今日の話題は関東地方にお住まいの方には関心のあることではないでしょうか。
御存じのとおりスカイツリーが建設され、5月には完全に東京タワーからスカイツリーに電波発射が移管します。
それに関係して案外多くの家庭で電波に障害が出ることが分ってきました。
今TV放送各社では、懸命にその障害発生地点を探しています。
最近では毎日1回数分ですがスカイツリーからの電波発信に切り替えて、今見ているTV画像に障害が出ていないかチェックするよう呼びかけています。
元来こんなことが面白くて仕方がないうえ、以前住んでいた所で地デジを室内アンテナで見ていた経験から数日をかけて全放送局の受信状態をチェックしてみました。
我が家では地デジでは、「NHK」「NHK Eテレ」「日本テレビ」「テレビ朝日」「TBSテレビ」「テレビ東京」「フジテレビ」と「tvk」「TOKYO MX」「放送文化大学」の10波きれいに受信できます。
その他のBSなどは契約しておりません。
で、二日間をかけて各局の受信状態をチェックしますと、1波「TOKYO MX」が完全に受信できません。真っ黒です。
MXテレビは、東京都が出資している全くのローカルテレビで、その放送内容は「都議会中継」の他は古いアニメなど以外ほとんど買いもの情報を流している放送局です。ですから私個人としては、別にみられなくても困る放送局ではありません(笑)。
でも調査やアンケートに協力するのが好きですから我が家の付近で、「TOKYO MX」が受信できないと報告しようと思ったのです。
「受信確認センターのコールセンター」はNHKと民放キー局の共同で運営されています。電話してみましたが、なかなか繋がりません。数時間空けてやっとつながりました。若い男性が電話に出ました。
MXの情報でもいいかと聞きますと、お願いしますとのこと。「MX1局だけ受信できない。調整に来てくれるのは知っていますが、我が家は共同住宅、オーナーに連絡をしてからではないとお願いできないけど」
『オーナーさんか管理会社にこちらから連絡して伺います』
「MXだからま、見られなければ見られないでかまわないけど、困らないし(笑)」といいますとなんと!
『(笑)(笑)』と彼が笑い出すではありませんか。
「おいおい、君が笑ってどうする。センターの係員が笑ったらダメではないか、MXに言いつけるぞ(笑)」
現実はそうでも、受信センターの係員が弱小局を笑ってはいけません。
さてこの電波受信調整ですが、かなりの数になるそうです。その調整作業の人件費は誰が払うのでしょうか。以前も描いたような気がしますが、東京タワーからスカイツリーに移るときにこの問題に気が付いた技術者はいなかったのでしょうか。
多分我が国の新方式導入の際よく起こる、先送り主義があったのでは無いでしょうか。その時また考えればと言う処理です。
二本のタワーを結ぶ直線に直角に当たる両側の2面の地域の中には、アンテナの向きの調整が必ず必要になるはずです。そのうえ、高層マンションやビルの反射で想定していなかった障害の地区が発生します。
さらに問題なのは、これほど毎日放送中に受信チェックを呼び掛けているのに受信状態をチェックしていない人々がまだまだいるようです。
完全切り替えの近くになっては、人手不足で対応が遅れる騒ぎが起きそうです。
さて我が家ですが、MXテレビが見えないことをオーナーに言うかどうしようか考えています。