新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「春風亭小朝独演会」日比谷 報告

2007-09-19 18:17:09 | 芸術鑑賞
昨日開演前に座席で、投稿メールを打ちましたが、日比谷公会堂が古い建物で、太い鉄筋がたくさん使われているのでしょう。接続できません、ロビーでも同様でした。結局終演後、外で打ちました。

さて2000人のキャパが満席の状態です。小朝の人気の高さは、現在日本一でしょう。
《当日の番組》
① 読書の時間    林家ひろ木
  二ツ目です。それにしてはまずまずでしょうか。

② 柳田格之進    春風亭小朝
  本日のメイン。目玉の演目です。武士道の生き様と堪忍袋の有名な噺で、小朝も頭で、武士道の考え方について説明があり、それを理解してとの件がありました。そのことは理解できますが、噺として理解できないのは、父親格之進を泥棒と疑い、そのため自分は吉原に身を沈め、紛失した五十両の金を都合することになった、番頭の徳兵衛と最後に問題解決の後、夫婦になり主人源兵衛の夫婦養子になると言うことです。主人思いから疑ってしまったことだと、許してしまうのです。
私ならできません。指どころかせめて片腕くらい詰めてもらいたいところです。だって、武家育ち、それも中堅以上の家柄のお嬢さんが、吉原へ身売りしたのですよ。
されもう一つ、全快の報告でも書きましたが、武家言葉がちょっといけません。そして今回は、主人公の柳田格之進の名前、柳田を間違えました。小朝も苦笑いしてました。日本一の噺家といわれている小朝です、完璧な噺を期待します。それとも忙しいのでしょうか。

《仲入り》
③ 時そば       春風亭小朝
  有名な噺、林家ひろ木がやっても良いところで、さらっと手馴れたものでした。

④ 朝青龍と私     三遊亭歌武蔵 
  元武蔵川部屋の力士、怪我のため廃業。三遊亭円歌の弟子となる。なかなか話し方は旨く、本日は今話題のニューについて語った。殆んど、ブログには掲載できない際どい噺ばかりです。面白かったです。私のお友達には、お会いしたときの教えます。

⑤ 扇の的       春風亭小朝
  小朝得意の講談噺の出し物です。那須与一宗高の例の話です。高座ならではの色っぽい噺も混ぜて、いつもの名調子でした。

今回の座席は程よい距離と高さで満足でした。新宿厚生年金会館の場合は、天井の最上階で、谷底をのぞくようでがっかりしてましたので。
コメント
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