あるBOX(改)

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Foodies TV

2007年05月01日 | 生活
スカパーでの「微妙な」チャンネルと言えば
「旅チャンネル」と「フーディーズTV」等があるが。

ウチの連れは、なぜか「これらのチャンネル」が好きで、ヒマがあると見ている。

美味いモノ好きで、都内の料理店やシェフの名前など結構知ってたりするし。
(ちなみに、日本一予約の取れないイタリアン・レストラン「落合シェフ」のファンです。キャラも含めて)

旅行好きで、鉄っちゃんの気もあるので、海外の鉄道紹介や現地紹介プログラムも喜んで見ている。
(グラビア・アイドルDVDで、「果物入りの焼き飯なんて食ってないで、とっとと水着にならんかい!」と“撮影先の観光案内”みたいなシーンを早送りしまくってる私とはエライ違いです)

――で
そんな「連れ」が喜んで語ってたのが
フーディーズTVの「フランソワ・シモンの美食探検」

“一般客と全く同じ立場で取材し、忌憚のない批評でシェフ達から恐れられているレストラン批評家にして、仏「フィガロ」紙の記者”フランソワ・シモン氏。

著書「レストランで最高のもてなしを受けるための50のレッスン」で

「レストランの“おすすめ”は、だいたいが素材の売れ残ったモノ」

「雇われチーフシェフは売上げの為に本意ではない料理を出す」

「飲み物の勧めに応じず、堂々と水を要求すれば良い。中途半端なワインは味覚を損なうと」

「オドオドとレストランに入ってはいけない。付け入られるだけだから」

――みたいな事を「言いたい放題書いてるのが清々しい」と、すっかり連れのお気に入りになってるシモン氏。

私も「フランス人も、日本人が寿司屋で感じてるような事を自国レストランで感じてるんだなぁ」と親近感を感じ、その対処法を指南するシモン氏には好意を抱いたワケだが。

そのシモン氏が
「フランスの食材や料理法、話題のレストランを徹底分析、紹介する」番組ってんで。

その「フランソワ・シモンの美食探検」を
1度、連れと一緒に見たら
まぁ、シモン氏が飛ばすこと飛ばすこと!!

レストランでは、挨拶終わったらイキナリ厨房に突入。

気に入った素材には、出荷元から産地まで足を伸ばし
「ここであの野菜は育ったのですね」と土の匂いを嗅ぎ
牛を使っての耕運に「すばらしい」と目を輝かす。

ワインでも同様。
グラスに移して嗅ぐのは当然、貯蔵庫でその空気を満喫、当然ブドウ農家の元にも馳せ参じ、豊かな土壌を絶賛。

それを「オリーブオイル」でもヤるから、こっちは唖然。

オリーブオイルを注いだグラスを回し、鼻を近付けるシモン氏へ
「揮発してませんから!」と
おもわず突っ込みを入れる連れなのであった(笑)。

まぁ、「美食版・マイケル・ムーア」みたいなモノか?

まぁ、フランス人だけに、あそこまで身も蓋も無い事はしないが。
欧州人らしく品もあるし・・・。

忙しい連れは、毎回チェック出来ないのが残念そうだが。

あんな「濃い」番組は、たまに見るのが良いのでは?・・・なんて。

付き合わされて鑑賞したワタクシは思ったのでした。