新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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今年の「東京新聞」のウソは。

2017-04-01 16:41:04 | 閑居閑語
毎年エイプリルフールの記事を掲載している「東京新聞」今年は如何かとコンビニに買に行きました。しかしコンビニにはおいておらず結局販売店まで行きました。

数年前から4月1日の新聞を保存していたのですが、だんだん関心が薄れ昨年末に全部始末してしまいました。ウソの意外性がだんだん弱くなっているのです。

さて今年の主な記事です。24面と25面の2面構成です。今年は1面全部の広告はありませんでした。

〇名探偵におまかせ
警察庁は事件解決のため、民間の優秀な探偵に事件解決を外注することになったそうです。防犯カメラの映像に頼って警察官の捜査能力が低下しているからだそうです。

欧米では警察が迷宮入りしている事件捜査に超能力者の協力を仰ぎ、事件を解決したりしているとは、よくTVで紹介されています。超能力を一つの技術として位置づけて事件解決の効果を上げていると思います。日本の場合超能力ではなく霊能者としての扱いが、私としては実は不満に思ていました。
科学としての超能力を研究している人は日本にいないのでしょうか。「私立探偵」ではちょっと物足りない気がして、この記事もエイプリルフールの記事としては、ひねりが足りません。

〇AI町議大暴走
AI特区に認定されたある町でAI町議が認定されたそうです。AIロボットの町議が、街の改革に乗り出したのですが、町長が最初に定義したのが「歳入ファースト」だったのです。最初に投資ファンドを提案可決、先物取引で40億円の利益を稼ぎだした。ついでカジノ法案を提出可決。2月の売上が町の予算と同額だった。なぜ彼に反対する議員が出てこないかと言いますと、町内の防犯カメラのネットに侵入して議員や町民のプライベートな画像を撮影、脅迫しているからだそうです。

この辺の話も、ありそうな話で特段びっくりすることでもありません。うっかりするとどこかの国ですでに国民の情報を入手しているのではないかと思います。通信やメールの傍受はすでに世界的レベルで行われているのは知られていることです。もう一つです。

〇ツイッタ―起源は奈良時代?
大阪の国有地で発見された木簡の文字が140字以内に収められていた。

この記事もツイッタ―を読み替えただけです。物足りません。

下半分の広告は2本掲載されていますが、ウソ広告は「TAKARATOMY」社のだけでした。「タカラトミーは働くことより遊ぶことを大切にした新会社をせつりつしました」とあります。誰が考えたのか、あのTOMYの広告としてはパンチがありません。

むしろ、もう一本の広告が面白かったです。「パロディー、二重の声」と言う展覧会の広告でした。パロディーポスターが3枚紹介されて目を引き付ける画像で、こちらもウソかと思いましたが、開催期間や開催場所や入場料の案内を見ますと、本物のように思えました。
広告の最下部に小さく「本日は4月1日ですが実際に開催しておりますので、ぜひご覧ください」と書かれておりました。

今年のエイプリルフールの記事は物足りませんでした。
まだ売っていると思いますので、関心のある方はコンビニ化新聞販売店にどうぞ。
コメント
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