あるBOX(改)

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「大堀こういち」という男

2014年11月10日 | ライヴ
うちの連れ合いは「劇団健康」のファンで
その流れで「ナイロン100℃」のファンでもある。
私も何度か見に行った。

いわゆるナンセンス劇で。私は好きです。
※あんまり単純に言うと主宰のケラさんに嫌がられるかも知れませんが。

その「劇団健康」創生期、大堀こういちさんも参加されてたんですよね。
回顧話では「みな若かったから喧嘩も絶えなかった」
「三宅と大掘、みのすけと大掘、○×と大掘」・・・って皆デメタン絡みかよ!

~と、連れと私が笑った劇団健康。

大人計画やワハハ本舗らと小劇団ブームを作った重要な集団でした。
その後は知名度も上げて今や立派な劇団になられておいでです。

犬山イヌ子さんは声優としても活躍中だし。
ケラさんは岸田戯曲賞を獲ったし、緒川たまきさんを嫁にしたし。



そんな中。
ひたすら我が道を行く大堀こういち=デメタン。

ハナクソンズでは放送作家の細川徹とバカをやり
「男子はだまってなさいよ」でも、うつけ者的バカをやる。
元大人計画の温水洋一=温ちゃんと組んでもバカをやる。

素晴らしい。
あ、いや。岸田戯曲賞を獲ったケラさんや松尾スズキさんも素晴らしんですが
でも、やっぱり自分でバカやり続けるデメタンの存在は、我々を癒してさえ
してくれるのです。

謎のフォーク歌手「小象」では
「家が好き」「二人の中に泥棒がいる」「スポーツ」など
珍妙とも言える歌詞をアコギ一本の弾き語りで聴かせてくれたものだ。



しかし
小象は、なんだか変な方向に進んでいる感じが最近あるんですよね。

なんか、普通のフォークイベントに呼ばれて、それなりの声援を受けているとか。
いや、オモシロでやってる筈の「小象」なのに、真面目に支持されてるみたいなんですよ。

う~ん。
竹中直人は、古井戸の真似した「高井戸」で変わらぬバカバカしさを
見せてくれてたというのに、「小象」はマジなファンが付き始めてるだとな。

以前我々が会場で買ったのは、CD-Rでジャケット写真も白黒プリントだったのに。
なんか、今は普通にCDが販売されているという。
ほんとに「癒されます」みたいなファンがいるみたいだし。

いや~。
それは勘弁して欲しい。
ずっとバカバカしい「小象」でいて欲しい・・・。

そんな思いで見つめてしまう、大堀こういち=小象=デメタンなのでした。


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