あるBOX(改)

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あらためて映画「ごっこ」の感想

2018年11月22日 | 映画
「ごっこ」2度目の感想。

筋を知って観ても涙は流れた。
そして、ホントに無駄がないと思った。
何気ないシーンにも伏線が張られてる。



終盤パパやんとヨヨ子で遊ぶシーンこそ
ゆっくりとした時間が流れるが、それも
必要な尺。

表情、カット、ちょっとした映り込み…
ホント気が抜けない。



もっとオススメのツイートしたい!
でもネタバレしたくない!

粗筋自体は「ニートが攫ってきた子供と
親子になろうとする話」
これは予告編でも明らかにされているが。

そうなる経緯・経過・結末が刺さるのよね。



主人公は仕事辞めて5年以上の中年ニート。
そして5歳の女児…。

ただし
主人公には同級生の幼馴染マチ(優香)がおり
関西弁で罵りながらも気に掛けてくれている。

クズでニートで友人も女っ気もなしの主人公。



しかし没入しやすい私は、だんだん腹が立って
きて「コラ、こんな可愛いコがおって!お前
結構リア充やないか!爆発しろ!」とか思い
始める。でも…

生真面目なマチもまた…って
ネタバレ始めとるやんけ!!

このままではヤバいので断片的な感想を。



「暗い部屋だのぅ…。オタはフィギュアを
綺麗に見ようと照明を凝ると思うが…」
「フィギュアも扇情的じゃないし、何か
あるのかも…」

「~うわ!この子セルロイド人形みたい。
凄い撮り方だ!」



「パパやん」と言える存在が欲しかったのか?(涙

グズ六が御爺ちゃんになっちゃった。そして…。
でも親心は残ってるんだな。

世話になった商店街のオヤジ…なんかヤバい。
でも、こんな人も実在するだろうし。
こういう存在を普通に飲み込んでるのも、この映画の
凄みだ。やっぱ関西弁も効いてる。



パパやんとヨヨ子の生活。
少しずつだけど好転していく。

子育て、絵本読み聞かせは自分自身の
育ち直しでもある…。私も実感済み。

そして人様への感謝。
自分自身はそんな事を考えてもなかった。
しかし我が子に良くしてくれる人には…



あかん、泣く!
やっぱ、泣くわ~!

パパやん人攫いがバレそうに…!
でも言い逃れがヘタ!!

仕事始めても…



ただし感じのイイ女性が現れた!
パパやん結婚のチャンス!?

でも、そもそもOPのアレは何?
誰を?ヨヨを!?マチを!?
それともキレて同僚を!?

または誰かの身代わり?分からん!



~そうだったんか。

そして思い出を…(涙

時は経ち、いよいよ終盤。
今更だがネタバレはしたくない。

でも、でもね。
面会所のアクリルパネルの孔のね
放射線状の形がね、手の平から弾けたように見えてね。

それが赦しというか祝福というか、そう見えてね。
もう滂沱の涙…。

そして「あの台詞」!



初見の時は大まかな粗筋しか知らなかったから…
もう声を漏らしながら泣いてましたよ。

それぐらい心をブチのめされましたよ。



~そういうワケで。
ここまで書いてもプライスレス。

関係者でも無ければライターでもない私がテッテ
テキに御奨め致す「ごっこ」です。

ドウゾ宜しく。


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