笑福亭鶴瓶はなぜあんなに次から次へと面白いことに出会えるのでしょうか。
普段からバリアーを張らずに、オープンにしているからでしょうか。もちろん好奇心も。
久しぶりにいつもの自然公園に行ったときの事です。いくつかある駐車場のうちバーベキュー場に隣接する小さな駐車場に車を止めました。
入口の販売機でペットボトルのお茶を買おうとしていますと、後ろに白いワンボックスが止まり、女性が降りてきて販売機の隣の案内看板を見ています。
どうするのかと思っていますと、彼女が
『あのー、この公園に詳しいですか?』
と聞いてきました。
『どんなことですか。たぶん大丈夫ですよ』
『バーベキュー場はどこですか?』
バーベキュー場は看板の裏からずっと森の奥に続いています。
『この奥ですよ』
『バーベキュー場はここだけですか?』
『ここは自然公園ですから、ほとんどバーベキュー禁止です。たぶんここだけだと思いますが』
彼女は、地図とバーベキュー場を見比べながら考えています。
入口左側にトイレと管理事務所が木造で建てられております。その奥に並んで屋根つきのかまど群と、さらに奥に裸の炉が並んでいます。炉の方には一つずつに椅子が設けられています。そのかまど群に平行に数十のテーブルが並んでいます。どう見てもバーベキュー場です。
『第一駐車場はどこになりますか?』地図を見ながらさらに彼女は尋ねてきます。
『幾つかありますが、一番大きいのは・・・』
と話していると、バーベキュー場の奥から五六名の男女がスーパーの袋を持ちながら入ってきました。
それに気が付いて
『ありがとうございました、わかりました』
『わかりましたか?』
彼女は安心したのか、所定のスペースに車を移動させています。
私はバーベキュー場を通り抜けて公園の奥に入っていったのですが、彼女の仲間らしい連中とすれ違いました。
三時間くらい経ったでしょうか、撮影を終えてバーベキュー場に戻ってきました。若いグループはさらに人数が増えて、バーベキューを楽しんでいるようでした。
彼女は集合する駐車場を間違えたか、バーベキュー場で集まればいいと思ったのでしょう。でもまだ誰も来ていなかったので心配になったのでは、私は推理したのでした。
案内板の裏は一面バーベキュー場です。その前でバーベキュー場を訪ねられた出来事でした。鶴瓶ならもっと面白く話せたのに。
普段からバリアーを張らずに、オープンにしているからでしょうか。もちろん好奇心も。
久しぶりにいつもの自然公園に行ったときの事です。いくつかある駐車場のうちバーベキュー場に隣接する小さな駐車場に車を止めました。
入口の販売機でペットボトルのお茶を買おうとしていますと、後ろに白いワンボックスが止まり、女性が降りてきて販売機の隣の案内看板を見ています。
どうするのかと思っていますと、彼女が
『あのー、この公園に詳しいですか?』
と聞いてきました。
『どんなことですか。たぶん大丈夫ですよ』
『バーベキュー場はどこですか?』
バーベキュー場は看板の裏からずっと森の奥に続いています。
『この奥ですよ』
『バーベキュー場はここだけですか?』
『ここは自然公園ですから、ほとんどバーベキュー禁止です。たぶんここだけだと思いますが』
彼女は、地図とバーベキュー場を見比べながら考えています。
入口左側にトイレと管理事務所が木造で建てられております。その奥に並んで屋根つきのかまど群と、さらに奥に裸の炉が並んでいます。炉の方には一つずつに椅子が設けられています。そのかまど群に平行に数十のテーブルが並んでいます。どう見てもバーベキュー場です。
『第一駐車場はどこになりますか?』地図を見ながらさらに彼女は尋ねてきます。
『幾つかありますが、一番大きいのは・・・』
と話していると、バーベキュー場の奥から五六名の男女がスーパーの袋を持ちながら入ってきました。
それに気が付いて
『ありがとうございました、わかりました』
『わかりましたか?』
彼女は安心したのか、所定のスペースに車を移動させています。
私はバーベキュー場を通り抜けて公園の奥に入っていったのですが、彼女の仲間らしい連中とすれ違いました。
三時間くらい経ったでしょうか、撮影を終えてバーベキュー場に戻ってきました。若いグループはさらに人数が増えて、バーベキューを楽しんでいるようでした。
彼女は集合する駐車場を間違えたか、バーベキュー場で集まればいいと思ったのでしょう。でもまだ誰も来ていなかったので心配になったのでは、私は推理したのでした。
案内板の裏は一面バーベキュー場です。その前でバーベキュー場を訪ねられた出来事でした。鶴瓶ならもっと面白く話せたのに。