伊勢の猿田彦神社イベント。
「猿田彦フォーラム」という団体さんがありまして。
日本神話に出てくる天祖降臨の案内役猿田彦を研究する集まり
(?)なんですな。
猿田彦神社関係者が中心となり「おひらき祭り(ライブ)」なども
催していらしたのですよ。
相談役として細野晴臣さんも名を連ねてらっしゃる。
音楽家を選ぶ基準も細野さんが示してしたのかな?
和あり沖縄調あり、「環太平洋モンゴロイド・ユニット」あり。
2000年9月下旬。
そこにアイリッシュ音楽家の誉れ高きリアム・オメンレイがグループ
率いて参加と相成り、出不精の私は出かける事を決意したのです。
ちょうど彼のグループ「ホットハウス・フラワーズ」は活動停止して
いた時期だし。
リアムは単独というか、少人数の活動を始めていたのよね。
八百万神ありの我が国に対し、自然に精霊ありのアイルランドは
スピリチュアルな共通点あり。
リアムの参加に心躍る私は、東京から新幹線で名古屋~近鉄線で伊勢
詣でと洒落こんだのです。
※なんといっても催事の観覧が「無料」ってのも大きかった。
近鉄線の駅前ホテルを予約し、朝から移動。
伊勢神宮の神々しい社に感激する。屋根回りの造形が素晴らしい…。
そして「おかげ横丁」に立ち寄って、赤福本店で柔らかい赤福を食す。
そして今回のイベント会場へ向かう。
お伊勢様と猿田彦神社は直接の関係は無いものの、神話時代からの
パワースポットとして知られる場所。
猿田彦神社は芸能の神アマノウズメを祀った社もありますから、
そういう人気も高いと言われているそうです。
会場は御神田。猿田彦神社裏の森に囲まれた野外。
普段は立ち入りが禁じられているが、お供えの米の収穫も終わり、
野焼きが行なわれるのです。
そこに設営されたテントに演奏者のスペースあり。
天気はあまり良くなかったが、火入れが始まる。
夕方くらいから野焼き祭り。
天気のせいで霞が掛かり、なかなか幻想的。
神田内は藁が敷き詰められ、中央で火がくべられる。いかにも儀式。
神主さんが言葉を上げ、野焼きが始まった。
そして、火が燃え上がり出すと演奏の開始。
この頃になると暗くなりはじめ、ますます雰囲気は独特なものに・・・。
最初に登場したのは「細野晴臣& 環太平洋モンゴロイド・ユニット」。
細野さんはボーカル、ギター、ベース。その他のパートは和太鼓、
ガムラン、笛など民族楽器。そしてコーラスも使われて「はらいそ」
ムードを感じさせてくれました。
無理に高揚せず淡々と進む演奏。それも神に捧げる演奏として良し。
そして岡野弘幹with天空オーケストラ。
よく知らなかったが、民族楽器と電子楽器が融合するニューエイジっ
ぽいサウンドだった記憶が…。
雨は降り、山と森は霞む。炎を前に演奏される音楽…。
なんとも不思議な空間。
そして登場したのがアイルランドからやってきたリアム・オメンレイの
グループ。(Vo、ホィッスル、キーボード)、そしてギタリスト、最後に
女性ヴォーカル。
当初はリアムとギタリストのアコースティック・デュオ。
アイリッシュ・フォークは日本の自然にも良く馴染む。
やがて女性ヴォーカルも参加して森に染み入るように感じる歌と演奏が
繰り広げられた。
幽玄といっても良いムードでしたよ。
終盤は和楽器との共演もあり、ますます民族を超えた調和が感じられる。
最後はジャムセッション。
演者も観覧者も一緒になって雨中の神田を裸足で走り回った。無礼講って
事だろうか。
普段は足を踏み入れることが許されない御神田に(土足厳禁ではあるが)
立ち入って走り回る。
足元の藁を天に投げ上げ、泥にまみれる。
小雨にもめげず、一番楽しそうにしていたのが、誰あろうリアムだった。
万物に精霊宿る天地、そこからの恵み、五穀豊穣。
それを祝う営みに通じるものを感じつつ、日本独自の文化に触れた喜び。
満面の笑みが忘れられない。
素晴らしいイベントとして記憶に残っています。
そういう意味もあって、リアム・オメンレイという音楽家は私にとって
特別な存在になったです…。
「猿田彦フォーラム」という団体さんがありまして。
日本神話に出てくる天祖降臨の案内役猿田彦を研究する集まり
(?)なんですな。
猿田彦神社関係者が中心となり「おひらき祭り(ライブ)」なども
催していらしたのですよ。
相談役として細野晴臣さんも名を連ねてらっしゃる。
音楽家を選ぶ基準も細野さんが示してしたのかな?
和あり沖縄調あり、「環太平洋モンゴロイド・ユニット」あり。
2000年9月下旬。
そこにアイリッシュ音楽家の誉れ高きリアム・オメンレイがグループ
率いて参加と相成り、出不精の私は出かける事を決意したのです。
ちょうど彼のグループ「ホットハウス・フラワーズ」は活動停止して
いた時期だし。
リアムは単独というか、少人数の活動を始めていたのよね。
八百万神ありの我が国に対し、自然に精霊ありのアイルランドは
スピリチュアルな共通点あり。
リアムの参加に心躍る私は、東京から新幹線で名古屋~近鉄線で伊勢
詣でと洒落こんだのです。
※なんといっても催事の観覧が「無料」ってのも大きかった。
近鉄線の駅前ホテルを予約し、朝から移動。
伊勢神宮の神々しい社に感激する。屋根回りの造形が素晴らしい…。
そして「おかげ横丁」に立ち寄って、赤福本店で柔らかい赤福を食す。
そして今回のイベント会場へ向かう。
お伊勢様と猿田彦神社は直接の関係は無いものの、神話時代からの
パワースポットとして知られる場所。
猿田彦神社は芸能の神アマノウズメを祀った社もありますから、
そういう人気も高いと言われているそうです。
会場は御神田。猿田彦神社裏の森に囲まれた野外。
普段は立ち入りが禁じられているが、お供えの米の収穫も終わり、
野焼きが行なわれるのです。
そこに設営されたテントに演奏者のスペースあり。
天気はあまり良くなかったが、火入れが始まる。
夕方くらいから野焼き祭り。
天気のせいで霞が掛かり、なかなか幻想的。
神田内は藁が敷き詰められ、中央で火がくべられる。いかにも儀式。
神主さんが言葉を上げ、野焼きが始まった。
そして、火が燃え上がり出すと演奏の開始。
この頃になると暗くなりはじめ、ますます雰囲気は独特なものに・・・。
最初に登場したのは「細野晴臣& 環太平洋モンゴロイド・ユニット」。
細野さんはボーカル、ギター、ベース。その他のパートは和太鼓、
ガムラン、笛など民族楽器。そしてコーラスも使われて「はらいそ」
ムードを感じさせてくれました。
無理に高揚せず淡々と進む演奏。それも神に捧げる演奏として良し。
そして岡野弘幹with天空オーケストラ。
よく知らなかったが、民族楽器と電子楽器が融合するニューエイジっ
ぽいサウンドだった記憶が…。
雨は降り、山と森は霞む。炎を前に演奏される音楽…。
なんとも不思議な空間。
そして登場したのがアイルランドからやってきたリアム・オメンレイの
グループ。(Vo、ホィッスル、キーボード)、そしてギタリスト、最後に
女性ヴォーカル。
当初はリアムとギタリストのアコースティック・デュオ。
アイリッシュ・フォークは日本の自然にも良く馴染む。
やがて女性ヴォーカルも参加して森に染み入るように感じる歌と演奏が
繰り広げられた。
幽玄といっても良いムードでしたよ。
終盤は和楽器との共演もあり、ますます民族を超えた調和が感じられる。
最後はジャムセッション。
演者も観覧者も一緒になって雨中の神田を裸足で走り回った。無礼講って
事だろうか。
普段は足を踏み入れることが許されない御神田に(土足厳禁ではあるが)
立ち入って走り回る。
足元の藁を天に投げ上げ、泥にまみれる。
小雨にもめげず、一番楽しそうにしていたのが、誰あろうリアムだった。
万物に精霊宿る天地、そこからの恵み、五穀豊穣。
それを祝う営みに通じるものを感じつつ、日本独自の文化に触れた喜び。
満面の笑みが忘れられない。
素晴らしいイベントとして記憶に残っています。
そういう意味もあって、リアム・オメンレイという音楽家は私にとって
特別な存在になったです…。