あるBOX(改)

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思い出のKO:勝間和雄vs関博之第2戦 

2002年02月17日 | ボクシング
勝間和雄vs関博之第2戦 

1984年1月1日 後楽園ホール
日本Jバンタム級タイトルマッチ10回戦

関といえば丸山戦が頭に浮かぶが、勝間戦も大激戦だった。

先にダウンを奪ったのは関。
3R目のさめるような右クロスで勝間うつぶせにダウン。

無敗ホープ時代に中堅だった勝間を軽くKOしている関、いよいよ無冠の
帝王返上かと思わせたが、渡辺陸奥雄を番狂わせKOで王座を奪い、自信を
つけた勝間はしぶとく応戦。

ジワジワと反撃に移り、次の第4Rに右ストレートでダウンを奪い、
形勢を逆転。
中盤もリズムに乗ったブローでリード、関もコンビネーションで反撃したが、
前半のパンチの威力はない。

ボクサー同士の戦いは、概してリズムに優った方が勝利するがそのリズムを
練習で身体に叩き込んだ勝間は、ピンチでもチャンスでもリズムが途切れない。

両者流血の凄惨な戦いは8R、遂に勝間が得意のワンツーで関を弾き飛ばし
2度目のダウンを奪い、立ち上がって来たところを連打。
たまらず帝拳サイドからタオル投入。

勝間が雪辱のTKO勝ちで防衛に成功した。

変則ファイターに続き、自分と同型のストレートパンチャーとのタイトルマッチ
にも敗れた関。
これだけチャンスを与えてもらいながら日本王座に手が届かなかったのだから
アンラッキーブルースには当らないだろう。


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