あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「練馬アニメカーニバル2018」(二日目)に行った(2)

2018年10月21日 | アニメ・特撮
真木さんは終始監督をフォロー。

オタフクふくこさんCM製作も、今回の延期には無関係。



ジェンコ絡んでないし。MAPPA「さらにいくつもに」
メンバーの関わってない。

どうせなら、監督の満足するものにしたかった。


丸山さんは「聞いてたシーンと違うのがあるんだよなぁ」
「どうも僕と組む監督はそういうトコロがある」と首を
かしげ…。

皆は笑いながら心の中で「いや、そこは信頼されてるから
でしょう」という呟いたものでした。



片渕監督の富川行き。実は丸山さんも同行。

『若おかみ』の高坂監督も居て、気心知れた面子で集まったて
現地の料理も堪能した。

ただし片渕監督は、ここでも全作品をジックリ審査。



とにかく韓国サイドが本当に良くしてくれて、米アカデミー
でも力のあるディズニー関係者の席に案内してくれた。

海外でも「自分たちの事のようだ」と語ってくれる観客がいた。
もちろん日本でもこの映画を自分のもののように捉えて一体化
してくれるファンがいてくれた。



ファンとの交流の中で水口さん達の話も出た。元々あまちゃんの
ファンで、久慈のボランティアをしていた。

水害び遭った呉でも同様に被災地ボランティアを…と紹介した
ところで男泣きしてしまう山本さん。

丸山さんは片渕監督の集中力と収集力を称え、その上で一旦は
調べた情報を切り捨てるのが大したものだと評した。



普通は全部使いたくなる。その結果つまらなくなる事が多いが
彼は見事だ…と。

マイマイに続き、資金もないなか良く作りあげた。
ファンとの結びつきがクラウドファンディングに繋がった。



進まない時期もあり、丸山さんと監督でNHKの『花は咲く』を
手掛けた。こうのさんも一緒。

出来が良かったから丸山さんは『この世界の…』も絶対完成
させねばと思った。
とにかく完成させてあげたかった。



尾身さんと『この世界の片隅に』の縁。
舞台『その頬、熱戦に焼かれ』で広島に縁が出来て現地の
事を調べてた。もともと原作は大好きだった。

再演も行なって浦谷さんに出演者のイラストも描いて貰い
すっごく感激した。



オタフクソースのフクコさんの声は尾身さん。

監督の広島舞台挨拶の時にたまたま尾身さんも広島にいて、
監督が「お好み焼きを食べなきゃいけないんだ」と色んな
お店を回ってた。



尾身さんも一緒に一軒訪れた。取材する中で店内の寸法を
計ったりで、おおわらわ。

ここで壇上の女子たちは「そうなんだよね〜」とばかりに
華やいでたが、客席の一部は「そんな事してるから…」と
いう諦め笑いが…。



特典映像のメイキングを観ながらコメント。
長尺版の秘蔵映像も特別に流された!どよめく会場…。

登壇者も殆ど知らず、片渕監督がGOサイン出したそうな。
音がないので即興でアフレコ。凄え!!



いよいよイベントは終盤のまとめ。
次の上映まで何かして回りたい。アイディアを出さないと。

径子さんに叱られるイベントとか?
新谷さん「それ私個人でやってる」。叱られたい人を罵る。
「なにやってんだ!○○が!!」と。



それで「まぁ、でも頑張れよ」と軽く励ましたりして。

この声が地声っぽく、「ああ、ナイロンの人だ」と再認識
しましたよ(笑)。

いよいよ締めの挨拶。



丸山さんの発言。『この世界の片隅に』というタイトルが
素晴らしい。

広島と呉が舞台だが、そこだけではない。他の地域にも
あてはまる話。



※そういや、今回の被災も瀬戸内全般。私は 広島だけ
じゃなく結局いろんな自治体に寄付をした。

尾身さん「すずさんの食卓をやりたい」
もうやったが機会があれば良いな…と。



最後はフォトセッション。我々にも撮影OKが出ました!
尾身さん、新谷さん、真木さん、丸山さん、山本さん、
皆さま素敵です。特に女性2名。

すごく楽しかったし、感じ入ることも多かった。
『この世界』関連イベントは毎回素晴らしいです。



大満足の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」
公開前トークでありました。

「練馬アニメカーニバル2018」(二日目)に行った

2018年10月21日 | アニメ・特撮
練馬アニメカーニバル2日間!

今日も快晴です。



映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』トーク

練馬文化センター外には1,000番のパネルあり。
そこにも人が並んでらっしやる。

予約当選者は先に並べたので建物に入る。



整理番号順に入場。
とりあえず着席。結構前に座れた!

15分前に入場、16時イベント・スタート。


それまで待機。

スクリーンには
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に 公開2か月前トーク」


2日前に公開延期が発表された同映画。
…色々、間に合わなかったんだね。

ブザーが鳴って開始アナウンスが流れる。


司会の山本さん登場。

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に 公開2前』トーク」
…と、訂正タイトルをコール!

そして「すいません!」



会場は拍手と笑い声。あたたかいイベントで御座います。
※画像はフォトセッションから

会場は540席の小ホール。
※あれ?さっき1000番のプレート見た気がしたが…



登壇者コメント。
真木プロデューサー「謝るしかないよね」

片渕監督は今、前年度受賞者として韓国の富川アニメ祭へ。
審査委員長の大役を果たしている…と。



けっしてサボってる訳じゃないと、監督をフォロー。

イベント二日前に公開延期が発表されたとして
司会の山本さんの紹介で登場した出演者の皆さん



尾身美詞さん、新谷真弓さん、丸山正雄プロデュサー、
真木太郎プロデュサーからは「あまりハシャげない」と
前置きあったが。

ファンは楽しい話を期待してるので、ノッてくれる形に。



新作アフレコ話もしたかったけど、そもそもが撮って
いないから無理(笑い)

代わりに新谷さんの広島弁話。



上京されて年月経ってる筈・・・と気になってたが

「92才の祖母や年嵩の親類に恵まれた」そうで
呉弁などは地元の方々に伺われてとか。



広島水害のドキュメントのナレーションの仕事。
報道されなくなっても復旧は終わってないと
伝える思い。

それも映画と繋がったそうです。

新文芸坐「東宝特撮オールナイト」に行った(2)

2018年10月21日 | アニメ・特撮
深い余韻を残して『ラドン』終了。
やはり名作です。見に来て良かった…。



新文芸座さんもノリノリです。
休憩中のBGMが『かえせ!太陽を』『ゴジラとジェット
ジャガーでパンチ・パンチ・パンチ』って…!



15分の休憩後は『大怪獣バラン』
(1958年公開)
ポスターは天然色だが、獣人雪男同様のモノクロ。



土着シーンも好き。

東宝パンスコープというワイド画面は迫力満点。
特撮も凄い。



撃っても撃っても倒れぬバラダギ様。

案外シンゴジラの元ネタはコレ?



そして最後は「宇宙大怪獣ドゴラ」。

…これが終了し、オールナイト完走!
終盤ウトウトしたが完走!



不定形の宇宙怪獣が登場する意欲作ドゴラ。
宝石強盗団と刑事との攻防に怪獣を絡め、そういう意味でも楽しめた。

ドゴラの出番は少なかったが…



次の特撮特集は「ギララ」などの大映モノ。

やってくれますわ!



さらに「押井守映画祭」

これは早々にSOLD OUT!やっぱり人気ですね。



見たかったが、そうそう頻繁にオールナイトは難しいので
仕方ないな…。

またの機会を待ちましょう。



TVシリーズ『無敵超人ザンボット3』セレクションも
予定されている。

これも新文芸坐×アニメスタイルのイベント。
コンスタントに催されてます。



『ザンボット3』は1977年に放送された日本サンライズの
ロボット物。

富野×安彦モノの「これ、戦争なのよね」路線の走り(?)
でもあるとして重要作に挙げる人も。



これも興味あるが、そうそうオールナイトに来れないのが
家族持ちの辛さ。

まぁ、以前は若いモンが人生体験の為に行くとか、高齢に
なって余暇の楽しみで行く物だと思ってたけどねぇ。



ヒョイヒョイと来るようになっちゃったよ。

片渕素直ナイトがキッカケだったかねぇ。
そのうえ『特撮オールナイト』まであるんだもんねぇ。



外は肌寒く、少し暗い。もうすっかり秋ですわ。

池袋駅の始発は出ている。
まずは帰宅を急ごう。



さてさて、日が変わって練馬アニメカーニバルの
2日目だ。

少し休んで参戦しないとな。

新文芸坐「東宝特撮オールナイト」に行った(1)

2018年10月21日 | アニメ・特撮
今日の夜は池袋。

新文芸座オールナイトです。


「東宝特撮特集」

ソールドアウト!



今晩のラインナップは
「獣人雪男」「空の大怪獣ラドン」
「大怪獣バラン」「宇宙大怪獣ドゴラ」



錚々たる、渋すぎる作品群!
まずは「獣人雪男」。1955年制作の東宝映画。モノクロ。

監督・本多猪四郎、特技監督・円谷英二、主演・宝田明の
「ゴジラ」「逆襲」に続く特撮作。



舞台は日本アルプス。冬山合宿に訪れた大学の大山岳部を
襲った遭難事故。山小屋付くに残されたのは大きな足跡と
獣のような体毛。…雪男伝説。

翌シーズンの捜索再開、悪徳興行師たちの雪男生捕り計画、
雪男を信仰の対象とする未開の集落。

山娘と捜索隊の青年、種として消えゆく宿命の雪男…。
悲劇がスリリングに交錯する。



途中フィルムが切れるアクシデントあったが、無事に繋ぎ
(?)再開。宝田明、河内桃子コンビ無双。根岸明美の太腿
サイコーな映画でした。雪男もハンサム顔だし。

秘境の描き方が地方差別なんて言われて映像化できない…
なんて話もあるが、勿体ないなぁ。



そして次は「空の大怪獣ラドン」。
東宝特撮映画初の総天然色作品。つか、最高傑作。

佐原健二、白川由美、平田昭彦ら出演メンバーに間違いなし。



それにしても、これが1956年の映画とは!

ゴジラより製作費が増してるとはいえ、特撮の進化が凄まじい!



ラドンの衝撃波で破壊される西海橋!

火の海と化す福岡天神!



破壊される岩田屋デパート

阿蘇への爆撃…



日本特撮史上の名場面オンパレード!!

「方言は?」とか



「阿蘇の大噴火舐めんなよ」とか色々あるが

久々に大きなスクリーンで見て凄まじさを再認識!



※やっぱり西海橋の迫力は凄かった。来てよかったよ…

共存できない人間と怪獣。



命を獲らねばならない虚しさ…。

そういう感傷も沸いてしまうのが東宝特撮全盛期の作品
なんだよね。



最後は自衛隊火器の一斉射撃。

伊福部音楽さえ流れない着弾音の連発!



伊福部先生の「女優の演技が上手ければ音楽は要らない」
という言葉を思い出した。

それくらい途中から伊福部音楽が消えたのだ!!