3/2のWBC世界バンタム級タイトルマッチ(両国国技館)でメキシコの
カールソンに圧勝した王者・山中慎介(34才/帝拳)。
元WBA世界ライトフライ級王者、具志堅用高氏(61才)の持つ連続防衛
日本記録「13」に王手をかけたワケだが、防衛ペースは随分と先輩王者と
異なる。
具志堅さん戴冠からV12まで約3年7カ月のハイペース。
「年4度防衛」は、ある意味で伝説だ。
一方、防衛ペースが年2回の山中は約5年4カ月かかっている。
21才で王座奪取した具志堅さんが∨14に失敗して引退したのは25才。
29才で王者となった山中は、現在34才だ。
ただ、山中に大きな衰えは見受けられず。試合の中での微調整やピンチでの
クリンチなど、むしろ経験で総合力を上げ、決め手の左は磨きが掛かっている。
また、負傷などで大きなブランクを作らず、防衛戦をこなしているのも大した物。
※強打者特有の拳の負傷が無いのが凄い。「無事これ名馬」です。
世界戦の雰囲気も昔とは違う。
今の山中も、指名挑戦者やモレノのような実力者と戦い、相当の格を感じさせて
くれるのだが。
やはり1970年代の世界戦のムードは異様だった。
会場はタバコ臭く、黒やグレーのスーツを着た成人男性が思い詰めたように押し
掛け、リングを見つめていた。
具志堅さんは異様なテンションで相手に襲いかかり、連打に次ぐ連打で打ち倒した。
小林弘さんの日本記録、ルイス・エスタバのJフライ級連続防衛記録が掛かった試合
では、快勝の後プレッシャーから開放されて羽ばたくようなポーズを見せた。
一試合の集中力、消耗度も凄かったという。王者としての晩年は精神的な事から、
胃腸にダメージが現れたそうだ。
※それだけの試合だったからこそ視聴率が40%越えたのだろう。
一方の山中慎介は、良い意味でマイペースだ。
仕事をこなすかの如く、リングに上がり、非情に相手を倒しつつも、どこかクール。
山中は、それで良いと思う。
また、それしか出来まい。
勝利者インタビュー。上重聡アナが、何度も立ち上がってきた挑戦者を「王者が称える」
ようなコメントを引き出そうとしたが
「ビデオで見て、倒れても立ち上がって来るのは分かってましたから」と普通に答える
クールな山中。
それでも「順番に声を掛けて試合を受けたのはカールソンだけだったんですよね」と
続け、それに対して王者が「感謝」を述べた時、何度も頷いた上重アナ、グッジョブ!
やっぱり世界王者には、対戦相手を「敗れても勇敢だった」「闘志が素晴らしかった」
と称えて欲しいものです。それでこそ一流の世界王者です。
子煩悩キャラ、良き家庭人という側面もある山中、変にリッチな生活とか見せない所も
好感持てます。
次は∨13の記録タイ試合だが、ご本人はマイペースを強調しているように見受けられる。
それで良いです。
帝拳のセニョール本田氏は「∨13なら相応の相手じゃないと」とコメントされている。
※浜田剛史さんの連続KO記録のときもそうだったな。
被弾や右リードの課題は残ったが、次戦もゴッドレフトの炸裂に期待したいと思います。
カールソンに圧勝した王者・山中慎介(34才/帝拳)。
元WBA世界ライトフライ級王者、具志堅用高氏(61才)の持つ連続防衛
日本記録「13」に王手をかけたワケだが、防衛ペースは随分と先輩王者と
異なる。
具志堅さん戴冠からV12まで約3年7カ月のハイペース。
「年4度防衛」は、ある意味で伝説だ。
一方、防衛ペースが年2回の山中は約5年4カ月かかっている。
21才で王座奪取した具志堅さんが∨14に失敗して引退したのは25才。
29才で王者となった山中は、現在34才だ。
ただ、山中に大きな衰えは見受けられず。試合の中での微調整やピンチでの
クリンチなど、むしろ経験で総合力を上げ、決め手の左は磨きが掛かっている。
また、負傷などで大きなブランクを作らず、防衛戦をこなしているのも大した物。
※強打者特有の拳の負傷が無いのが凄い。「無事これ名馬」です。
世界戦の雰囲気も昔とは違う。
今の山中も、指名挑戦者やモレノのような実力者と戦い、相当の格を感じさせて
くれるのだが。
やはり1970年代の世界戦のムードは異様だった。
会場はタバコ臭く、黒やグレーのスーツを着た成人男性が思い詰めたように押し
掛け、リングを見つめていた。
具志堅さんは異様なテンションで相手に襲いかかり、連打に次ぐ連打で打ち倒した。
小林弘さんの日本記録、ルイス・エスタバのJフライ級連続防衛記録が掛かった試合
では、快勝の後プレッシャーから開放されて羽ばたくようなポーズを見せた。
一試合の集中力、消耗度も凄かったという。王者としての晩年は精神的な事から、
胃腸にダメージが現れたそうだ。
※それだけの試合だったからこそ視聴率が40%越えたのだろう。
一方の山中慎介は、良い意味でマイペースだ。
仕事をこなすかの如く、リングに上がり、非情に相手を倒しつつも、どこかクール。
山中は、それで良いと思う。
また、それしか出来まい。
勝利者インタビュー。上重聡アナが、何度も立ち上がってきた挑戦者を「王者が称える」
ようなコメントを引き出そうとしたが
「ビデオで見て、倒れても立ち上がって来るのは分かってましたから」と普通に答える
クールな山中。
それでも「順番に声を掛けて試合を受けたのはカールソンだけだったんですよね」と
続け、それに対して王者が「感謝」を述べた時、何度も頷いた上重アナ、グッジョブ!
やっぱり世界王者には、対戦相手を「敗れても勇敢だった」「闘志が素晴らしかった」
と称えて欲しいものです。それでこそ一流の世界王者です。
子煩悩キャラ、良き家庭人という側面もある山中、変にリッチな生活とか見せない所も
好感持てます。
次は∨13の記録タイ試合だが、ご本人はマイペースを強調しているように見受けられる。
それで良いです。
帝拳のセニョール本田氏は「∨13なら相応の相手じゃないと」とコメントされている。
※浜田剛史さんの連続KO記録のときもそうだったな。
被弾や右リードの課題は残ったが、次戦もゴッドレフトの炸裂に期待したいと思います。
杉谷満思い出しましたよ
カールソンさんは右は当てましたが杉谷のように左フックまでいきませんでしたよね
杉谷さんの息子が日ハムの選手だもんな・・・・
杉谷のパンチはもっと長く、左フックの上下打ちも強烈だったですもんね。
杉谷満の息子さんがプロ野球選手で、日ハムの名物キャラですから。
感慨深いですね・・・。
※「思い出の試合」で杉谷満が日本王座奪取したタイトルマッチあげなきゃな。