新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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残念なお仕事・ある文庫本

2014-08-31 17:17:17 | 読書
読書が生涯の第一の趣味である私は、がっかりな本を見てしまうと正直残念の極みです。

長年時代小説も好きなジャンルです。藤沢周平、池波正太郎、平岩弓枝と続き最近は山本一力です。
何度か書いてきましたが、一昨年引越に際して身辺整理の一環として蔵書をほとんどかたずけました。現在は山本一力を時々購入するだけです。
そんな訳で、時代小説の禁断症状が日に日に強くなっておりました。

出版社と作者の名前は伏せますが最近あるシリーズものに凝っていました。
登場人物とストーリーが面白くポツリポツリと購入しておりまして、本日20巻目の最新巻を読了しました。

私昔、社内報を3年間担当しておりました。企画、原稿集め、編集、印刷発注、発送と一人で担当しておりました。そのためか職業病でしょうか誤字脱字などに目が行ってしまいます。
本シリーズも時々誤字脱字があります。さらに描写に?が付くときがあります。片隅で相談をしようと酒を飲むシーンで、登場を書かれていなかった人物が酒を飲んでいるとかがありました。

こんな事は、担当編集者や校正担当者が注意すれば防げる筈です。ま、いいかと許しましょう。
登場人物とストーリーだけの時代小説ですから、古本を買っているので数店を回って第1巻から順に探して買っています。なにせストーリーが重要ですから。
本日20巻目を読了して、その辺に置いてあるシリーズを折角ですから本箱に順に並べました。

背表紙上部にシリーズ通し番号が印刷されています。なんと15巻目が無いんのです。カバー折り返しをコピーして古書店を回って購入したので、漏れがない自負がありました。カバーの一覧には番号が振ってありません。背表紙には通し番号が印刷されています。

ウイキペディアで作者の出版目録を出してチェックしても落ちてはいません。さらに出版社の作者の紹介サイトを開けても、欠落はありません。
ですがシリーズ番号が15番が欠落してます。

本日日曜日です、出版社もお休みです。何故でしょう。全くのうっかりで、そのまま通しているのか。発売寸前に事情があって15巻を廃刊にしたのか。
今ふと思って内容のチェックをしようと、14巻、16巻を手元に持ってきました。
なんと、14巻の表4の解説には「待望の第14弾!」とあり、16巻には「緊張感溢れる展開の第15弾!」とあります。16巻に15弾です。
やっぱりこれは、うっかりミスでしょうか。

このシリーズのファンの方や、関係者の方は「何の話!」かお分かりでしょうが、武士の情け。
この出版社が設立された時、ある別の小説家が、応援するいきさつを呼んで私も陰ながら期待していたのですが。
どっかに事の真相が書いてあればいいのですが。とりあえずびっくりしたのでご報告まで。

追記。本件についてどなたかブログで触れている方がいないか、探してみたが見つかりませんでした。

さらに追記。明日の防災訓練。小雨模様の降ったりやんだり。今日の天気が明日も続けばいいのですが。
コメント
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