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「しょんないTV」感動の「今井科学思い出サミット」

2017年04月18日 | サブカル
TVKで深夜に放送されている、ピエール瀧の「しょんないTV」
2017年4月13日(木)は「伝説の模型メーカーの足跡を辿る!
~今井科学思い出サミット」が放送された。

私にとって「しょんないTV」は「JxJxTV」と並ぶ贔屓番組
だけど、今回の特集は面白くて感動できる屈指の回だった。



「しょんないTV」では、これまでも数ある静岡の模型メーカーを
紹介し、その熱すぎる模型愛に触れてきてるが。

そんな“プラモデルの聖地”静岡でも忘れてはならないと言われる
のが「今井科学」。



2002年に惜しまれつつ解散した「今井科学」。
番組出演歴ある他社のトップたちも影響を語らずにはいられない。

各社長に加え、今井科学マニア歴50年という人まで出演。
淡々としながらも熱いコメントが語られた。

1954年、当時の静岡市清水区に「今井商店」として誕生。
1957年、東京タワーの木製模型を「実物が完成する前に」売り出して
大ヒット。
その後はプラスチック模型分野に進出し「今井科学」に改名。



1960年には日本初のキャラクタープラモ「鉄人28号」を発売。
以降、「鉄腕アトム」など漫画などのキャラクターを次々と
製品化してヒットを連発。
「マンガ模型と言えばイマイ」と呼ばれる程の人気メーカーと
なったという。

そして1966年発売には、あの「サンダーバード」シリーズ登場!
今井科学の人気を決定づけることに。
※箱絵は小松崎茂先生!!



高額だった基地模型や各号機が紹介されたが、やはり1番人気は
「サンダーバード2号」!

男性陣全員が興奮する中、広瀬アナは「これがですかぁ?」と
一人ピンと来てない様子。
※たしかにカエルみたいだけどよぅ。空気読んでくれよ…。

コンテナ脱着可能な仕様に興奮する瀧さん。その魅力に男性陣は
「これですよ!」と大いに納得。

最盛期には工場が24時間フル稼働、社員のボーナスも11ヶ月分!
当時、関わり合った常木社長も毎月料亭通いのご相伴に与って
いたとか!



しかし、絶好調だった今井科学も、続いて発売した「キャプテン
スカーレット」や「マイティジャック」が予想に反して大コケ。
※マイティジャックも秘密基地まで商品化されてたんだよな…

残酷や…。マニアには根強い人気ある「マイティジャック」で
そんな事になるなんて。
作品は悪くない。悪くないのに…。

結局、在庫を抱えた今井科学は、「サンダーバード」の隆盛から
3年後、1969年に一度目の倒産を迎える事になったという。



しかし、倒産から2年後の1971年。
「今井科学」は復活。当時の日本メーカー唯一の木製帆船模型
「カティサーク」をヒットさせて起死回生。
※ウィスキーも流行ったもんねぇ…



さらにオリジナル製品「ロボダッチ」もヒット。
既存キャラのプラモ化ではなく、プラモ発でオリジナルの世界を
作り上げた画期的な商品として子供たちに大人気となり、今井科学
第二次黄金期を支えて10年以上に渡りシリーズ商品が発売された。



この頃模型業界ではバンダイが「ガンプラ」で大ブームを巻き
起こしてした。

今井科学もブームに乗ろうと「超時空要塞マクロス」を発売。



アニメ同様、大いに人気を博したという。

懐かしいよ、ヴァルキリー。
戦闘機からロボットに可動したのかなぁ…。



その後もロボットシリーズを発売するもヒットに恵まれず。
「オーガス」と「モスピーダ」で尻すぼみ。「サザンクロス」は
「さんざん苦労する」と言われた…と。

ああ、かがみあきらさん...。
作品は悪くないんだ。胸が痛い...。



大量の在庫を抱える事になった今井科学、過去製品の再販売を細々と
続けるも、次第に経営を圧迫。2002年、遂に会社を自主解散…。

今こそぞ歴史に幕を閉じた今井科学だったが、その商品たちは静岡の
模型会社に引き継がれ、現在も静岡の模型業界に生き続けている。



サミット参加者が語る今井科学への感謝コメントに感動!
ピエールも「静岡の模型の歴史、凄いな」と感動!
最初ピンと来てなかった広瀬アナも感激の面持ち。

「しょんないTV」、最高!


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