一昨日の鎌倉行の続きです。
江ノ電が藤沢から出ていると知らず、わざわざ江の島まで行ってから乗り換えたのです。
空はどんよりしておりましたが、それでも海が見たいと左側の座席に腰かけて海を眺めておりました。
暗い雲の下、海はあの湘南海岸のイメージとは全く別の雰囲気でした。
遠く対岸に見える三浦半島を眺めておりました。どうも半島の先端が変な風に見えます。景色がゆがんで見えます。
「蜃気楼」かもしれないと思いました。ほかの乗客の方はただ談笑しています。声を掛けてみようかとも思いましたが、かけそびれる思いがしてしました。
停車したホームから海が見通せる場所で、とりあえずデジカメで撮影しておきました。うまく蜃気楼と思われる現象を撮影できたか分りませんが、海は暗く電車は振動しています。車窓のガラス越しです。何度か撮影したのですが、乗客は関せずでした。江ノ電から海を撮影するのは、観光客の常だからでしょう。
これが遠目の三浦半島です。
デジカメの望遠一杯にしてみました。どうも景色が上下に伸びているように見えませんか。黄色線の部分です。
でも富山の有名な蜃気楼は、春の現象だった記憶があります。調べてみるとやはり有名な富山の蜃気楼は春です。
ただ冬にも蜃気楼は起こるそうです。こちらを「下位蜃気楼」と言うそうです。春の富山の蜃気楼は「上位蜃気楼」だそうです。
「下位蜃気楼」は条件さえそろえば、日本中どこでも起こるそうです。
富山の「魚津埋没林博物館」の蜃気楼の解説によりますと、
次に下位蜃気楼の場合を考えてみましょう。下位蜃気楼では、下が暖かく上が冷たい空気層によって光が屈折します。通常、暖かい空気は冷たい空気より軽く、上昇・拡散してしまうので上部より下部の方が暖かい状態では安定した層はできません。それを解く鍵は、冬の大気と海水の温度の関係にあります。冬は気温が下がりますが、冷えにくい水の性質のため海水温は急には下がりません。そのため、冬には気温より海水温の方が高い状態になります。これによって、海面に触れる大気の下部が常に暖められることになります。暖められた空気は上昇・拡散しますが、海面付近では常に暖かい空気が作られるので外見上、下が暖かく上が冷たい空気層の形になっているのです。この暖かい空気の層は、目線より下、海面から高さ1m以内と考えられます。
この下位蜃気楼の原理は、太陽で熱せられた地面の上にもあてはまり、それが道路の逃げ水や砂漠の幻の湖を作り出します。
と解説されています。
その日の鎌倉地方の気象状況は、小雪の舞う大変寒い気象状況でした。気温は冷えていたのですが、海水温は気温より高い状態だったのでしょう。
「逃げ水」も夏の暑い時期、林道の乾いた白い砂利道などでよく見ますね。
私はこの次の駅で下車、アクセサリーを買いに行ったのでした。
江ノ電が藤沢から出ていると知らず、わざわざ江の島まで行ってから乗り換えたのです。
空はどんよりしておりましたが、それでも海が見たいと左側の座席に腰かけて海を眺めておりました。
暗い雲の下、海はあの湘南海岸のイメージとは全く別の雰囲気でした。
遠く対岸に見える三浦半島を眺めておりました。どうも半島の先端が変な風に見えます。景色がゆがんで見えます。
「蜃気楼」かもしれないと思いました。ほかの乗客の方はただ談笑しています。声を掛けてみようかとも思いましたが、かけそびれる思いがしてしました。
停車したホームから海が見通せる場所で、とりあえずデジカメで撮影しておきました。うまく蜃気楼と思われる現象を撮影できたか分りませんが、海は暗く電車は振動しています。車窓のガラス越しです。何度か撮影したのですが、乗客は関せずでした。江ノ電から海を撮影するのは、観光客の常だからでしょう。
これが遠目の三浦半島です。
デジカメの望遠一杯にしてみました。どうも景色が上下に伸びているように見えませんか。黄色線の部分です。
でも富山の有名な蜃気楼は、春の現象だった記憶があります。調べてみるとやはり有名な富山の蜃気楼は春です。
ただ冬にも蜃気楼は起こるそうです。こちらを「下位蜃気楼」と言うそうです。春の富山の蜃気楼は「上位蜃気楼」だそうです。
「下位蜃気楼」は条件さえそろえば、日本中どこでも起こるそうです。
富山の「魚津埋没林博物館」の蜃気楼の解説によりますと、
次に下位蜃気楼の場合を考えてみましょう。下位蜃気楼では、下が暖かく上が冷たい空気層によって光が屈折します。通常、暖かい空気は冷たい空気より軽く、上昇・拡散してしまうので上部より下部の方が暖かい状態では安定した層はできません。それを解く鍵は、冬の大気と海水の温度の関係にあります。冬は気温が下がりますが、冷えにくい水の性質のため海水温は急には下がりません。そのため、冬には気温より海水温の方が高い状態になります。これによって、海面に触れる大気の下部が常に暖められることになります。暖められた空気は上昇・拡散しますが、海面付近では常に暖かい空気が作られるので外見上、下が暖かく上が冷たい空気層の形になっているのです。この暖かい空気の層は、目線より下、海面から高さ1m以内と考えられます。
この下位蜃気楼の原理は、太陽で熱せられた地面の上にもあてはまり、それが道路の逃げ水や砂漠の幻の湖を作り出します。
と解説されています。
その日の鎌倉地方の気象状況は、小雪の舞う大変寒い気象状況でした。気温は冷えていたのですが、海水温は気温より高い状態だったのでしょう。
「逃げ水」も夏の暑い時期、林道の乾いた白い砂利道などでよく見ますね。
私はこの次の駅で下車、アクセサリーを買いに行ったのでした。