新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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DVD「フューリー」

2015-07-23 18:02:22 | 芸術鑑賞
久しぶりに雨音で目が覚めました。これならと、さっそく昨日購入した「フューリー」を観ることにしたのです。

物語】
第二次大戦終盤、敗戦濃いドイツ領内での戦い。「フューリー」というニックネームのシャーマン戦車。戦車長のブラッド・ピットと彼の部下4名が厳しい戦いを続けている。圧倒的に強いドイツ軍タイガー戦車にシャーマン戦車は消耗していく。前線に孤立した歩兵を救出するため4両のシャーマン戦車が派遣されるも、待ち受けたタイガー戦車1両に3両破壊され生き残ったのは「フューリー」だけ。「フューリー」がそのタイガーを何とか破壊する。
郊外の重要な交差点を死守するため1両で出動するが、迫ってくるのはSS親衛隊の精鋭300名。この交差点を5名ではたして死守できるか。
もう一つの主人公は、タイピストが仕事という若者が手違いから、副操縦手として死亡した前任者に交代して配属される。

「史上最大の作戦」や「プライベートライヤン」などの物量戦争映画でもなく、戦車戦はタイガー1両とシャーマン4両です。それほどの迫力はないです。
またリアリティーを出すためか、戦場は暗くジメジメ、グチャグチャ、泥だらけです。全体に暗い映画です。
ただそれぞれの戦闘シーンは実物の戦車を使っているのですから、臨場感は十分です。タイガー戦車はイギリスの博物館に保存されている唯一の稼動可能な実車が使用されています。

戦車の操縦訓練もしたことがなく8か月前に入隊したばかりのタイピストの若者が、恐怖やいじめにあいながら一人前の顔つきの兵に成長し仲間として認めらるといった、よくある戦争もののストーリーも盛り込まれています。それもつかの間。
製作総指揮もとっているブラッド・ピットがこの映画で何を言いたかったのか、もう一つはっきりしません。もう少し煮詰めるとよかったのはと思います。
でも、つまらなかったかというとそうではありません。たぶん在庫の中では見る回数が多い作品になるでしょう。




コメント
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