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「洋服の並木」に行く

2016年05月19日 | 生活
聖地のような洋服店。それが並木洋服店。

日本のネオモッズやパンクス、ステージを生業とする者達が
こぞってスーツを仕立てに来る名店。

1978年(昭和53年)東京・梅が丘にオーダーメイド背広の
仕立て屋が生まれた。

昭和60年、客として現れた1人の若者がモッズスーツを
オーダー。
それを受けた初代店主の並木祐三さんが「面白そうだ」と
要望に答えたことから「並木なら作ってくれる」という
口コミが広がったとの事。

「さらば青春の光」では、高圧的に「細身のスーツを作れ」と
言う若者と、それに眉をひそめながら採寸するテーラーの
姿が描かれていたが。
故・並木祐三氏は全く逆だったというのが面白い。

「後で太らないよう細く作るように!」と厳しく説かれて
いたそうな。

並木さんが亡くなったいまも奥様と息子さんで同店は営業。
厳しい採寸こそなくなったが、やはり顧客の要望に応える
スタイルは継承されているとのこと。

私も以前から気になってたお店で、三軒茶屋で行われた
特集展にも行って、その内容を当ブログにUPした事も
御座います。

それがコンスタントに読まれておりましてな。

「これは、私に並木に行けって事だな!」
「スーツを作れって事だな!」と思い ←たぶん違うぞ!
とうとう今回、小田急線・梅ヶ丘駅に降り立つ事になったのです。

店舗のHPで読んだら、駅から3分とありまして。
ちかくに「ナミキ」という洋服屋さんがあって間違えないように
注意書きされてるのも噂通りでしたよ。

でも地図通り歩いたら、ホント直ぐに着いた!



「すぐ仕立直し」なんて看板あり、本当に「町の洋服屋さん」の
佇まいなので驚いた。

いや、店内に積まれたダンボールや生地の山に「問屋さんか?」
「一般客は入って良いものか?」と後ずさりしてしまう雰囲気
さえありました。

しかし、入口のユニオンジャックは、まさにモッズの憧れ。
それに誘われるようにガラス戸を開け、店内に入るとハンガー・
ラックに沢山のスーツが並んでいる。

ここからチョイスしても格好良いスーツが手に入りそうだ。
※私は胸厚なのでサイズが合わないのが残念・・・

天井や壁にはバンドマンやライブ告知のポスターが並ぶ。
生地を眺めたあと、勇気を振り絞り当方の希望を述べた。

「モノトーンのユニオンジャックのスーツは出来ますか?」

~結果から言うとダメだった。

普通のユニオンジャック・スーツは国旗素材を継ぎ合わせて
作っている物で、モノトーン生地は見たことがない・・・と。



う~ん、残念。

そういう生地を客自身が見つけて、店に持ち込めば可能との
ことで、根気よくどこかで探すしかなさそう。

まぁ、イイさ。
今回、まずは聖地訪問ですから。
とりあえず御挨拶に伺ったようなモノですので。

なにも1着目からユニオンジャックに拘り過ぎる事はない。
ストライプ柄の3つボタン・スーツ(夏物)をオーダーしても
イイんです。
※4~5週間ほどで出来るらしいし。

優しく対応していただいた事もあり、次回は何かしらスーツを
頼んでみようかと思います。

「洋服の並木」
http://namiki-4129.com/
営業時間 10:00~20:00
定休日 水曜日


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