新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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御朱印拝受「金王八幡宮」「豊榮稲荷神社」外国人神官

2015-07-02 18:02:22 | 神社仏閣
さて昨日の事です。年中行事のようなことに参加して終了したのが昼前でした。
昨年から近くに「金王八幡宮」があることに気が付きお詣りしておりますので、今年も参拝に参りました。
参拝してから社務所に御朱印を頂きに行きました。道路の向かいにある「豊榮稲荷神社」の御朱印を頂けると後から知りましたので、今年は合わせてお願いいたしました。

待つ間社務所を覗いておりますと、もう一人の神官が、外国人なのに気が付きました。そのうち彼が二つの御朱印帳を持ってきて、私の前におられた二人の女性に渡しておりました。その際流暢な日本語青話しておりました。
それで早速話しかけました。
『外国人の神官は珍しいですが、何人くらいい外国人の神官はいらっしゃいますか?』と聞いてみるとなんと、彼一人だそうです。八百万の神の神道の神官ですよ。それも欧米人のようです。どちらの国の出身かと聞いてみると『オーストリア』だそうです。彼の話し方アクセントは、なんとなく「琴欧洲」のような雰囲気でした。
『修行変でしょうが頑張って』と言って別れたのです。




さてここまでなら普通の出来事です。
昨日このことが気になって調べてみました。
彼はTVに取り上げられたことがあったのです。「日本で活躍している外国人」そんな番組です。
それによりますと、
彼はオーストリア人の「ウィルチコ・フローリアン」さんだそうです。
子供のころ両親と日本に遊びに来て神社の雰囲気が気に入り、帰国後手造りの神棚を作ったり英文のメールでいろいろ質問を神社に送ったそうです。
初歩的な、例えばなぜ足袋は親指とほかの指が分かれているのか、といった質問もあったようで解答してくれたのは1割くらいだったそうです。
その中でも親切に答えてくれたのが名古屋の上の天満宮だったそうです。

さてその後高校卒業時に進路を選ぶときに、日本で神官になる思い止み難しで日本語を勉強して来日、名古屋の上の天満宮で修業を始めたそうです。
その後神社本庁の神職の資格を取った後国学院大学の学位を取得、24年から渋谷の「金王八幡宮」の権禰宜として赴任したそうです。

そんな人とはつゆ知らず、バカな話をしてしまいました。知っていればもう少し気の利いた質問をしたのにと悔やまれます。
昨日あるところでこの話をしましたら、結構この放送を見ている人がいて驚きました。

蛇足ながら申し述べますと、「名古屋の上野天満宮」はわたくしの小学生時代の鎮守の森でした。60年ぶりくらいで遭遇した懐かしい固有名詞です。

コメント
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