も含め街の皆に世界の行く末を託される。
レジーナも味方となって、ドキドキ・プリキュアは最後の戦いに臨む。
劣勢の中、キュアハートは、
「誰もいない世界では、あなたは自己中でいられなくなる。他に誰かが居てこそ、自己中なのよ」と歴代プリキュアに負けない説教モード。
言葉で説得、話し合いで解決・・・と言いつつ
説教で畳み掛けてくるキュアハートに「俺に対して生意気な!」とばかりに怒ったプロトジコチュー。
ハートにジャネジーを浴びせ、プシュケーを抜き取りに掛かる!
危うし、キュアハート!
仲間の叫びも虚しく、ハートのプシュケーは黒く染められる。
そして、プシュケーを抜き取られたハートは、
力を失った小鳥のように地に落ちる・・・。
ラスボスはハートのプシュケーを手に得意げだが、
気が付けば、プシュケーは元のピンク。
プロトジコチューの目論見に反し、羽根が生えたハートのプシュケーはキュアハートの胸に戻る。
おお、自分で復活か!
ハートの苦しむ表情でちょっとドキドキした私だが、反面ハートの折れない強さに妙な安心感はあったのだ。
「みんな、私に力を!」との呼び掛けで
ダイヤモンド、ロゼッタ、ソード、エースはプリキュアの力をハートに注ぐ。
そのうえ、レジーナの槍の力まで。
そうしてハートは「プリキュア・パルテノンモード」に。
こうなったらもう無敵。
相手パンチを受け流し、さらに片手で掴む。
そして、投げ返し、脅威のスピードで周囲を旋回。その残像でハートが何人にも見える・・・。
懐に入ったパルテノン・ハートは、優雅に足を振り上げる。
それだけで成層圏の上に蹴り上げられるプロトジコチュー。
今度は蹴り落とされて海中に沈むラスボス、1万年前に自分を封印した強大なプリキュアの事を思い出す。
「思いの力が人を強くする。誰かを守りたいという、思いの力を持つ女の子は、誰でもプリキュアになれる」・・・と、
ここ数話、出番が殆どなかったのに土壇場で良いセリフを述べるジョー岡田。
ハートが最後の攻撃を仕掛けると、陥落寸前のラスボスが語りだす。
「人間にワガママで自分勝手な心がある限り、私は何度でも蘇る。そう、何度でもだ!」
・・・イヨッ!さすが東映アニメの敵役!
そう言いたくなる台詞に対し、なんと理解を示して「愛」と「仲間」を信じる心を伝えたキュアハート(パルテノンモード)。
ついにプロトジコチューは浄化され、破壊された人間界と、トランプ王国は復旧。
王国の住民達も元に戻る。
しかし、アン王女は戻って来ない。
キュアソード=真琴は悲嘆の声を上げる。
そこで空に現れるアン王女の姿。
詫びるアン王女に、すべてを悟って頷く国王とジョー。
レジーナと亜久里は、代わって父親の傍にいることを誓う。
「ずっと王女の傍にいたかった」と泣き続けるソードだったが、「皆に歌を届けて欲しい」というアンの言葉に、一緒に歌う人間界のオーディエンスの姿を思い起こす。
命の絆を引き継いだアイちゃんは、真琴の元へ。アイちゃんを抱き寄せるソード(真琴)。
一方、最後どうなるのか・・・と
思わせた敵の三幹部だったが
ベールはネズミの姿になって
「また1万年ほど眠りに就いて力を蓄えるか」。
イーラは
「1万年も眠るのかよ」と不満気だが、
「まあ、あいつらが居たんじゃな」と少し微笑む。
「いくわよ」とマーモに呼ばれ、消えてゆく。
元は人間の姉弟だった・・・なんてオチも想像してたが、最後まで異次元生物設定だったな。
とにかくイーラは、立花との絡みも含め、実に良い敵キャラだった。
さすが田中真弓さんだ。
(まぁ「あ~りませんか」は少しクドかったが・・・)
そして、後日談。
これがブッ飛んでいた。
レジーナはマナと一緒に大貝中学校へ。
トランプ国王は引退して、マナの祖父と将棋を指す日々。
六花は受験勉強に励みつつ、百人一首にも精を出し・・・。
亜久里はクラスメイト達と馴染み始めた様子。
トランプ王国と人間界は時空の穴で自由な往来が可能になり、文化交流も盛んに。
ジョーは初代大統領となって多忙な日々を送り、
そのそばには青い鳥とアイちゃん。
アイちゃんが育ったら嫁にする気か・・・・?
真琴は歌姫として、世界中でブレイク。
マネージャーのダビィと一緒に飛行機で飛び回る。
マナはといえば、国会議事堂からの「大型の人工衛星が大貝町に墜落する恐れがあり」との電話を受け、「わかりました!」と元気にお返事。
変身したドキプリのメンバーとレジーナは、大貝町の危機を救うため、出動。
皆が手を振る中、空を飛ぶプリキュアとレジーナ。
いやぁ
予想以上にキテますな。
でも、『フレッシュ』で「この後もラビリンスと人間界で行き来が可能で、せつなとラブが何時でも会えればイイな」と思った事が実現したようで
なんか嬉しかったですよ。
そういう意味では、「歴代の登場人物がこうだったらイイな」という後日談だった気もします。
やはり最終回は少しウルウルしてしまいました。
声優の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。
ウチのちびスケは、「最後(エンディング)にやってるコンサートが、本当に出来たらイイのに!」と申しております。
ボカロの3Dライヴが可能なんですから、
プリキュアの3Dライヴも出来ると思います。
子供がミラクルライトを振る中、
プリキュアたちが初音ミクばりに歌って踊るコンサートがあったら、
ウチらは絶対に行きますぞ!!